モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

8月一覧

2010年08月31日 | 8月
8月

8/1(日)【上賀茂神社】(月次祭、アートプロジェクト)

8/2(月)【高台寺】(燈明会)

8/3(火)【京都府立植物園】(朝顔展)→『陶板名画の庭』

8/4(水)

8/5(木)

8/6(金)【下鴨神社】(夏越神事)→【晴明神社】(京の夕べ)

8/7(土)【八坂神社】(七夕祭)→祇園「舞扇堂」→「ノレン」→新京極「ビーハニー」→【白峯神社】(京の夕べ)→【晴明神社】(京の夕べ)→「堀川」(京の夕べ)

8/8(日)

8/9(月)ハガキ屋「芸艸堂」→ハガキ屋「便利堂」→五条坂(陶器市)→【若宮八幡宮】

8/10(火)五条坂(陶器祭り)

8/11(水)【下鴨神社】(古本まつり)→ソフトクリーム「乳楽屋」→【二条城】(京の夕べライトアップ)→「西陣織会館」

8/12(木)

8/13(金)和雑貨「ノレン」のネット通販商品到着

8/14(土)【大徳寺】

8/15(日)【百万遍知恩寺】(手づくり市)

8/16(月)ケーキ屋「パティスリータンドレス」→吉田山(五山送り火)

8/17(火)ケーキ屋「むしやしない」

8/18(水)【御霊神社】(さえずり市、例大祭)

8/19(木)「アスニー(平安創生館)」→ソフトクリーム「乳楽屋」

8/20(金)【光福寺】(小山郷六斎念仏)

8/21(土)【天龍寺】→【野宮神社】→【晴明墓】→【木島神社】→祇園「切り通し進々堂」→「恵文社」

8/22(日)

8/23(月)【京都御苑】→ケーキ屋「菓楽里」

8/24(火)「京都市歴史資料館」

8/25(水)枡形商店街パン屋「パン工房高雄」

8/26(木)御蔭通【田中神社】→ケーキ屋「equibalance」

8/27(金)

8/28(土)【京都御苑】→【閑院宮邸跡】→【拾翠亭】

8/29(日)パン屋「東風」

8/30(月)【妙顕寺】→【本隆寺】

8/31(火)ハンバーグ屋「ジェイムスキッチン」

8月31日

2010年08月31日 | 8月
5/1~8/末   貴船川床開き…【貴船】
7/1~9/中旬  嵐山の鵜飼
8/31      久世六斎と八朔祭法楽会…【蔵王堂光福寺】


はい、日中は出掛けません。
夜、京大の北にある「ジェイムスキッチン」へゆく。
学生御用達の、ボリューム満点で格安のハンバーグ屋さん。
小さいお店だが、二階も同系列の定食屋さんがある。
20:10頃に行ったが、7割くらいの混み具合。
店前の券売機で食券を購入。

デミグラスハンバーグSサイズ、ライス、ポテトがついて650円。
ちなみにこれは持ち帰りのメニュ。
お店で食べるなら、これに味噌汁がつく(ライスをパンに替えると、味噌汁がスープに)


ライスの量も選べる。ええ、女性には「少なめ」で十分でございます…。
↑の写真では、「並」だが、超多かった。げふ。
少なめにすると、20円キャッシュバック。うう、そうすればよかった。
このライスを見た時、底上げしてるのか? と思ったがそんなセコいことはしない店。
たっぷりギッチリ入っていた。げふ。

普段あまり、満腹まで食べない人間なので(腹八分目がモットー)苦しくなった。
味は、「おいし~~い!!!」ってほどでもないが、自分では作れないのでこの値段なら安いだろう。


公式サイトはなし。ぐるなび

神奈川で食べたハンバーグが美味しかったんだよなぁ…。値段もそれなりしたが。
まぁここは学生にはぴったりだろう。カップルで女性がいたが、客はだいたい男性の学生な感じ。
注文してから作るので、ちょっと待つ(待つあいだは漫画雑誌が読める←久しぶりに『モーニング』読んじゃったよ)
あ、でも持ち帰りする人って少ないのかな?
店員さんに「えっ?」て顔されちまった。

