『スクラップへブン』 ☆☆☆★★

「ＳＡＷ２」をTOHOシネマズ名古屋ベイシティで見た後、シネマテークにて鑑賞。なんやかんやで書くのが遅くなってしまいました。

『スクラップへブン』
監督：李相日（リサンイル）
出演：加瀬亮、オダギリジョー、栗山千明

「想像力が足りねえんだよ」
オダギリのセリフ。

くそったれな世界に一蹴を！　そんな映画かな。

昔、扇町ミュージアムスクエアでぴあフェスティバルやっていて李監督に声をかけられてから数年…まさかこれほどの監督になるとはねぇ。
声をかけられたって言ってもチラシ見てたら「映画見てって下さいね」って言われただけですけど（笑）
その後彼の映画は見てきた。「青～chong～」「BORDER LINE」は十三の弟七藝術劇場で。そしてその後「６９ sixty nine」は言うまでもなく大ヒットなうえに個人的にも０４年のナンバー１邦画になった。この監督と僕は同い年です。関係ないけど（笑）

そして「スクラップへブン」は李監督らしいカラーの映画だった。青い映像。＜正義の味方＞を夢見ていた警察官の加瀬亮はある日偶然乗ったバスでバスジャックの現場に遭遇する。が、何もできなかった。その時乗り合わせていたのがオダギリジョーと栗山千明。＜ふたりの男とひとりの女＞。事件から３年後、偶然再会するオダギリと加瀬。刺激のない生活を送っていた加瀬にオダギリが復讐代行業をやろうともちかけた…。最初は軽い復讐代行だったがそのうち「世界を一瞬で消し去る方法がわかりました」と栗山千明が言い出した…。

オダギリがかなり自由にはしゃいで演技してるのが印象的だった。メゾン・ド・ヒミコやSHINOBIでの演技とは別人のように（笑）それにしても今年はオダギリをよく見る。邦画界に俳優が少ないのはわかるけどさすがに出すぎでしょ！加瀬亮も個人的には好き。彼が出てるってだけで見に行くくらいに。あのごく普通の人って感じがいい。演技してるのかどうかもわからんくらいに＜普通＞なんですよね。

鈴木砂羽のケータイの着信ボイスが「やっちまいなー　やっちまいなー」だったのもわらってもうた（笑）他にも柄本明、光石研、田中哲司、山田辰夫そして森下能幸。ほんまよく見る面子ですね～。

この記事を書きながら「太陽を盗んだ男」を見てます。なかなかです。
こっちもそのうち記事にします。いつになるやら（笑）