JR東海は、自社及び私鉄16社が連続する土日祝の2日間乗り放題のフリーきっぷを発売することになった。乗り放題のエリアは以下の区間。
●JR東海全線(新幹線は、熱海~米原間、『ひかり』『こだま』のみ4回まで利用可能)
●伊豆箱根鉄道駿豆線 ●岳南鉄道 ●静岡鉄道 ●天竜浜名湖鉄道 ●遠州鉄道
●豊橋鉄道 ●愛知環状鉄道 ●あおなみ線 ●東海交通事業 ●明知鉄道 ●長良川鉄道
●樽見鉄道 ●養老鉄道 ●伊勢鉄道 ●近江鉄道 ●三岐鉄道北勢線
料金はおとな8,480円、こども3,990円、GW、お盆、年末年始を除いた通年の発売で、1ヶ月前から使用日初日まで発売する。
特急料金を追加すれば、特急の利用が可能だが、新幹線と在来線特急の乗継割引など、ほかの割引との併用はできない。また、特急・新幹線を利用してエリア外に出た場合は、エリア内の特急券とは別に、エリア外の特急券・乗車券が必要となる。
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JR東日本の週末パスの東海版、週末パスはJRの他、東北甲信越の3セク14社が利用可能だが、こちらはそれを上回る16社が利用可能である。
金額は8,730円の週末パスとほぼ変わらないが、『はやぶさ』も乗れる週末パスと違って新幹線の制限があること、JR東海エリアだけだと1日2,570円の青空フリーパスが存在すること、東京で切符が買えないことを考えると、お得感が週末パスほどではない。それでも、JR東海が新幹線にも乗れるフリーきっぷを出したのは奇跡だと思うのだけど。対東京向けではなく、東海エリア内のみでの使用を考慮しているようだし。
名古屋から東京までひかり自由席で帰る場合、名古屋~熱海までの料金と熱海~東京までの料金・運賃7,010円余計にかかる。それでも、普通に新幹線自由席で帰るより3000円以上安い。名古屋発上り『ひかり』は実質毎時1本なのが難点だけど、『ひぞみ』に乗れば『のぞみ』との所要時間差が少ないからな。たびきっぷに7,010円加算すると15,490円、これは青空フリーパス2日分に名古屋→東京の自由席特急券・運賃を足した15,500円と変わらない。JR以外も含めた広範囲で行動したい場合は『たびきっぷ』、帰りに『ひかり』自由席以外も利用したいという時は青空フリーパスと使い分けになる。なお、東京から向かう場合、静岡でたびきっぷを買えば、2,050円安くなる。静岡で下車する分、タイムロスが生じるわけだが。
滋賀県の近江鉄道が入ったのは少し意外、名古屋からの日帰り需要を見込んでいるのだろうか。三岐鉄道は、西桑名がOKで、近鉄富田がNGなんだな。富田駅が近いのに。大井川鐵道が参加しなかったのは、経営状態が厳しいからだろうか。長良川鉄道は、2700円のフリー切符があるけど、期間限定なんだよな。
個人的には、5月末の高山本線駅降りの時に欲しかったな。『ひかり』に乗り継いだ場合、帰宅が30分遅れるけど。まぁ先月末に、紀勢本線の青空フリーエリア外(紀伊長島~新宮)の駅降りに活用できたからいいか。このことで、青春18きっぷが2日分余って、18きっぷ使う予定でなかったところに、使えるのだから。
紀勢東線駅降りが完了したことで、たびきっぷエリア内で駅降りしてないのは、飯田線の三河大野~伊那八幡、切石だけに。飯田線の飯田以南は、青空フリーパスのエリア内で、なおかつ青空フリーパス利用の方が新幹線代込で1000円以上安いということを考えると、たびきっぷ利用は先月末の紀勢本線駅降りが最初で最後になるのではないかと。それ以前に、飯田線駅降りはたびきっぷ適用外の年末で計画しているし。
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