
まず、上野へ出て、7時10分の上越新幹線『とき』に乗車、新潟を目指す。今日は、その4分前にガーラ湯沢行臨時『たにがわ』が設定されている。『とき』は大宮を出ると越後湯沢まで停車しないが、『たにがわ』は大宮から越後湯沢まで熊谷、高崎のみの停車で、本庄早稲田、上毛高原は通過となる。『とき』は1~4号車まで自由席だが、臨時『たにがわ』は4号車も指定席としている。レジャー需要が高く、長岡から先の自由席客を気にする必要がないためなのだろうか。なお、『とき』の指定席は売り切れとなっていた。
大宮発7時29分、ニューシャトルとの併走区間は200キロ前後となっていたが、東北新幹線から離れると加速して270キロに達した。しばらくすると、160キロまで減速、熊谷で先述の臨時『たにがわ』を追い抜き、再度270キロまで加速する。『たにがわ』は熊谷通過なら高崎まで逃げ切る感じだけど、熊谷に停車するのは桶川、鴻巣方面からの需要があるからだろう。高崎を7時49分に通過すると、上り勾配で260キロ以下に落ちてトンネルに入る。上毛高原を220キロで通過、駅周辺は雪景色になっている。大清水トンネルを6分くらいで抜け、越後湯沢には8時10分に到着、隣席を含んだ3割くらいが降りた。越後湯沢から先は各駅に停車する。越後湯沢を出るとトンネル10か所を通過するがシェルターで繋がっているので実質24キロ近いトンネルだ。浦佐を出発した後も長岡の8キロ手前までトンネルが続く。そのトンネル群を抜けたら、雪がなかった。
長岡着8時33分、自由席の乗車位置には最大10数人が並んでいたが、自分の乗っていた指定席車両から降りた客は越後湯沢より少ないくらいだった。長岡を出ると、270キロまで加速、2分で減速して燕三条に8時43分に着く。燕三条を出ると、4分で270キロを達し、3分ほどキープ、減速して6分後には新潟に着いた。
新潟には9時56分に到着した。新潟駅から佐渡汽船まではバスでアクセス、バスはフェリーの時間に合わせてるのでなく、毎時2~3本という頻度で運転されている。とはいえ、接続時間は14分で、間違えると乗れない恐れもあるので、なるべく急ぐ。新潟駅の構内図を下調べしてなかったが、バス乗り場の看板とフェリーのピクトグラムで迷わず6分でたどり着いた。ところが、バス乗り場に着いたら、乗り切れるか微妙なくらいの行列が。朱鷺メッセでイベントかと思ったら、隣の16番乗り場のバス待ち列だった。新潟港方面は17番だと調べていたものの、勘違いしていた。佐渡汽船行の方は10人も並んでいなかったので、余裕で座ることができた。バスは高架下を出ると、いったん南口広場に抜けてUターン、再び高架下を抜けて北側へ向かう。万代シテイバスセンターで時間調整することに、目の前にカレーで有名な万代そばがあった。1本早いバスだったら、立ち寄れたのだけど、またの機会にしようかと。
朱鷺メッセの前を経由して、フェリーターミナルに着いたのは10時29分、新潟駅から19分かかった。ジェットフォイルの発車11分前だったので、急いできっぷを買うことになった。新幹線の車内でスマホ購入したものを券売機で買おうとしたが、その時に登録しなかった電話番号入力画面が出てきたので、窓口にスマホ画面を提示してQRコードを読み込んで発行してもらった。
ジェットフォイルの佐渡までの所要時間は67分、カーフェリーは150分かかるから、その半分以下だ。但し、料金は6950円とカーフェリーの2860円より4000円以上余計にかかる。また時速80キロから急に止まる可能性があるので、シートベルトをしなければならない。椅子の前後の間隔も狭く、通路側の人はどかなければならない。最高速度は80キロだが、70キロをキープ、船底の飛行機のような翼で1.5メートル浮かせて走る。最初は揺れを感じたがだんだん慣れてきた。しばらく走ると、新潟を15分前に出たカーフェリーに追い付いた。向こうは70分近く遅く佐渡に到着する。ヒマだったので、スマホで佐渡1dayパスを購入することに。ところが圏外になったので、そのためのジョルダンアプリすらダウンロードできなくなった。佐渡1dayパスは、新潟交通佐渡のバスが1日乗り放題で1500円、両津から相川まで往復するだけで元が取れるきっぷだ。
両津港着10時47分、ターミナルの下船ルート横にある観光情報案内所で佐渡1dayパスを購入する。時刻表はプリントアウトしておいたので、路線図付きの観光ガイドだけもらう。ジェットフォイルの接続を受けたのでバスが混むと思い、バス停へ急いだが5、6人しか並んでなくて拍子抜けだった。両津港の路線バスの乗り場は最近までターミナル北側だったが、2022年11月にターミナル南側に移転、観光バスの駐車場を挟んだターミナル逆側に設置された。移設前からあった駐車場からの上屋の下に設置されたため、北側乗り場とターミナルの間の上屋は撤去された。
両津から乗った越後交通佐渡1系統本線は、佐渡汽船から5分の監督署前と相川を結んでおり、データイムは毎時1本、朝夕は毎時2本設定されている。航路に接続を考慮したダイヤで、相川発4時08分の佐渡汽船行も設定されている。それに乗れば8時20分に新潟に、10時29分に東京に着くことができる。ただし、2時間後のバスからジェットフォイルに乗っても、新潟着が8時47分、大宮のみ停車『とき』で東京着が10時44分と大差ない。佐渡汽船発相川行最終も22時07分と比較的遅い。データイムのバスのうち平日3本、土休日7本は佐渡金山前行となるが、佐渡金山発7本は、10時48分発以外はきらりうむ佐渡行となる。すぐに折り返すと、船の時間と合わなくなるから、一旦相川まで回送して、船の時間に合わせたダイヤで走るのかと。
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