goo blog サービス終了のお知らせ 

しーさるの鉄日記

春改正概要:東海道・山陽新幹線、九州新幹線


東海道・山陽・九州新幹線関連の改正概要は以下の通り。

●早朝深夜の『のぞみ』8本及び、東京発毎時10分、東京着毎時33分の福山停車『のぞみ』29本を、東海道新幹線内で285キロ運転させ3分の時間短縮を図る。
●上記時間短縮に伴い『のぞみ』の新大阪行最終の東京発時間、東京行最終の新大阪以西発時間を3分繰り下げる。

●東京2110発『のぞみ』を臨時から定期列車に格上げする。また、東京発2120の285キロ運転臨時『のぞみ』を新設する。
●『のぞみ』1号の時間短縮に伴い、『ひかり』495号の岐阜羽島をやめて、名古屋を『のぞみ』1号の後発にする。これに伴い、首都圏から岐阜羽島へ23分、米原へ28分時間短縮する。また、米原で『しらさぎ』に接続することで福井方面へは46分時間短縮する。
●『のぞみ』64号の時間短縮に伴い、『こだま』694号の追い抜き駅を岐阜羽島から名古屋に変更する。これに伴い、米原、岐阜羽島から東京への最終は23分繰り下がる。

●山陽新幹線上り『のぞみ』において、各停車駅での毎時発車時刻を、概ね揃える。
●一部時間帯の『こだま』の『のぞみ』待避駅を変更、福山や広島においての接続時間を短縮することで、東京・大阪方面から広島県内『のぞみ』通過駅への所要時間を短縮させる。

●鹿児島中央発1447の博多行『さくら』を日曜を中心に運転する。また、熊本719の博多行『つばめ』を週明けを中心に運転する。
●『さくら』の筑後船小屋停車時間帯を18時台から20時台に、新玉名停車時間帯を20時台から18時台に変更する。

東海道新幹線は23年ぶりの最高速度引き上げ。引き上げまでずいぶん長い時間がかかったと思ったけど、220キロへの引き上げも開業から民営化直前まで22年かかったからな。

東海道区間で285キロでの営業運転は、N700では不可能だがN700Aで可能。そのため、N700Aがある程度揃うタイミングでの引き上げとなった。ある程度揃わなくても、早朝深夜の8本をN700A限定にすれば引き上げられたのかもしれないけど、それ以外の準備があったのかもしれない。

昨年、285キロ引き上げのリリースがあった時は、『のぞみ』デビューの時みたいに早朝深夜の数往復のみが対象となって、良くて東京発毎時00分の新大阪のぞみも対象になると思っていたのだけど、A『のぞみ』が対象になって山陽新幹線のスジも変えるとはね。

東京10分の『のぞみ』の速達化ができたのは、03分発が『のぞみ』ではなく『ひかり』というのがあるかもしれない。285キロ出せない『のぞみ』が先行したら、その『のぞみ』が追い抜いた『こだま』でつっかえるからだ。現状、10分『のぞみ』は、54分に三島で『こだま』を、07分に静岡で『ひかり』を、24分に浜松で『こだま』を追い抜いている。新富士辺りまでは現状スジを踏襲するけど、新富士~三河安城では285キロ運転で90秒近く時間短縮するのではないかと。浜松で抜かれる『こだま』のスジを30秒以上繰り上げて。名古屋では『こだま』と緩急結合するのだろうか。リリースの到着時間が49分と、現状『こだま』の発車時間と同じだからな。『こだま』を名古屋発を51分にしたところで、続行『のぞみ』には影響ないし。でも、リリースにはそれに触れてないから現状通りの岐阜羽島追い抜きなのだろうか。

『のぞみ』の時間短縮で、接続時間に余裕が出てくる列車は以下の通り。接続列車は改正による変更がないこと前提で。
●京都25着:快速奈良行34発 ●岡山27着:特急しおかぜ35発 ●広島08着:普通岩国行15発

中でも『しおかぜ』の接続は、現状の姫路停車『のぞみ』からの変更で、新神戸以東からは20分時間短縮される。リリースで触れてないのは、乗り換え時間8分とギリギリからだろうか。ちなみに逆方向は3分が5分になり、さらにギリギリ。JR四国の次の改正の時に見直してほしいところである。
早朝の『のぞみ1号』は予想していた通り速達化、先行の99号も速達化され、新大阪での下り新快速、小倉での『ソニック』、博多での『かもめ』の接続に余裕が出てくる。『やくも』を5分繰り下げて、接続すれば便利なのだけどね。
JR西日本福岡支社のリリースによると、新大阪814の広島行『ひかり』が設定されている。現状は817だから3分の繰上げ、つまりこれも東海道区間で時間短縮するものだと思われる。これもN700A限定にして285キロ運転するのだろうか。

朝一下りと上り最終の『のぞみ』の速達化効果は大きく、北陸への時間を40分以上短縮することになる。今でも品川発『のぞみ』でも乗り継ぐことはできるけど。この乗り継ぎをすると、『しらさぎ』の芦原温泉着は924。一方、東京616の『かがやき』に乗ると『サンダーバード』の芦原温泉着が940。現状通り『しらさぎ』1号に接続すると、『かがやき』乗り継ぎの方が8分早く福井に到着することになるから、これは大きい。北陸新幹線開業のタイミングで285キロ運転が開始となり福井へのアクセスが見直されたのは偶然なのだろうか。米原からの終電は20分以上繰下げ、こちらは恩恵があるのは近江八幡・彦根方面からの琵琶湖線と近江塩津発の普通ぐらいか。

午後下りの山陽『こだま』は新倉敷で待避することで、福山停車『のぞみ』とすぐに接続するように。広島止『のぞみ』からの接続も、待避駅を三原から東広島に変更することで接続時間を短縮する。あとは山口県内で、新山口停車『のぞみ』と『こだま』の接続を見直してくれるといいのだけど、厚狭、新下関の需要的に難しいな。下関駅の精算窓口には小倉まで『のぞみ』を利用してきた客の列ができるくらいだし。

九州新幹線は山陽新幹線に合わせた修正程度、日曜日に新設された『さくら』は福山停車『のぞみ』に9分接続するけど、この『さくら』の前5分と後15分に新大阪行があるから、本州直通客はあまり乗らないかと。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「情報(西日本)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事