しーさるの鉄日記

JR東日本10/14ダイヤ改正(常磐線普通・快速編)


JR東日本は10/14に、上野東京ライン、常磐線でダイヤ改正を行なうことを発表した。常磐線普通列車についての改正概要は以下の通り。

1.朝時間帯の普通列車
●常磐線普通列車上野行きのうち、土浦発522~728までの6本を上野行から品川行に変更し、始発を土浦発754から繰上げる。これに伴い、ピーク時上りの普通列車8本快速電車11本のうち、半数近い普通列車4本快速電車5本が品川に乗り入れることになる。
●上野発649と739、1052の普通勝田行3本を品川まで延長運転し、品川発635、722、1037に変更する。
●上野発719の土浦行を新設、8時台については09分の土浦行、15分の土浦行、49分の土浦行の設定を見直し、7時台、8時台の下り普通列車を毎時4本とする。
●勝田発520の上野行を部分廃止したうえで、土浦発に変更する。

2.夕方以降の普通列車
●土浦方面への普通列車11本を上野始発から品川始発に変更し、品川発土浦方面の最終を、現行の1715から2255に繰り下げる。これに伴い、夜間時間帯において、品川・東京から常磐線方面へは快速電車毎時3本から、快速電車毎時2本普通列車毎時2本の計4本に増発されることになる。
●土浦方面からの上野行普通列車を10本を品川行に変更し、土浦発品川行の最終を、現行の1530から2117に繰り下げる。

3.終日の普通列車
●品川発着の普通列車を全て15両編成で統一する。上野2312発の勝田行最終については、品川始発に変更のうえ、品川~土浦間で15両編成で運転し、混雑緩和を図る。

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2015春の開業以来、一番規模の大きいものとなった上野東京ラインのダイヤ改正、鉄道記念日に改正というのは面白い。秋改正自体も珍しく、首都圏では湘南新宿ライン増発以来14年ぶりとなった。新幹線だったら、2012年や2013年に行われているけど。一番規模の大きいとはいえ、変わったのは朝夜の常磐線直通ぐらいで、データイムのスジはほとんど変わらない。

E531系を増投入することに伴い、朝夕において常磐線から品川方面への普通列車を増発することに。一部は快速電車の品川発着も置き換えることになる。ラッシュ時に常磐線から品川方面への列車が増発されるのはいいが、東海道線などの影響によるダイヤ乱れのリスクが現行より高くなる。特に特急と普通・快速が合わせて毎時6本も走る夕方以降は少し心配だ。もちろん、夕方時間帯において上野駅での着席チャンスも減少する。上野始発の快速取手行に乗ったうえで、取手で後続の品川発土浦方面普通に乗り換えるという人が出てきそうだ。

朝時間帯は、土浦方面どころが常磐線沿線から東京方面への初電車が1時間以上の繰り上がることになる。朝一番の品川行は東京着634、現行の京浜東北より4分早く到着し、東京駅発643の『のぞみ』に乗り継ぐことが可能だ。欲をいえば、上野着546の快速を品川行に変更してくれれば、のぞみ1号に接続するのだけどね。現状、常磐線沿線からのぞみ1号に乗るためには、早起きするか、各駅停車に乗って西日暮里経由を選択するしかないからな。初電車が1時間繰り上がったものの東京着634の後は724まで列車がない。ピーク時間帯で比較的需要が少ないというもあるが、折り返しとなる上野発739以降の北行が、宇都宮線・高崎線の南行との平面交差でダイヤ干渉するから設定できないからだ。もし増やすとしたら、品川から尾久の車庫へ回送したうえで、上野の平面ホームから発車させることになるが、時間がかかって編成数が足りなくなるのだろう。

普通列車だけでなく快速電車も品川行始発が繰り上げられ、取手656発が新たに品川行になる。現状朝一番の成田632発は現状維持、その次の取手718発は品川乗り入れを取り止め、代わりに土浦650発が少し繰り下がって品川行になる。現状だとその後は取手735発(改正後は738発)まで開くが、取手発724と土浦発708が品川乗り入れとなり、先述の650発と5分間隔を組むようになる。その後の成田701発も現状維持、勝田625発が品川乗り入れとなり、その後の取手757発は品川乗り入れを取り止める。品川に着いて折り返すのは643→722だけ、それ以降は931まで品川始発はなく、10本の電車が入庫することになる。余裕のある土日は、この時間帯にも品川発を設定し、茨城方面への観光需要に対応してほしいところだ。
品川発も早朝に繰り上げられ、635発と722発の勝田行が設定されるようになる。これらは654と742に日暮里に到着してスカイライナーに接続するから、海外への渡航客の利用が見込まれる。品川では12分後にも成田エクスプレスがあるが、それに乗っても5分短縮するだけだ。

夕方ダイヤにおいては、まず品川発1557の取手行、1627の高萩行が上野始発に変更、いずれも5分前、10分前を走る勝田行、土浦行と統合される形となる。1648の取手行も上野発に変更、代わりに1655の勝田行が設定される。17時台は品川発23分の取手行が上野発となり、代わりに36分の成田行が設定される。これも15分、23分と続行していたから、繰下げられる形だ。18時台以降は08分、31分、54分だったのが、08分の快速、24分の普通、32分の快速、54分の普通となる。つまり24分の普通が加わり、54分の快速が普通に変更となった。特急は、15分の『ときわ』と45分の『ひたち』。『ひたち』前後の22分ブランクは解消されなかったものの、上野以北で先行列車と9分開き比較的混雑する特急続行には品川発がない理想的なダイヤになっている。

快速普通4本、特急2本の毎時6本体制は22時台まで続き、最終は50分の取手行から55分の土浦行と5分の繰下げとなる。このことで、博多を1750、新大阪を2020に出発する『のぞみ58号』から品川で9分で乗り継ぐことが可能になる。現行でも東京で取手行に乗り継げることができるけど、座る位置を確保するのは品川の方がいいのだな。また、品川着2249のエアポート急行から乗り継ぐことも可能だ。

10両の品川発着は、下りは品川952発の特別快速、1417発の勝田行、1627発の高萩行、上りは品川944着、1359着の普通、1613着の特別快速の3往復が該当、それを含めて全て15両での運転となる。上野発着の普通列車では10両で残るのもあるのだろうか。改正後も夜間に数往復あるようだけど。特別快速の15両化はうれしいところ、品川1613着は土休日午後の微妙な時間帯に関わらず、結構混雑するからな。品川発着だけでなく、上野発着も含めて快速電車も15両で統一するといいのだけど。

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