夏休みの北海道旅行、当初は５日間の予定だったが、台風の接近だけでなく、駅巡りするはずだった石北本線が土砂災害に遭ってしまい。旅行の数日前に予定変更することになった。石北本線の駅巡りだけでなく。釧網本線の有人駅もめぐって。全国の有人駅をせいはしたかったのだけどね。
北海道での予定の兼ね合いで、まず上野発２０時２２分の新青森行最終「はやぶさ」で北上することにした。この「はやぶさ」の１本前の「はくたか」は指定席のデッキだけでなく、通路まで人がいっぱいな状況、「はやぶさ」も「はくたか」ほどでなかったが、通路には人の姿があった。仙台より盛岡での流動が大きめ、盛岡も最終だからな。その先は、新青森まで大きな流動はなかった。
新青森着２３時３６分、夜の青森の町を４０分歩いてフェリーターミナルを目指す。車の多い通り沿いで夜遅くまで空いている店も結構あった。フェリーターミナルに着いたのは２４時４０分くらい、チケットを買って、フェリーに乗ったのは１時半だった。２時にフェリーが出発すると程なく寝てしまい、起きたのは５時半の放送だった。リクライニングできる座席で眠っていたが、思ったより眠ることができた。
函館のフェリーターミナルを６時１０分に出て、五稜郭駅まで３０分の徒歩移動となった。券売機で１８きっぷを買って、６時４８分のいさりび鉄道からの直通に乗車、充当車両は国鉄急行色だった。
朝市で朝食をとって函館駅へ、いさりび鉄道のタラコ色車や、青函トンネルの展示を見た後、函館発７時３７分の北斗の自由席に乗り込んだ。始発なので余裕で窓側を確保、海側は５月に乗ったので。山側に乗ることにした。新函館北斗で青森からの客を受けた後、森まで通過、八雲、長万部はあまり乗って来なかったが、洞爺で観光客が乗り込み、東室蘭からの客も多く、登別では座れない客も出てきた。
白老着１０時２３分、白老駅はウポポイの施設の開業に合わせて改修された。既存の跨線橋は新しいものの建て替え、親切の自由通路との間には臨時改札が設置された。ただし、悪魔でも改札だけなので、きっぷはウポポイ側出口と逆側の駅舎で買うことになる。時間ギリギリで苫小牧方面に乗るときは、融通を聞きそうな感じだったけどね。改札は町の委託職員が行うので８時３０分から１８時までの営業、月曜と年末年始は閉鎖となる。改札は列車の発車１０分前から行われる。既存の駅舎もリニューアルされ、天井の庇がアイヌ柄になったり、展示物もおかれるようになった。
白老発１０時４１分の普通は５月にデビューしたばかりの７３７系、片開き２扉のロングシートでその片方の真ん中には車イススペースもある。ドア上のLEDはなく、運転台後ろのワンマン運賃表が’その役割を果たしている。運転区間のカーブが少ないためか、１１０キロ近くまで出すこともある。そのことで、キハ１４１より大幅な時間短縮となった。
苫小牧着１１時０２分、１１時１６分発の７３１系普通に乗り換える。３両のせいか、沼の端でそれなりに混雑した。札幌へ急ぎたいけど、お盆で混雑する快速エアポートは嫌だ。ということで８４０円を奮発して、ミューシートをチケットレスで購入した。ところが、エアポートは７２１系運用で自由席でも空いていた。札幌着１２時２０分、今月いっぱいで閉館するエスタの地下で昼食をとった後、１３時１１分の７２１系普通で岩見沢へ向かった。その９分後を石北本線代行バスに接続する２８３系臨時特急が追うのだが、岩見沢まで普通との所要時間差が５分しかないから普通が逃げ切る。災害による暫定ダイヤだから、定期列車を追い抜くことはできないのだろう。岩見沢からの旭川行も、もちろん７２１系、７２１系が運良く連続している。
滝川着１４時４２分、根室本線まで１時間近くあるので、町の中を散策、北海道かと思ってしまうくらい暑い。１５時３８分発の根室本線のキハ４０も非冷房なので車内は蒸し風呂状態、ただ走り出すと空いた窓から風が吹き込んでくる。４０非と近くいた車内も、赤平、芦別で半分以上が降りて、車内は１０数人に、そんほとんどが葬式鉄で、富良野から先も引き続き乗る。駅巡りはしないことが確実となった、布部、山辺、金山、下金山を車内から撮影、東鹿越には１７時３２分に到着した。
代行バスに５分で乗り換え、シートをリクライニングして狩勝峠を越える。逆側に座った方が景色がよかったみたいで、リベンジしたいところだ。
新得着は数分早着の１８時４２分、５７分の始発に乗って、帯広には１９時５５分に着いた。
