映画VSボーリング

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『バニシングポイント』

2007年07月09日 15時34分02秒 | 映画ハ行
DVDにて鑑賞。

『バニシングポイント』  1971年製作  ☆☆☆★★
監督:リチャード・サラフィアン
出演:バリー・ニューマン、クリーヴォン・リトル、ディーン・ジャガー

デンバーから車をサンフランシスコまで届けるある男のお話。
元警官で元レーサーなど様々な前職を持ち、今では車を陸送している男コワルスキー。
ある日、デンバーからサンフランシスコまで15時間で走れるかどうかの賭けを
し、時速200キロで車を飛ばしていた。すぐに警官や白バイに追跡されるが、
ことごとく振り切るコワルスキー。そんなコワルスキーのニュースに共感した盲目
のDJスーパーソウルは彼を放送中にヒーローのように讃えた。そして警察の情報
を密かにコワルスキーに流し始めた。コワルスキーと警官の白熱したカーチェイスの
先にあるものは・・・

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60年代後半~70年代前半にアメリカで作成されたいわゆるアメリカンニュー
シネマになるのかな?その基準は明確ではないので微妙だが、内容的にはその
流れは汲んでいる。

ストーリーはないに等しい。警官から逃げ切り目的地に着くことだけを考えて
疾走するだけの映画。元々は車をサンフランシスコに届けるのが仕事なのに走り
出したらえげつない運転はするわ、ぶつかったり、飛び越えたり、そりゃーもう
ムチャクチャ(笑)預かってる車をそんなボコボコにしてもうてええのん?

途中回想シーンのように昔の彼女とのことや、警官時代のこと、レーサー時代の
事故の記憶などがちょこちょこ出てくる。そしてアメリカの最後のヒーローとして
世間が認めて騒ぎ始める中、あまりにもあっさりとしたラストに驚いた。
もうちょっと何かあるんかな~思ってた。

ひたすら逃げて途中回想シーンがちょいちょい出てくるのは天才サブ監督の
「弾丸ランナー」にも影響を与えた?犯罪者がアメリカのヒーローとしてもてはや
されるのはよく見ますね。「ナチュラル・ボーン・キラーズ」とかね。

そろそろ60年代~70年代の映画にも手を出して行こうかなあと思ってます。

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2 コメント

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Unknown (プロドライバー)
2007-09-28 07:25:30
ラストの、キムカーンズが歌う ノーバディノウズが
締めくくっている、と思う。
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>プロドライバーさん (tomy)
2007-09-28 15:28:02
あのラストシーンは噂には聞いていたけど、突然だったので驚きました。
音楽ってやっぱり重要ですよね。残念ながら全然詳しくないのですが…
返信する

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