モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

11月23日(後)

2010年11月23日 | 11月
前編へ(【晴明神社】)

一端帰宅する際に、堀川今出川の交差点で【二条城】への道を訊かれた。
そこから歩いて行く気らしい。結構あるよなぁ。


火焚祭…【神泉苑】
祭事は14:00から。
あ、結構紅葉キレイじゃん。赤い橋と一緒に水面に映えててね。






境内では、向かいにお店を構える独楽屋さんが実演販売中。
別に独楽には興味はないのだが、京野菜の独楽は可愛いなあ…!賀茂なすと、九条ねぎを思わず購入。

うーむ、お土産とは言え、誰にあげれば喜ばれるだろうか…。


火焚祭が行われるのは、南側の入り口から入ってすぐ右の、弁天堂前。

14:07
会場にお坊さん2名が登場。おお、ここはそうか、お寺か!

最近神社の神事ばかり見ていたので、お寺さんの姿がなんか新鮮。
若々しいお坊さん。ずっと経典(もしくは、アンチョコ本)を見ながら色々唱えたり印を結んでいるのが印象的。これが初陣?

弁天堂にて般若心境を唱え、どこからか火を取りだし(マッチだったと思う)点灯。


お坊さんが護摩木を火に投入。


一方向からしか見られないから、人だかりが出来ちゃってかなり見え難い。

集まっているのは、基本的に地元の檀家さんら。
お坊さんに合わせて、ちゃんとお経を唱えてらした。
炎が燃えている間じゅう、ずっと手を合わせているおばあちゃんとか…。
子供がウロチョロしててアレあったが(アレって?)

この会場は、車も行き交う御池通と塀を挟んでほんのすぐだから、
ぼうぼう燃える炎から、もくもく煙が外に流れ出て、何も知らない人が見たらとてもビックリするんじゃないか。


次の【白峯神宮】まで、中央図書館で時間を潰す。
今日は寒くって、あんまり外を回る気にならなかったなぁ。
【白峯神宮】
16:40着。
到着した時は、まだ渡りは明るかったのだが、いやあ17時を境に一気に暗くなるのね。
神事が始まる頃には、境内のライトが沢山点灯。そうしないとホント、真っ暗。

でも情緒があっていい感じ。
私は火焚祭なんてものを、京都に来るまでは全然知らなかったのだが、
ネットなどで予め情報を集めている時、これが昼日中に行われることにちょっと驚いた。
なんとなく、火=夜やる、ってイメージだったもんで。
日中に炎燃やしても綺麗じゃないじゃん、みたいな。完全なイメージだけど。
だから、日が暮れてから火焚祭をする白峯さんを嬉しく感じた。

日中でも迫力あるし、綺麗なんだけど、やっぱり闇の中で橙色に燃える炎っていいね。


神事は10分押しで始まった。
と言うのも、たぶん16時頃まで境内でお茶会をしていたらしいのね。
私が到着した16:30頃は、まだ着物の女性が居てあれこれ後片づけしてた。
それが終わらないと神事始められないからね。
それにしても見学者いないねえ! 事前に境内で待っていたのは私の他に2人位。
神事が始まって炎が灯されても、マックスで10人ほど。
だいたいが近所の人。
あ、そうか、氏子さんや崇敬者の参加が無いんだこれ。だからひと気がなかったんだ。

幻想的でとてもきれいだったんだけどなー。

YOUTUBE動画1(火焚き)
動画2(火焚き。角度を変えて)

御火焚の会場は、境内入って左の蹴鞠場。
仮設の神殿に新鮮がお供えしてあって、その前で宮司さんらが祝詞奏上したりする。
修祓の際に、組み木や火焚串をお祓いしていたのだが、更に水の入ったポリバケツにまで御幣を振っていてエッと思ったが。
おお、最後に宮司さんが、神水として掛けるのね。


机の上にズラリと並べられた火焚串を、2、3人の神職さんが入れ替わり立ち替わりに、
取りに来ては数本手に持ち、火に投入し…を繰り返していて、
そのあいだはずっと大祓の祝詞を唱えている。

うーむ、これが全部終わるまで待っているのは大変だなァ…と、帰ろっかな~なんて思い始めていた。
が、お下がりのお菓子がいつの間にか用意されていることに気付きやっぱり最後まで居ることに。

気の無いフリを装いつつ(誰に?)待っていたら、思いが通じたのか、
にこにこしながら神社の方がそれを持って、一番先に私に「どうぞ」って。
いやしい人間でゴメンナサイ。ひとつ取ったら「もうひとつどうぞ。せっかくだから」って。
2つも貰っちゃったわ。おかきですかな。
↓私の後に、お子様にお菓子をあげている神社の方。子供より優先されちった。


その同じ人が、外交担当なのか、灰に燻ぶる炎に「せっかくですから当たって行って下さい」なんて仰る。
とても暖かかったです。ありがとう!

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