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しーさるの鉄日記

JR西日本2022春ダイヤ改正(山陽本線(岩国~徳山間)、宇部線)

JR西日本のダイヤ改正、山口県内の山陽本線、宇部線の改正概要は以下の通り。

●宇部発7時14分の下関行を小月発7時42分に短縮変更する。それに伴い、厚狭発6時49分の宇部行、小月発7時52分の下関行を廃止する。

●下関発18時28分の岩国行を徳山行に、18時46分の徳山行を新山口行に短縮変更する。また、下関発20時34分の厚狭行を小月行に、21時02分の徳山行を厚狭行に短縮変更する。

●岩国発21時25分の徳山行と、それに接続する徳山発22時40分の新山口行を廃止する。厚狭発22時15分の下関行も廃止に、新山口発22時06分の下関行は厚狭発22時38分に短縮変更する。また、小月発20時48分の下関行を新設する。

●宇部線での宇部新川行最終を新山口発21時44分から21時58分に繰り下げる。


JR西日本のダイヤ改正、山陽本線の岩国~下関間では早朝、深夜を中心に廃止、もしくは区間廃止が行なわれることになった。

まず、朝時間帯を見てみる。山陽本線の小月発7時台を見ると、改正前は13厚 29徳 42宇 52始 02山となっていたのが、改正後は16厚 29徳 42始 02山となった。宇部~小月間、小月~下関間で1本ずつ廃止となり、宇部~小月での20分空きが33分空きに、小月~下関での10分ヘッドが崩れることになる。なお、次の改正では7時台が元通りになり、8時54分の始発が廃止になる。なお、小月発7時52分が接続していた新下関始発の博多行『こだま』も今回の改正で廃止となっている。宇部始発が廃止となったことで、その送り込みである厚狭発6時49分の宇部行も廃止になった。6時31分と7時07分の真ん中の設定だが、2駅だけの走行だし、宇部線への接続もなかったから送り込みの回送と変わらないのかと。あと、細かい点だと、8時前の徳山~櫛ヶ浜間で山陽本線と岩徳線の順序を入れ替え、櫛ヶ浜で岩徳線が着いた直後に山陽本線が発車していたのが、徳山で山陽本線が岩徳線の発車待ちを行なうようになった。山陽本線は徳山発を6分繰下げたが、櫛ヶ浜から先の時刻に変更はない。岩国発9時35分の下関行は9時44分に繰下げ、清流線から接続させる。

データイムの山陽本線については、上りダイヤの変更の方が大きい。

下関発12時30分については12時25分発に繰上げる。このことで新下関発12時39分の新大阪行『こだま』に新たに接続する。厚狭での2分停車を7分停車に拡大するため、その先のスジは変わらない。下関発を繰り上げるため、九州方面からの接続は下関着12時29分からだったのが、下関着12時07分からの接続に変わる。

次に下関発13時15分の小月行を13時25分に繰り下げて岩国行に変更、このあとも15時台まで岩国行、小月行を入れ替える。また、14時35分発、15時09分発は14時24分発、14時55分発に繰上げる。時刻繰上げで、12時台から15時台にかけての運転間隔は、45-45-35-34-23となっていたのが、60-35-24-31-36に、行先入れ替えで小月から先への運転間隔は90-69-41-12だったのが、60-59-67-31と平準化、12時30分から14時00分までのタイムラグが解消される。但し、改正前12分空き、改正後31分空きの後は宇部新川行なので、16時20分発の岩国行の前は30分空きだったのが49分空きに拡大することになる。九州方面からの下関着は14時10分、14時41分、15時07分だから、14時10分着からは小月行25分接続が岩国行14分接続に短縮、14時41分着からは岩国行28分接続が小月行14分接続になった一方、15時07分着から岩国行への接続時間が2分だったのが24分に拡大し、下関着15時30分の九州方面からの列車に乗っても同じ岩国行への乗り継ぎとなった。下関発14時24分は時刻を繰り上げたことで、新下関において博多からの『こだま』と相互に接続させる。上り『こだま』が14時33分から39分まで待避で停車するのに対し、山陽本線普通が、14時33分から41分まで停車するため、互いに乗り換えられるのだ。ただし、今年の改正では『こだま』が時刻を変更したため、1年だけの相互接続となった。

一方、下りは岩国14時44分発と15時35分発を21分繰上げ、14時23分発と15時14分発とする。このことで、14時台以降の60分空きは解消するが、16時05分発の前は30分空きが51分空きに拡大する。14時23分発は徳山で16分、新山口で19分停車するため、新山口から先の時刻は改正前と変わらないが、15時14分発は10分以上の長時間停車がないため、終点の下関まで20分繰上げとなる。徳山から先では改正前の徳山始発のスジを踏襲、代わりに20分後の列車が徳山始発に変更となる。下関着は18時20分と22分も繰り上がったため、タッチ差で18時38分発に接続しなかったのが、18時21分に接続するように、徳山以東から九州方面への18きっぷ旅行が36分繰上げとなった。

