モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

11月23日(前)

2010年11月23日 | 11月
10/9~12/5   銀閣寺東求堂公開…【銀閣寺】
10/23~12/6  秋の特別展…【高台寺】
11/1~11/30  秋の人形展…【宝鏡寺】
11/3~7、13~14、
11/20~12/5  秋の特別公開…【安楽寺】
11/23        もみじ祭…【地主神社】14:00
11/23        業平塩竃清祭…【大原野(十輪寺)】
11/23        筆供養…【東福寺(正覚庵)】
11/23        ミス小町コンサート…【随心院】
11/23        火焚祭…【車折神社】13:00
11/23        火焚祭…【晴明神社】11:00
11/23        火焚祭…【新熊野神社】13:00
11/23        古神符焼納祭…【由岐神社】
11/23        新嘗祭…【大原野神社】
                   【平野神社】
                   【藤森神社】
                   【伏見稲荷神社】
                   【平安神宮】
                   【八坂神社】10:00
                   【吉田神社】10:00
                   【下鴨神社】9:00
                   【白峯神宮】10:00御火焚祭17:00
                   【上賀茂神社】10:00
                   【建勲神社】11:00


【晴明神社】→【神泉苑】→【白峯神宮】

【晴明神社】…火焚祭
なんとなんと、今回は参加者側に回ってしまいましたよ。
氏子でもないのに、崇敬者の方々と一緒に拝殿の奥に入っちゃって、玉串を奉奠して参りました。
普段の神事では、一般の人間は参加出来ないのだが、火焚祭のみは公式サイトで参加者を募集。
先着20名で、玉串料2000円を支払えば、県外(府外と言うのか?)からでも参加可能。
色々悩みはしたんだが、サイト上で募集開始から3週間後に再びその記事を見たのだが、
まだ定員に達していないということで、思いきって申し込んじゃった。
ちょっと緊張したなぁ。

到着は10:30頃。
神事開始は11:00。
タイミングにもよるのだが、休日は拝殿前に長い列が出来る。
この時も15人位並んでいて、境内にも人が沢山。
火焚串が積み上げられたものが、境内右にあり、社務所前には巫女さんが立っていた。

案外小さい組み木。
観光客は多い割に、こういうのを書いて納める人は少ないってことか?
それとも厳選された物を載せているだけか??



御守りなどを販売している授与所で受付を済ませ、玉串料を支払い、参加者の証明をお借りする。
ふふ、これを左胸につける。


神事が始まるまでは特にすることもなく、外で立っているだけなので、適当に本殿とかを眺めていた。
10:50女性神職さん(巫女さんではない)が、本殿の前の玉串とか神饌とかを清め始める。
↓晴明公の後ろに白い装束の女性が。まぁこんな感じで、外からだと中の様子がほとんど見えない。


本殿に隣接する稲荷社の神饌もお清め。
ここは比較的見え易い場所ではあるが、神事は本殿で行われるので、やっぱり撮影には向かない。


社務所から楽師さんが3名登場。白一色だけの神職さんらに比べると、中々派手な装束である。
引き続き、女性神職さんと男性神職さんが、火焚串をお祓い。


10:55
本殿へ入る人間が手や口を清める。一般参加者も列に並んで、一人ずつお清め。
なんかいつの間にか凄い人だかりである。でも大半の人は、何が行われるか分からずに居るっぽい。


本殿の中では当然カメラなど構えられるもんじゃないので、文字だけで。
まぁ普通の神事なので、特に書くこともないのだが(とか言って見返したらえらい書いてるな)