8月30日

2010年08月30日 | 8月
5/1~8/末   貴船川床開き…【貴船】
7/1~9/中旬  嵐山の鵜飼
8/30       日月牌総供養法要…【智積院】

【妙顕寺】→【本隆寺】

日差しが緩くなって来た頃の16:00家を出る。
ホントは「京のてんてん」という店に行きたかったのだが、これが何故かとても道に迷う。
つか、無い。移転したのかなあ??
周辺をぐるぐる回る。で、諦めて近くのお寺を見ることに変更。


【妙顕寺】
寺之内通沿いにある。
立派な門。↓右の額、光っちゃって見えないが「勅願寺」とある。後醍醐天皇の詔によるものらしい。


しかし、中では大改修工事中。哀しいことに入れない。
「参詣の人は左へ廻って下さい」と書いてあった。およよ…と思いつつ左側へ。
比べて小さい門が建っている。


どこへ自転車を停めようと思っているところに、中からスポーツバイクに乗った兄ちゃんが出て来たので、チャリンコのまま入って良いらしい。
お寺の門なのは確かだが、くぐった先には細い公道があって、普通に民家が並んでる。
どこまで進めばいいのかな…と、恐る恐る走っていると、工事中の建物の裏側にようやく発見。

本来はやや広めのお寺だが、現在見られるのはここだけ。ホント、↑に映ってる範囲だけ。
が、まあこの空間だけでも結構素敵。

しかし踵を返せば…

興ざめだ。仕方ないが。
よって、現在は行っても見られる場所が少ない。
庭園は500円で拝観出来る。ただし春秋のみ。
秋に見に行く頃には、改修工事が終わっているといいなぁ。


お寺を出て西へちょっとだけ行ったところに、百々の辻(とどのつじ)という旧跡がある。

細い道の角っこ。なんとも言えない南国の匂いが。なぜよりによってこんな木が真横に。

百々の橋というのが昔あって、この橋を隔てて応仁の乱が繰り広げられたそうな。
応仁の乱は京都を壊滅状態にした戦争だから、詳しい歴史は知りたくない。下手に勉強したら自分、怒り出しそう。
でも細川勝元は嫌いじゃないんだよなぁ…(大河で演じてた役者が好きで)

それから有名な和菓子屋「俵屋吉富」さんがあった。ちょっと入り難い感じが…。建て物はいいのだが。



更に西へ。堀川通を越える。
【本隆寺】 門には車輪の様な紋がついている。


だれ~もいない境内。静かでよろしい。しかし境内はほぼ駐車場。どうしても車がフレームインしてしまう。
ただ、そのお陰でこの巨木の大きさが分かるだろう。クスノキが凄い。


サルスベリも、赤の他に白も咲いていた。今が盛り! きれい。


サルスベリの花が無数に散る地面↓


本堂、ならびに渡り廊下(渡り廊下フェチなのだ、私は)


経蔵。いかにも蔵って感じだわね~~。いいね~。そのすぐ隣には神社がある。境内の地図では「番神堂」とな。

鳥居から本殿への距離は、日本一じゃないか(うそうそ)とっても小さな神社、と言うかやしろ。


西の空がゴロゴロと鳴り始めたので急いで帰る。雨は降らなかったが。
結局「京のてんてん」見付からず。う~む。
公式サイトを見ると、私が得た情報とは違う場所に店があるなぁ。

8月29日

2010年08月29日 | 8月
5/1~8/末   貴船川床開き…【貴船】
7/1~9/中旬  嵐山の鵜飼
8/29~8/31 夏期講座…【妙心寺】
8/29      嵯峨天皇祭…【梅宮大社】8:30

今日は、【梅宮大社】での神事であったが、昨日めちゃくちゃ悩んで行くのをやめにした。
自転車で1時間かかるし…この暑さ。行きは早朝だからまだ良いにしても、帰りは辛い。
電車で行くのもねぇ…。バスは論外。
内容も、子供相撲や和太鼓演奏とからしいので、まぁいいか…と。夜も行けないしなぁ。
公式サイトに、詳しいスケジュールが載っていた。後々の為に、ここに書いておこう。

8:30 祭典
9:30 少年相撲大会
16:00 打楽器演奏   
17:00 吹奏楽演奏   
18:00 津軽三味線演奏 
19:00 六斎念仏    
20:00 盆踊り     