夕方上りは、徳山~岩国間、新山口~徳山間で1往復ずつ削減する。下関発で18時台後半だから、新山口から先では20時台以降の本数削減となる。新山口発を見ると、改正前は1905岩 1941岩 2005徳 2036岩 2112岩となっていたのが、改正後は1905岩 1941徳 2017岩 2112岩となり、20時前後の24分間隔は消滅、55分開くようになった。下関発19時03分岩国行の新山口での停車時間が27分から8分に短縮したのはいいのだけど、新山口着20時19分の下り『さくら』からはタッチ差で接続しなくなった。徳山発は40分台の運転間隔がなくなり、19時55分から20時02分まで1時間以上開くようになった。

下関発20時台から21時台を見ると、2019徳山 34厚狭 2100徳山 33下松だったのが、2019徳山 34小月 2100厚狭 37下松へと変わる。埴生、厚狭へは15、26分間隔が41分間隔になるだけでダメージは少ないが、厚狭以西へは41分、33分間隔だったのが78分のタイムラグが発生することになる。但し、20時19分発は厚狭で11分、新山口で12分停車するので、厚狭から先のタイムラグは66分、新山口から先のタイムラグは57分となる。また、22時02分発の新山口行については、新下関での12分停車して、福山行最終こだまと相互に乗り換えられたが、その最終こだまが時刻を11分繰上げたため、新下関での12分停車を解消した。下関発は22時12分に繰り下げ、29分、55分間隔を35分、45分間隔へ平準化させる。新山口基準で上りを見ると、22時13分が徳山行もなくなり、最終下松行の前が57分も開くようになる。徳山発岩国方面は岩国行最終の2本前の20時33分発を廃止にして、次の21時20分発を21時02分発に繰り上げる。1951 2033 2120 2156で42-47-36分間隔となっていたのが、1955 2102 2156の67-56分間隔となる。19時51分発は時刻繰り下げで岩徳線と順序が入れ替わるが、櫛ヶ浜で岩徳線に追いついて接続する。また、岩徳線は21時36分の最終もあり、21時56分の山陽本線より岩国には10分早く到着する。柳井行最終については22時43分だったのを22時49分に繰下げる。22時50分の博多行『ひかり』が、22時39分の『こだま』に変更になったので接続させるためだ。

夜間の下り方向では、岩国→徳山、徳山→新山口、新山口→厚狭、厚狭→下関で最終の1本か2本前の列車を廃止する。まず、岩国発は、21時25分の徳山行が廃止となり、20時51分から21時54分の柳井~徳山間への最終まで1時間以上開くことになる。徳山発下りは21時28分、59分、22時40分、23時20分と30~40分間隔だったのが、21時28分の繰上げと22時40分発の廃止で、21時02分、22時00分、23時20分と58分、80分間隔になる。逆に20時34分発の次が54分空きだったのが28分空きへと改善される。新大阪方面からの新幹線の接続を見ると、改正前の21時28分発は『こだま』からの13分接続だったが、時刻を21時02分に繰上げため、『さくら』から5分で接続するようになった。新山口発下関行は22時05分発が廃止になって、21時18分から最終の22時43分まで85分も開くようになる。厚狭発下関行は、2151 2215始 2239 2317だったのが、2152 2238 2317となる。24分間隔がなくなり、40分前後開くようになる。削減がある一方、小月発20時48分の下関行を新設、20時台の小月発は09 34 48 17と地方都市圏にしては多くなる。新下関では博多行『こだま』に11分接続、下関では九州方面に3分接続となる。

宇部線については、新山口発21時44分の宇部新川行を21時58分に繰り下げる。新山口着21時44分の徳山方面からの山陽本線や、21時42分着の益田からの山口線から接続させるためだ。上りとの交換駅を阿知須から深溝に変えたため、深溝から先は16分の繰下げとなる。また、6時台は宇部新川行1本の新山口発と新山口行2本の宇部新川発を5~6分繰上げる。ただし、時間調整で終点に近づくにつれて改正前と変わらなくなる。夜間は新山口発19時57分の宇部新川行を新山口発20時02分に繰り下げて、19時54分着の『のぞみ』から接続させる。宇部空港は羽田便しか出てないから、静岡以西からだと陸路の方が便利だからな。

宇部新川発11時22分の宇部行は11時13分に繰上げ、宇部新川着を11時24分に繰上げ、11時28分の下関行に新たに接続させる。夜間時間帯は宇部新川20時48分発、21時45分発を、20時55分発、21時50分発に繰り下げる。一方、宇部発については8時39分発の宇部新川行を8時57分に繰下げ、11分、71分と偏った運転間隔を29分、53分に平準化させる。このことで、宇部着8時54分の下関からの列車から新たに接続させる。夜間時間帯は宇部着21時02分の下関からの列車が21時14分着に繰下げとなったため、宇部発21時13分の宇部新川行を21時17分に繰り下げる。

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