とりあえず…。拝殿の向こう側に入れたことが嬉しい。
でも、一般参加者は床几に座るのだが、2列になっているので後ろに座るとかなり見えない…。
手を清めた順に座って行くので、好きな場所を選べない。ああ…。なんと、後ろの一番奥になっちゃったし。
一番見え難い席だー。ああ~。
くそう、前に座ってるカップルと替わりたい。
だって彼ら、普通に繁華街行くような格好で神事に臨んでるんだもん。驚いちゃうよ。
神事だぞ、神事。しかも玉串料支払って参加するなら、スーツ着て来いってんだ。
神前でダウン着てる奴もいるしよ~。コート脱げって書いてあんだろ~。

こう言っちゃなんだが、晴明さんトコを訪れる人はミーハー(死語?)が多いから、
常識的な参拝の仕方とか知らないんだよな。
拝殿でねえ、ちゃんと二礼二拍手一礼が出来てる人って少ないですよ。他の神社に比べてね…。

神事は1時間位やってたんだな。ちょっと寒くて、少し手がかじかむかなって感じ。
小さい神社なので、神職さんが少なく、他の神社からお手伝いに来てるらしい男性神職さんと、
女性神職さんのたった2人で、頑張って神饌を捧げていた。
大変だな。女性の方が階段を何度も上り下りして神饌を所定の位置に置いたりして。

こちらの宮司さんの祝詞奏上の声って変わってる! 独特である。
お話される時は普通の声なんだけど、なんだ、能っぽい? 何を言っているのか分からない。
こういうのにも何何流とかあるんだろうか。

ところで、この日の為に、YOUTUBEで玉串奉奠の仕方とか作法とかちょっと勉強した。
先日【京都御苑】の【厳島神社】でいきなり玉串渡されて、奉奠するはめになってちょっと焦ったから。
神職さんから、こうやって渡されるから、それを右手はこう、左手はこうで受け取って…。
とか頭の中で反芻してたんだが。
いざ、自分の番が回って来るとですねえ、女性神職さんがですねえ、榊を予定とは全く逆の方向に向けて渡して来てですねぇ。
お、お、なんだ? と一瞬困っちゃったわ~。あちらとしては、さっさか進めたかったようだ。
いやあ、流れ作業だなァ…。

ま、きっちり晴明さんに玉串を奉奠致しました。
開扉、献饌、玉串奉奠、撤饌の時に雅楽が流れて、三管と太鼓の音色(上手くなかったな~)中、神事が執り行われ…。
宮司さんから御挨拶があって。
その後、神饌としてお供えしていたお神酒を頂いた!
本当に、あの台の上に置いてある瓶子の中身を頂けるのね。嬉しい!
にごり酒っての? なんかツブが入ってるお酒だった。
いやあ日本酒には全然明るくないが、最近美味しいと思えるようになっちゃった。
特に、お神酒ぐらいの少量ってところがいいな。

そうそう、宮司さんのお話の中に出て来たのだが、今日11月23日は古くは新嘗祭の日。
実った作物に感謝の意を捧げる日である。
その日にお火焚祭を行うのは、【晴明神社】的には“五行説”にのっとってのことらしい。
なんだっけな、火と土の話をされてたんだ。
作物を採取した後の土を火で焼いて、次の種蒔きや田植えに備えるとかなんとか。

あ、で、火焚串に火を灯すのは神事の最中に行われるので、なんと拝殿の中にいる我々からはその様子がまるで見ない…という哀しい結果に。
ま、仕方ないんだけど。
神事が終わって境内に出てみたら、もう炭になってたわよ。

ちなみに、どうでもいいことだが、忌火はマッチで灯されてました、と…。

参加者にはお下がりが配布される。いえ~い。
中身は、蜜柑とおかきと紅白まんじゅう!
中身よか、この紙袋がなんとも貴重だな。
1年の内に1度だけ、しかも一般参加者20名と氏子さんにしか配られない!

いえ~い。一生の自慢だぜ。

思ったより境内が色づいていた。
手水舎の横には南天がなっていて可愛いし、鳥居くぐってすぐ左の、式神ちゃんのそばには鮮やかな黄色い花が。


後編へ(【神泉苑】【白峯神宮】)

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