モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

11月26日

2010年11月26日 | 11月
10/9~12/5   銀閣寺東求堂公開…【銀閣寺】
10/23~12/6  秋の特別展…【高台寺】
11/1~11/30  秋の人形展…【宝鏡寺】
11/3~7、13~14、
11/20~12/5  秋の特別公開…【安楽寺】
11/24~11/26 献菓祭、献菓展…【平安神宮】
11/26        御茶壷奉献祭…【北野天満宮】10:45行列出発

【無鄰庵】→【平安神宮】→【金戒光明寺】→【栄摂院】→【真如堂】→【迎称寺】→【宗忠神社】

本日も紅葉巡り。モすげ~わ。

【無鄰庵】
11:57着。
こちらは山県有朋さんの別荘で、庭園が有名。


門をくぐって左に受付がある。有料一般400円。
どうでもいいが、受付のおばちゃんが驚くくらい愛想がなくて驚いた。
別にニコニコしてる必要はないが、ちょっと怖いな…。面倒臭いのかな?
受付を済ませて、じゃあどこへ行けばいいのか一瞬分からなかった。
で、これまた驚いた。
壁をぶちぬいた穴――とっても小さくて低い、穴をくぐるらしい。

コレ、ある程度体重がある人、抜けないんじゃなかろうか…。

これをくぐって右側に宝物館の蔵がある。靴を脱いで、備え付けのスリッパを履く。
ま~明治維新が好きじゃないもんだから、納められている資料を見てもあんまり…。
良かったのが二階。いきなり洋館なのである。でも床はあまり綺麗じゃない…埃が…ううむ。

二階には、日露戦争開戦直前の会議に使った部屋だとか、有朋さん愛用の椅子だとかが置いてある。
柵がしてあって近くには寄れない。フラッシュ撮影は禁止、とあったのでフラッシュ焚かずに撮ったが、そこそこ映ってくれた。
実際に伊藤博文とかが座った椅子なんだろうか。

そしてこちらがお屋敷。お屋敷からお庭を臨む。中ではお抹茶が頂けるらしい。

実際、家の中も庭もそんなに広くない。正直、おお、こんなものかと思ったぐらいである。
それに人が少ない! 庭園じゅうを細い道が造られていて、人がすれ違うのも難しいくらいなのに、その苦労すらあまりしなかった。
団体さんがいなかったからかな?


“紅葉を見に有料の庭園へ行った”という最初の経験が、東京の六義園だった。
広さはここの比ではないが、とにかく人が多くてもう歩くの大変だった覚えがあって、
その時に比べると京都は人が少ないなぁ…とか思ってしまう。思ってたよりじゃなかった。
が、まあそれも場所に寄るのだと気付いたのも今日である。【真如堂】行ってビックリした。
それについては後述で。

あ、そうそうたまたまここのトイレを使用したのだが。
上記のお屋敷の中にある。このね、トイレの更に奥がちょっといい。

紅葉はないのだが、丸窓がいいね~。鮮やか過ぎる紅葉を見た後に、地味なこういう風景もまたよし。
ちなみにここのトイレ。鍵がとても閉め難いので注意。女性トイレだけかな?


献菓会…【平安神宮】
12:30着。
全国から奉納されたお菓子を展示している。
会場となるのは、門をくぐって左のこの建物。


中はこんな感じ。壁際をぐるりと、箱に入ったお菓子が並べられている。
いわゆる銘菓ってやつですな。京都を始めとする、ご当地銘菓。お土産でよく見るのとか色々。
一部は外で販売もしている。

お歳暮の見本みたい。
それより、中央のケースに飾られた製作菓子がいい!

京都の名所、【伏見稲荷】だとか【東福寺】だとかをお菓子で表現。

これがもう可愛くて! ↓こちらは【高山寺】 鳥獣戯画のあのお寺である。


【平安神宮】自体は紅葉の名所ではない。が、本殿の裏側に広がる有料の神苑はさぞかし美しく色づいていることだろう。
ま、行かなかったが。


【金戒光明寺】
12:48着。
車多いな~。タクシーがバンバン乗り入れて来る。
いつもはない、自転車置き場のスペースまで出来上がっている。

現在特別公開中で、山門に登ることが出来る。
以前登って、死ぬような思いをしたので(高所恐怖症)今日は下から眺めるだけ。人が鈴なりだな。こんなに人が登っても、大丈夫なんだろうか。ぶるぶる。


山門を抜けて階段を上がったところに、ちょっとした茶店のような屋台が出ていて、
肉まんとか売ってる。気軽な感じでよろしい。


ここは人が多い。団体さんも沢山。
「どこがうちの旗か分からないわ~」なんて言ってるツアー参加者のおばちゃんもいた。

で、この通称黒谷さん。どこも紅葉が美しいが、忘れてはいけないのが墓場である。
写真左↓この坂が墓場に通じる道。ここらがもうとっても綺麗!


