ソフトバンク、イー・モバイル網利用の定額データ通信サービス
ケータイウォッチより。
ソフトバンクから新しいデータ通信端末とデータ通信プランが発表されました。
1台の端末でSIMカードを使い分けることにより、
①データ定額用SIMカードを挿せば、イーモバイルの通信エリアにて定額データ通信が可能。
②従量課金用SIMカードを挿せば、ソフトバンクの通信エリア(海外含む)にてデータ通信可能。
という訳判らないプラン。
しかも個別に契約するより、上記の2プランをセットで契約する方が、
個別に契約するよりも1000円以上安くあがること。
要はイーモバイルのエリアを使って
ソフトバンクの契約者を増やすという巧妙なマジックな訳で・・・。
通常MVNOで契約する場合、その契約者はMNOの契約数に反映されます。
例えばBIGLOBEの高速モバイルを契約すると、イーモバイルの契約数に加算されます。
日本通信のb-mobile3Gを購入すると、NTTドコモの契約数に加算されます。
(どちらもSIMカード自体はMNOのモノを利用)
要はSIMカードを販売(貸与?)することによって、初めて契約数に加算される訳です。
ソフトバンクとしては、定額データ通信の為にイーモバイルとMVNO契約をしたくても、
そのままだとソフトバンクの販売経費でイーモバイルの純増数に加算される事になります。
そこでまずデータ端末をソフトバンク、イーモバイルどちらでも使える仕様にして、
ソフトバンク、イーモバイル双方のSIMカードを同封することで、ソフトバンクの契約数を稼ぎます。
ユーザーは好んで従量課金プランを使う訳もなく、イーモバイルのSIMカードで通信するでしょうから、
ソフトバンクの電波帯域は影響されない、ネットワークに負荷をかけることなく契約者数に加算されるのです。
なるほど、うまく考えてたモノです。
こういう戦略を考えるとは、さすがソフトバンクw