だ、そうな。露店も出て、とても賑やかになるそうデス。


で、今日はパン屋へ。
「東風(こち)」と言う名の個人経営のパン屋さん。
とにかく京都には、個人経営パン屋さんが多くて面白い。
コンビニ並に連立してたりするのよね。

このお店は、一乗寺駅のすぐそばにある。あの「恵文社」からも歩いて5分位だ。
ただ、ちょっとお店が分かりづらい。
一乗寺駅から東西に延びる道を、西(「恵文社」方面)へ進んで、一本曲がった角にある。
ひとつひとつ曲がり角を覗きこんで、確認すれば見付かるでしょう。
公式サイトにも地図は載っていない。ググッて探すべし。


目印はこの看板のみ。大々的には宣伝していない、隠れ家的な名店なのかな? 京都通の中では有名だとは思うが。


店主ひとりで仕込みから行っているために、開店は週に3~4日。
公式サイトのブログを見ると、店主さんが“東風”さんで、ブログ作成やお手伝いをしているのが“西風”さんらしい。
今日買いに行った時にお会計してくれた人は、どちらだろう。
とっっても可愛らしい、お若い女性でした。

お店自体はとても小さい。でも大きなガラス窓で気持ち的に入り易い。
とってもシンプルな店内なのだが、それが却ってオシャレだ。

一室の真ん中の台に、6種類くらいのパンが置いてある。
おお、これだけか…(最近、「種類が少ない」という状況が好きになってきた。厳選されている感じがする)
覚えてる限りを書くと――、オレンジピール、ブドウ、くるみ、ゴマ、オリーブ……あとなんだっけな。
種類は少ないのだが、大きさがそれぞれ大中小とある。
小は平均160円くらい。大になると300円くらい。
私はいっぱい食べたかったので(朝食抜いて買いに行った)小を4つ購入。


あー、間違いないね…。
開店直後に行ったので、パンが温かい!
んもう、モチモチですよ。
噛むのに時間がかかるので(いい意味でだぞ)顎が発達すんじゃないか。
天然酵母って言うんだっけ。天然酵母の意味すら知らないのだが、そういうやつよ!(?)

ブドウパンだけは、他の食感と違った。もっと生地が薄くて、フワフワ…かな。


現在、京都ではかなり有名なパン屋でバイトをしている私。
なので、やはりパンは種類の豊富さ、独創性だよな、と思っていたが、それはチェーン店だからであって、↑の写真のように一見全てが同じパンに見えるような、つまりスーパーで売ってる形の整った綺麗な野菜よりも、道端の直売所に置いてあるゴツゴツした不揃いの野菜の方が美味しそうに見えるみたいな、たとえが微妙に違うような気もしなくもないが、ニュアンスとしてはそんな感じ(訳分からん)
美味なり。

8月28日

2010年08月28日 | 8月
5/1~8/末   貴船川床開き…【貴船】
7/1~9/中旬  嵐山の鵜飼
8/28      放生会…【三千院】


【京都御苑】→【閑院宮邸跡】→【拾翠亭】

【京都御苑】の広大な敷地の中には、木々や花といった自然から神社、そしてお公家さんの屋敷跡など様々な見所がある。
先日(8/23)訪れた時は月曜日で、幾つか見られない施設があったので改めて行ってみた。

【閑院宮邸跡】並びに【拾翠亭】は、御苑の南側に建っている。



【閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと)】
入場料は無料。休観日が月曜と年末年始。
9:00~16:00のあいだ自由に出入り出来る。
門を抜けると平成18年に改修工事を終えたという、綺麗な建物が目の前に建つ。

一階建とは言え屋根より大きな木。すげぇ。間近で見ると圧倒されるほどの巨大さ。

建物の左手にはちょっとした池が。
遠目から見ると綺麗だが、水が巡回していないのか、色が池と言うよりも沼っぽかった…。


靴を脱いで上がる。一応受付があって、名前を記す帳簿が置いてあるが案内の人もいないしいっか…とスルー(いけません)

中は、良い日本家屋って感じ。
もとは1710年に建てられたと説明書きにあるが、江戸と言うより昭和っぽい…いやあくまで私の感想だが。

昭和の、学校みたい。あれあれ、「学校の怪談」に出て来るような、まさにそんな内装なんだよなあ。
板張りの床とか、天井の木の具合とか、そこに釣り下がっている明かりとか、右の壁なんかいかにも教室っぽい。