墓地前の、「極楽橋」と言うちょっと笑えない名前がついた橋の所にも、凄い紅葉。


120%墓場なのだが、中央の階段を上がった所に三重の塔がある。
えっちらおっちら階段を上がって行くと、どんどん鮮やかな紅葉が登場するのである。

ま、ま、お墓なんでね…。気軽に散策出来るような雰囲気ではないが。



【栄摂院】
【金戒光明寺】の塔頭。
【金戒光明寺】の、御影堂の左脇から出て行く時にさりげな~くある。
普段は非公開で、二つ目の門までしか入れないのだが、紅葉の時季は更に奥まで入って行ける。
知らなかったコレ。ビックリしたコレ。すっごく綺麗だコレ。



簀子に座って眺めることは出来るが、建物の中へは入れない。
お寺の方も誰もおらず、あちこちに柵がしてあって進入を拒んでいる部分も多いが、
「こんなに綺麗なんだから、まぁ見せてあげましょう」みたいな感じがいい。

眼を見張るような、黄色と赤のカーテンの向こうに、阿弥陀さんが…。思わず手を合わせてしまう。




奥の方まで庭は続く。こっちも綺麗。



隠れた超・名所だな。


【真如堂】
13:19着。
人が多かった…。こんなに多いの!? ってぐらい。お祭りでもあるのですか? ってぐらい。

紅葉の名所だってことは知っていたが…。いやあ、門前にも壁沿いにもタクシーが並んで並んで…邪魔よっ!
交通整理のおじちゃんが2人がかりぐらいで、車を誘導させていた。御苦労さまです。


こちらにも軽く一服出来るお店がある。トイレのすぐ横。

このお寺は奇特なところで、辺りにベンチが沢山置いてあって、のほほんとお弁当なんか食べながら紅葉が見られる。
春のような暖かい日だったから、じいちゃんばあちゃんのグループがあちこちでお弁当広げていた。いいね。


お堂へ直進して行ける道。


右手の曲線を描いた道。どちらも素晴らしい。


どこを撮ったらいいのか分からないくらい、もうそんじょそこらじゅう紅葉。
人も多いが木も多いので、好きなだけ撮れる。タップリ満足。

まずお堂のまわりを一周。






お堂の右にある小さな池。東屋みたいな所から眺めると綺麗。

その東屋から境内を見る。


お堂の裏手。






そしてお堂の上から。






燈籠の穴から見た紅葉…。




とにかくいろいろ。


【迎称寺】
萩の寺として有名。中には入れないが、外側の土塀と萩の競演が素晴らしい。
今はもちろん、色づいた萩の花ではなく葉。でも、まだ咲いている花とかあるのね…驚きだ。

 
【宗忠神社】
【真如堂】の向かいだと言うのに、訪れる人は何十分の一?
隠れた紅葉の名所と言ってもいいだろう。春はこの階段の両脇に広がる紅葉が、美しい桜の花変わる。


階段を上がった先の境内からは、【真如堂】を眼下に見られるのはもちろん、大文字の山なんかも見えて。


いつもとても静かで、個人的にも大好きな神社なのだが、好きな理由がもうひとつある。
ここのわんこだ…。今日はいないのかしら? と思ったら…。
授与所の横の扉から顔を覗かせて!!! っつぁ~~~!! もおお~~! 超可愛いぃぃ!!

近寄ったら、あっちから出て来てくれて! も~、これでもかってぐらい触らせてもらった。
もっふもふなのだ。ズボっと指が入るくらい。全然吠えないし…。大人しくて可愛いもう。
いかにも「触らせてあげるよ」って態度がいい! 媚びないのだ、彼は(彼女?)

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