cobatchの独り言

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聖教新聞(2015/ 4/ 2) 名字の言

2015年04月16日 21時42分29秒 | コラム・ルポ

聖教新聞(2015/ 4/ 2) 名字の言

 決意を込めて、ぎゅっと拳を握る。親愛の情を込めて握手する。相手の肩をぽんとたたいて励ます。小さな孫の頭をなでる――それぞれの「手」には、それぞれの「思い」がこもっている▼思想家の柳宗悦氏の言葉を借りれば、「手はただ動くのではなく、いつも奥に心が控えていて、これがものを創らせたり、働きに悦びを与えたり」する、ということだろう(『手仕事の日本』岩波文庫)。「手」は、その人の「心」でもある▼ある婦人部員から手紙を頂いた。かつて、がんを患った。局部麻酔で受けた手術の途中、我慢できずに訴えた。「手が冷たいんです」。すると、女性の看護師が優しく手を包み、さすってくれた。あの時の温かい真心が忘れられない、という▼彼女は術後6年目に入り、経過は順調とのこと。今や、病に悩む友がいると聞けば、同苦の思いを伝える手紙やメールを送り、無事を祈りながら千羽鶴を折る。病気の経験のおかげで、あの手この手で人を励ます自分になれた、と感謝をつづっていた▼心は心を動かす。しかし、言葉や行動にしなければ、心は届かない。照れくさがらず、臆病にならず、言葉にする勇気、ちょっと手を差し伸べる勇気。そこに温かい友情が通い、「励まし社会」の扉が開かれていく。(白)


励まし社会…基本的に、冷たいと言われる現代人でも個人個人では温かい人が多いと思うんですよねぇ。

それぞれがもっと、恥ずかしがらずに、その心を出すことができれば、もっといい世の中になると思うんですけど…。 


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