右の壁の向こうには、【京都御苑】内の自然について記したボードとか置いてあったが、あんまり興味がないのでこれもスルー。
自然よりも、人口建造物が好き。
で、奥に行くと【京都御苑】の歴史が分かる小さな博物館、“収納展示室”になっている。
【京都御苑】から出土された陶器とか、髪飾りとかが展示されてる。
だいたい御苑と言っても、江戸時代には200もの宮家や公家の屋敷が建ち並んでいたそうだ。
明治の東京遷都で、なくなっちゃったんだって。
その後発掘作業なんかをしている時に出て来たものを展示している。
内部は撮影禁止という表示は一切ないが、展示物はさすがに撮っていいものか分からなかったので自粛した。まあ大丈夫っぽいが。

で、展示物。面白い…。
■「陶枕」→名前の通り、陶器の枕。まさかそのまま頭をつけたのではなかろうが、痛そう。
どんだけふわふわのクッションを置いて寝たのよ。いや、そんなものなかったんでしょう、よく寝られたなぁ。
私にとっては昔の人の、最大の謎とも言える枕。
江戸時代の女性の髪って、寝る時もいちいち解いたりしないわけで、あの丸く上げた髪形を崩さないようにして枕に頭を乗せたんでしょう、それ大変だよなぁ。
すっごく寝がえりを打つ人とか、どうしたんだろう。難儀やなあ。
とまあ、興味は尽きない。どうでもいい話になって行きそうだからやめとこ。

■「賢瓶(けんびょう)」→陶器で出来た、小さな瓶。
中には宝石のような石(石英か?)や、木の実が入っていたそう。
用途は何かと言えば、なんと地鎮具らしい。屋敷の下に埋めて鎮める道具なのか。

■「能舞台」→さすがお公家さんである。自分ちの敷地内に能舞台も作ってる。
床下には信楽焼の壺が置いてあったとか(普通の能舞台の下にも、壺があるそうだな、音響道具として)、普段は舞台には畳を敷き、必要な時に上げるだとか。

■「べっ甲」→髪飾りですな。

■「文具」→水差し、文鎮、硯など。文鎮の一部が欠けているのが、なんともリアルで寂しい。


明治6年に「第2回京都博覧会」と称した大々的な催しものがあって、その際に御苑の宮城を一般公開したんだそうな。
御苑では相撲や、“奇抜異芸”が行われ、大勢の人が足を運んだとか…。

まあ、こういう御苑の歴史がパネルとかで解説されてる。


こちら、屋敷内の中庭。いいなぁ、家の中に庭があって。中ですよ、中。内側。


見学者は誰もおらんだろう、と思ったら意外や意外数人居たわ。
土曜だが、早い時間(9時頃)だぞ。居たのはおばちゃんおじちゃんだったが、物好きな(って私もか)
改修工事が行われただけあって、中はとても綺麗。トイレもある。
トイレは入っていないが、正直、御苑に設置されているトイレより綺麗なんじゃないか?
公式サイトはこちら


では続いて【閑院宮邸跡】のすぐ目の前、

【拾翠亭】(しゅうすいてい)
料金はたったの100円。
金、土、及び葵祭、時代祭、春・秋御所の一般公開の日のみ開いている。
おススメはまあ、もちろん金曜日だろう。葵祭や時代祭の時になんか行ったら混み混みだろう。
真夏(ホントはもう残暑だが…暑い)の土曜の朝に行って、ここも人はおらんべえと思ったら、やはり数人のお客さんが居てビックリ。


江戸時代に建てられた茶室。
しかしなんともはや、い~い建物だあよ。写真撮り過ぎた。
あ、料金は建物の“中”に入る際の料金なので、ケチって周りの庭園や建物の外観だけ見ればタダではある。

外観も素晴らしい。わびさびだ、わびさび!
茶室と言っても、内側全てが茶室なのではなく、建物の奥――だから北側かな? ――の一室がそれ。
↓これが茶室。右、狭~くて低~い出入り口。にじりぐちというやつか。手前には止め石が置いてある。


