しーさるの鉄日記

2021近鉄ダイヤ改正(京都線)


近鉄京都線のダイヤ改正は朝夜に一部列車を削減した。

一般列車については、大和西大寺発5時33分の普通新田辺行と、6時29分の普通京都行を廃止する。5時33分の新田辺行の廃止で5時43分の京都行は5時35分に繰り上げ、向島まで逃げ切るようになる。6時29分の京都行は4~5分後に普通が設定されているから間引いても支障がないのだろう。下りについても京都発6時52分、8時06分、8時56分の普通が廃止になっている。その一方、急行は京都発8時05分の宮津行を新設、8時15分の急行は8時12分に繰り上げ、宮津行だったのを奈良行に変更する。3分繰り上げで、のぞみ1号からの接続時間は4分になったが、近鉄の改札は新幹線改札の真正面だから前の方に乗れば余裕ではないかと。

朝ラッシュが終わった頃に、新田辺発8時10分の準急京都行の運転を取りやめる。京都着8時43分という需要のある時間帯だが、数分後に普通があるからそれを繰り上げたうえで、廃止しても問題がないということなのだろう。ちなみに、準急は伏見、上鳥羽口、十条だけ通過するので、普通とあまり変わらない。

夕方については、京都発17時05分の準急新田辺行の運転を取りやめる。大久保以南は17時01分の急行からの普通乗り継ぎ、大久保までは2分後の普通ということだが、向島待避があるので、小倉、伊勢田着は6分繰り下げとなる。その送り込みの新田辺発16時35分の準急京都行の運転を取りやめる。このことで急行通過駅では15分開く。向島で特急退避があるから、大久保からの普通との所要時間差は1分しかない。

夜間時間帯は、京都発21時台から列車を間引くことになる。21時台は急行が01、16、31、46となっていたのから1本減らし、06、28、42とする。20分以上の間隔が発生する一方、急行の時刻繰り上げで、定期のぞみからの接続時間が短縮される。普通も06、21、36、51から1本減らし、12、31、46に、12と46は新田辺まで急行から逃げ切るようになる。22時01分まで、普通と急行が15分毎とわかりやすかったが、今回の改正では20時46分までに短縮される。

22時台は本数の変更はないが、京都発22時21分の急行大和西大寺行を、22時20分の急行新田辺行、新田辺から普通天理行に変更する。高の原、大和西大寺へ急ぐ場合は課金して、25分の特急に乗ることになる。23時01分の急行近鉄奈良行についても、同様に23時00分のの急行新田辺行、新田辺から普通橿原神宮前行(近鉄奈良行3分接続)に変更する。22時55分の特急に乗れば、近鉄奈良には24分も早く到着する。急行2本が新田辺から普通になるため、先行する普通も新田辺行に短縮変更となる。

上りについても、新田辺発21時03分の普通京都行の運転を取りやめる。上り普通の新田辺発20時台後半からの時刻を見ると、49始国 52 03始 12となっていたのが、49始国 59 14と15分開くことになる。さらに、橿原神宮前発21時49分(大和西大寺発22時10分)の急行京都行の運転も取りやめ、22時台3本あった上り急行は2本に減る。

近鉄奈良発21時23分、橿原神宮前発21時25分(大和西大寺発21時29分、54分)の急行京都行は、橿原神宮前発20時43分(大和西大寺発21時22分)、大和西大寺発21時46分の普通新田辺行(新田辺から急行京都行)に変更して、新田辺まで各駅に停車させる。橿原神宮前発22時08分(大和西大寺発22時37分)の急行京都行も、橿原神宮前→新田辺間で区間廃止することに、大和西大寺発22時27分の普通から接続させてフォローする。これらの急行見直しで、大和西大寺から京都方面への急行は、21時台3本、22時台2本あったのが、21時08分発を残して全滅、23時05分まで約2時間急行がなくなる。急ぎの場合は、大和西大寺発21時40分、22時10分の特急を利用することになる。

終電時間帯は、24時16分の新田辺行を4月26日から運休していたが、今回の改正ではそれを正式に廃止することに、23時57分の新田辺行を24時00分発に繰り下げて最終とする。このことで京都着23時54分の快速からの接続時間が3分だったのが6分となる。上りについては、大和西大寺発23時16分の京都行を新田辺行に短縮変更する。このことで、新田辺での京都行最終は23時38分だったのが、23時23分に繰り上がる。

京奈特急については、平日は57本あったのをGW明けから39本としていたが、今回の改正では定期特急41本、臨時特急12本としている。この臨時特急には『あをによし』6本が含まれる。
土休日は通常61本のところを2020年8月29日に53本、翌年1月23日に40本で、翌週には2本残して全運休、3月13日に53本で再開したが、GW中は34本で、GW明けは2本のみとなてっていたが、今回の改正では58本と多くなっている。
具体的にみると、2021年1月以来運休していた京都発12時50分、13時50分、14時50分の近鉄奈良行を復活させた一方、京都発11時20分、13時20分、15時20分の特急奈良行を廃止させた。ただし、改正の9か月後の2022年のGWから、同時刻で『あをによし』を運転している。平日夜間は、京都発21時15分の奈良行と22時00分の橿原神宮前行を廃止することになった。それに伴い、21時30分の橿原神宮前行を25分に繰り上げ、21時45分の奈良行を55分に繰り下げ、22時20分の奈良行を25分に繰り下げる。このことで、22時まで15分間隔だったのが、21時25分以降、30分間隔となる。

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