建物を北側から撮ってみたが、木々に阻まれて何が何やら分からない。
とにかくこの季節はサルスベリが素晴らしく綺麗に咲いている。


こういう窓とか大好き。


二階。照明器具も良いなァ~。もっとも、江戸時代には無かったろうけど。


では中へ入ってみましょ~。
「お二階にも上がれますんで、ごゆっくりどうぞ」という声を掛けて頂き、靴を脱いで上がる。

簀子から池を臨む。はあ、こんな家に住めたら最高。
まさにくつろぎの空間。座ってポケーとしていると、夏場なのにとても良い風が吹いて涼しい。


↓中央に見える細長い石の上には、柄杓が置いてある。いやあ、素晴らしい景色だわ。


池の石脇に溜まる、サルスベリの花びらとか、首を伸ばした亀ちゃんとか。いいわあ。



↓こういうのは凄く好きだねーっ!! 茶室を東側から撮ったところ。
この、縦に長い長方形の格子窓! 右の写真の、その窓の下に板が置いてある。
きっとこの板を嵌めるんだわ、夜とか冬は。どうやって嵌めるのかとても気になる。 


ああ~、もう、こういうのも大好き。戸を押さえる石。


人ひとりがようやく通れる、細い廊下。日本だなァ、日本を感じる。



えらく急な階段を上がって二階へ。中々怖い階段だった。


二階に上がるとカップルがいて、いちゃこいててギャッ! と思ったが何食わぬ顔をして辺りを撮影。
向こうも私を邪魔だと思ったろうな…。そしたら更に、ジ様バ様の団体さん(と言っても4人位だったが)が来てウロウロし始めたので、カップルは一階に下りて再びいちゃついてた(笑)
二階の開け放った障子の、大きな窓から池を臨む。


これが100円とは信じられん。
古い日本家屋って大好きで、東京の博物館などへよく見に行ったものだ(たてもの園、深川資料館、下町風俗資料館などなど)
それらも大変良かったがこんな格安の料金で中に入れて、じっくり見られる所はそうない。
人が全然いない日に来て、ずーっと何時間でも池を眺めて過ごしたいわ。
隠れた名所だ。『るるぶ』なんかには載っていないもの。
公式サイトはこちら
和歌やお茶の施設としても有料で使用出来るそうだ!

8月26日

2010年08月26日 | 8月
5/1~8/末   貴船川床開き…【貴船】
7/1~9/中旬  嵐山の鵜飼

【田中神社】→「equibalance」

本日も夕方に出掛ける。
ず~っと京都のガイドブックなどを眺めていて、どこか面白いものは無いものか…と。
すると、ごく近所に『るるぶ』に載っているケーキ屋さんがあることを発見。
更にその手前に、神社があることも判明(ここは『るるぶ』に載っていなかったが)


【田中神社】
なんともアッサリした名前だ。
御蔭通を東へ進んだところにある小さな神社。
昔この辺りが田中村と言ったそうで、その鎮守社だったそうな。
現在も「地元の神さん」って感じ。
境内は半ば駐車場と化している。神社もお寺も、駐車場化しているところが多い。
ま~確かに空間は空いているわけだし、効率はいいんだろうけど景観がネ~。


地元のじーちゃんばーちゃんがのんびりしてた。
パシャパシャ写真を撮っていたら、凄い勢いで細い道から境内へと車が進入して来て、
駐車スペースの一角に停め、中から出て来たおじさんがこれまた素早い動きで本殿に向かって二礼し、社務所に入って行った。
ああ…神社の人だったのか…。びっくりしたぞ。


こちら本殿。


本殿の瓦には、三つ葉葵が…。

こちらの拝殿と本殿は【下鴨神社】が式年遷宮(平たく言えば建て替え)をした際に譲り受けたものらしい。
そうか、言われてみれば【下鴨神社】も【上賀茂神社】も葵がシンボルであるな。
三つ葉葵と言えば、御存じ徳川家の紋と思われるが、まさにその通りで賀茂の氏子だったとか。

本殿右には、神水の井戸があるのだが、雫がぽつんぽつんと落ちているだけ。
溜めて飲めば美味しいのだろうか。不明。ちなみに手水舎は別にあって、そちらは水がスイスイ流れている。


そしてこの神社、最大の見所にして最大の謎!
鳥居を抜けた先にこんな檻が。小学校の飼育小屋を思い出す。

一体何が? と思って覗くと、なんとなんと、クジャクじゃん。
左に白色の、右に色鮮やかなクジャクが住んでいる。

白ってつまり、メス? クジャクについては全然詳しくないので分からぬ。


ものっすごく美しいオス。これが、どうして自然によって作られた色なのだろうと思う。

動物園で見るより限りなく接近して見られる。これは特異な神社だなぁ。



で、「equibalance」へ。
これ酷いのだが、『るるぶ』には「ecuibalance」と書かれているのだ。
「equ」と「ecu」
読み方は「エキュバランス」と同じだが、「equ」のお店の前を通った時、「??? “q”は入ってないハズだぞう??」と混乱。
しかし地図を見ると確実にここ。
迷うじゃないか! おい『るるぶ』いーのかっ!(怒)

洋菓子屋さん。ケーキはもちろんクッキー、パンもあるみたい。通りの名から「御蔭ロール」というロールケーキもある。
『るるぶ』ではマカロンを推していたな。ちなみに私はマカロンを食べたことがない…。

ああ、綺麗なケーキばかり…。美味しそうで迷う。300円~500円位。
購入したのはこちら。

ベリーの焼タルト♪ タルト大好き。 右は、ブリュレみたいなの。名前はピュイダムール。

タルトめっちゃ旨!
ベリーとイチゴがたっぷり入っているし、耳の部分のタルトがァ~もう硬くて美味しい!
店の前には、誕生日の子の名前がバーンと書かれていて、なるほど地元の人達に愛されるケーキ屋さんなのだと分かる。

公式サイトはどうやらなし。
情報はこちら(食べログ)

8月25日

2010年08月25日 | 8月
5/1~8/末   貴船川床開き…【貴船】
7/1~9/中旬  嵐山の鵜飼
8/25      吉祥院六斎念仏…【吉祥院天満宮】
8/25      北野天満宮の市…【北野天満宮】
8/25      夏祭り…【長岡天満宮】

日中は全く外に出る気がしません!
日が暮れてからの19:00買い物へ。
出町商店街の桝形アーケードへ行くが、そうだ…ここは19:00にはだいたい店が閉まっているのだった。
結構早いと思うのだが、閉店時間。どうだろうか。
あらあら…と思いつつ、まだ開いていたパン屋さんに入る。

「パン工房高雄」
閉店時間は設定されていないのか。売り切れたら終わりな感じなのか。
まだ少しパンは残っていた。閉店間際の2割引きセール中。
購入したのは、くるみパン、チョコパン、あと紫いもパン。

くるみパンは大好物で、パン屋で何を買うか迷ったらこれ、もしくは初めて入る店ではとりあえずこれを買う。
一種のステータス。
くるみとチョコは、まぁ普通の味だったが、紫いものパンが美味しかった。
あんぱんのように、薄い皮の中に紫いもの餡がたっぷり入っている。


ダメだなあ、毎日出掛けられないから書くネタがないよう。

あ、高雄パンのサイトはこちら

8月24日

2010年08月24日 | 8月
5/1~8/末   貴船川床開き…【貴船】
7/1~9/中旬  嵐山の鵜飼
8/23~8/24 万灯会…【化野念仏寺】
8/24      久多花笠踊り…【志古淵】
8/24      松上げ…【広河原】
8/24      お地蔵さんの盆踊り…【千本えんま堂】
8/24      地蔵盆会…【智積院】
8/24      宵宮コンサート…【長岡天満宮】


今日も暑い。
京都市では、図書館の休刊日が火曜だ。全国的にそう? 地元の千葉県では月曜なのだが。
博物館や美術館も、普通月曜が休刊日なのに図書館だけは火曜。謎である。
そんなわけで、暑い日にタダで涼しい場所は無いもんか、と探す。
【京都御苑】の東沿いの道を南へ半分くらい進むとある、
「京都市歴史資料館」

図書館みたいなものであるが、とて~も小さい。
一階は展示室。常設展は無いようで、期間によって内容が変わる。
現在は~9/12「高瀬川」
次回は9/16~10/31「八瀬童子」
ショウウインドの向こうに、古文書や絵巻などが並ぶ。
特に興味のあるジャンルではなかったので簡単に見るだけ。

二階が資料室。
私は行ったことがないが、利用に際するルールは東京の「国会図書館」のよう。
・手荷物は入室前のロッカーに預けなければならない。
・受付で名前と住所を明記しなければならない。
・資料をコピーする際は受付に申し出なければならない。
・資料の貸し出しは不可。
等々。めんどい。

確かに普通の図書館では見られないような資料も多い。
それこそ古文書とか。『清水寺史料』とか。
あとは『源氏物語』に関する本や、能楽、茶の湯…。
面白いのは蹴鞠についての本。
あ、そうそう読みたかったのは、清水の舞台から実際に落ちた事件をまとめた本。

しかし驚いたのが、なんと12:00~13:00の1時間は資料室が閉まると言う!
職員の休憩時間やな。
いやいや…市立でしょ? 府立だか知らんが。マジかい。
私が訪れたのが11:45(笑)あと15分しか居られないやん。
「そらないわ」と言いたかったが仕方ない。
ちょこっと立ち読みしただけで帰宅。何しに行ったんだ!

夏休みとは言え平日の真昼間。利用者は私の他におじいちゃんが1人。
おじいちゃん、司書さんに色々調べて貰っていた。
上手く使えば、京都の歴史の勉強になるんだろうが…。
昼に1時間の閉館とは…。驚きだ…。

公式サイトはこちら

8月23日

2010年08月23日 | 8月
5/1~8/末   貴船川床開き…【貴船】
7/1~9/中旬  嵐山の鵜飼
8/22~8/23 六地蔵参り…【上善寺ほか六地蔵】
8/23~8/24 万灯会…【化野念仏寺】
8/23      地蔵盆会…【清水】

【京都御苑】→「菓楽里」


日が落ち気味になって来た、16:00頃に家を出る。
日中は外に出られたもんじゃない。夕方に外を歩いていたって汗はダラダラ出るし。
自宅から自転車で、10分もかからない所に【京都御苑】はある。
ただ敷地面積が広大なので、ゆっくりぐるっと回ると1時間くらい掛かる。
一応明記しておくと、【京都御所】=【京都御苑】と言う訳ではない(私は昔、イコールだと思っていたので)
【御所】が【御苑】の中にあるのである。
ちなみに【御所】の拝観は無料だが、往復ハガキで許可を得なければならない。また春と秋には一般開放される。
8年位前に、一度申し込みをして【御所】の中を見たが、建物に上がることは出来なかったと記憶している。
私は紫宸殿が大好きなのだが、近寄ることすら出来ない。
更に、案内人の他に、あからさまな警備服を着ているのではないがスーツをビシッと着た人が一定の距離ごとに居て写真を撮る我々に目を光らせている。
案内人を振り切って走りだしたりしたら大変なことになるんだろうな…と思ったものだ。その衝動にかられたが。
まあ、【御所】の歴史を考えればそれくらいの警備体制は必要か。
【御所】の壁に限りなく近づくと警報が鳴るし。気をつけましょう。


さて。
【御苑】の広い敷地は壁によって囲まれているが、出入りの出来る門も沢山ある。
10カ所以上もあるのかな? 中には有名な「蛤御門」もある(下に写真)
今日入った門は、【御苑】の北東側の「石薬師御門」

この門の前から北を向くと、真っすぐ先に【幸神社】が見える。が、余談。

自由に歩きまわれる場所は白い砂利道。
自転車にはちとキツい。
しかしここを突っ切って東西南北と進む地元の人は多いので、自転車用の道も存在する。

とは言え「メインストリート」ではない場所にはこの自転車道は無く、しかも砂利の数が多かったりするので自転車での走行が怖いと感じる所もある。

門から入ってすぐに南へ進む。
砂利道から逸れて、周りに木々が茂る土の道へ。
「母と子の森」という名の、とても小さな図書館がある。
図書「館」でもないか。本棚と言うべきか。
その場で自由に閲覧する為の施設(?)なので、貸し出しはしていない。図鑑や資料などが収められているらしい。
開いている時間などの情報は無いのだが、この日は閉まっていたな。

「染井殿」

藤原良房の屋敷「染殿第」があった場所で、良房の娘・明子(清和天皇の母)の御所でもある。
さぞや昔は美味しい水が涌いていたのであろうが、今はこのように封鎖されている。
【御苑】内の【梨木神社】には「染井の水」という井戸がある。
京都三名水の一つで、私もちょくちょく利用させて貰っている。こちらも明子さんに関連した場所らしいが…。同じ物なのか?
(かなりどうでもいい話だが、私はこの藤原明子さんが好きだ。名前の読み方が凄いのである。「あきこ」ではなく「あきらけいこ」と読む。形容詞に「あきらけし(明し)」という言葉もあるのである。が、まったくの余談)


【御苑】内の【御所】の周りも壁で覆われているので、中へ入る為の門があちこちに作られている。
まったく、【御苑】ならびに【御所】は日本の門の博物館のようなものだ。
私は日本の門が大好きなのでたまらん。

多分、何十年も開かないままの門も多いのだろう…。
特に「建礼門」は、天皇しか通ることが出来ないと聞いたことがあるぞ。
葵祭の時にしか開かない門とか、警備の人が詰めている門とかがある。
どこも近寄りがたい。そして、近寄ると警報が鳴る。


【御苑】の南には、「九條邸跡」がある。

ここらに広大な屋敷があったらしいが、今は茶室の「拾翠亭(しょうすいてい)」と、九條家の鎮守だった【厳島神社】が残るのみ。
――と、説明書きには書かれていたが、中々立派な池じゃないの。

右側が【厳島神社】 サルスベリが咲き誇る。左の奥にあるのが「拾翠亭」


橋を挟んで東側の池。奥には小さな滝があってちゃんと水が巡回してる。

牧歌的な池である。鯉はもちろん、アフ●ックのようなアヒルが悠々と泳いでいる。


橋を渡って南側の道を進むと、「拾翠亭」に行きつく。
あまり知られていないらしいが、ここは入って見ることが可。毎週金曜と土曜に開放される。


御所の南から入って左側、「閑院宮邸跡(かんいんみやのてい)」
こちらも入れる。が、月曜は定休。

仕方ない。目の前をスルーして進む。

【御苑】内には幾つかの神社がある。
【宗像神社】がそのひとつ。

ちっちゃい神社かと思いきや、摂社末社も多く見応えあり。

なんと、【京都観光神社】と言う名の社も。観光地として栄えた京都に感謝を表す一環として建てられたそうだ。

社の右側にはにゃんこが気持ち良さそうに寝ている。立ち止まってカメラを構えたら起こしてしまった。ごめんにゃ。


境内には、こんなミニチュア的な枯山水の庭も…。

畳一畳分ぐらいの大きさだろうか。ミニマムさが可愛い。

本殿と末社。末社が、こちらから小中大と並んでいるのが良い。


う~む、【御苑】の中は凄いな。
小さいが川まであるぞ。格好の子供の遊び場じゃないの。現に家族連れが奥に居てピクニックしてた。
さらさらと流れる小川が綺麗。


犬の散歩も出来るし、子供も遊ばせられるし、ベンチが沢山あるから日焼けサロンとして使ってる人もいるし(危険だと思うがな)、自転車に乗ったカップルが手をつないで並んで走ったりしてるし(砂利道を手をつないで運転するとは! テクニシャンだ)四季折々の植物は見事に咲いているし、いや~~ここを無料で入れるなんて凄いな。

【御苑】の西側、中ほどにある「蛤御門」から出る。
歴史的瞬間に立ち会った「蛤御門」だが、説明書きには「梁には銃弾の跡が」と書かれている。
しかし、どれだ? 多分コレ(右)――ではないな。梁って上部のだよなぁ。これ扉の部分だもの。


出て、ちょっと北へ進んで、「金剛能楽堂」を西へ折れ、新町通を右へ入ったところにある「菓楽里」と言う洋菓子屋さんへ行く。
実は、ここへ来たかったが為についでに【御苑】を探索したのだった。
『るるぶ』に美味しいロールケーキ屋さんとして出ていたのでチェックはしていたのだが訪れるのは初めて。
ロールケーキをひとりで食べるのはちょっと無理なので、ケーキを購入。
ううう、どれも美味しそうで目移りしちゃう。
装飾も美しいケーキは、300円代から買える。安い。
購入したのは、ミルフィユとアルル。

ミルフィユがけっこうでかい! 両手の親指と人差し指で長方形を作ったぐらいの大きさ(分かり難い?)
そしてとても美味しい♪ カスタードクリームに包まれた中にはイチゴがモリモリ隠されていた。
しかし食べづらい! 生地が硬いのだ。どう食べるのが正解なのか。もう横に寝かせて食べた。
あ~あ、ファンになっちゃったじゃないか。近いうちにまた行きそうだ。
テイクアウトのみ。
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