●『サンダーバード』『しらさぎ』を金沢~富山間で部分廃止し、金沢で新幹線に接続させる。
(『サンダーバード』23往復のうち、下り14本上り13本が『つるぎ』に、6往復が『はくたか』に、上り1本が『かがやき』に接続、『しらさぎ』16往復のうち、下り11本上り7本が『つるぎ』に、下り1本上り3本が『はくたか』に、1往復が『かがやき』に接続)
●金沢~和倉温泉間に特急『能登かがり火』5往復を新設する。『サンダーバード』の和倉温泉直通は1往復のみとする。
金沢発856、1123宇、1310サ、1500、1834宇■、2008
和倉温泉発630■宇津、841、1014サ津、1300、1520宇、1741
サ:サンダーバード 津:津幡停車 宇:宇野気停車
■:高松、良川停車 全列車:羽咋、七尾停車
●朝の福井→金沢方面、夜の金沢→福井方面に『ダイナスター』3往復を新設、最終福井行以外は『かがやき』に接続させ、東京~福井間を約3時間半で結ばせる。
(福井発600、650、745 金沢発2108、2206、2321)
なお、平日には福井720の『おはようエクスプレス』、金沢2135の『おやすみエクスプレス』も運転し、金沢行は『はくたか』、福井行は『つるぎ』に接続させる。
●データイムの下り『サンダーバード』の設定時間を30分繰上げる。
●『サンダーバード』の編成両数を9両、『しらさぎ』の編成両数を6両に統一、金沢寄りのグリーン車・指定席号車も統一する。
●一部『しらさぎ』の金沢駅発車ホームを①②にすることで発車ホームを統一、発車時刻も5時台から17時台まで48分に統一する。
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金沢から先が3セク化され、富山へ行くには金沢への乗換が必要となった。大阪~富山の場合、接続が10分と良くても、短縮時間は10分前後。接続が20分近い名古屋~富山に至っては、一部列車で数分余計にかかるようになってしまった。
早朝上りに至っては、朝一の『つるぎ』に乗っても、大阪や名古屋へ約1時間遅く到着することに。下り最終は、対名古屋で約10分繰り上がっただけで、対大阪は現状維持なんだけどね。月曜だけでもいいので、富山→金沢に5時台の快速が欲しいところだ。
所要時間短縮は大したことなかったが、新幹線に乗り継ぐことで富山までの本数は増加、対大阪で30本が37本、対富山で16本が23本になった。
大阪発だと840~1212まで富山接続本数が毎時2本に、金沢2030前後の臨時『かがやき』があれば1612~1842までも毎時2本になる。一方、対名古屋では富山直通が2時間に1本から、富山方面接続が毎時1本に。だが、上りは接続が悪く、富山715発と1113発の間で『しらさぎ』にうまく接続するのは914だけである。なお、名古屋へ直通する『ひだ』は富山800以外は1302、1510、1710と時間がかぶっている。
下り『サンダーバード』は30分繰り上げて、『しらさぎ』と同じ『つるぎ』に接続。その結果、午後の敦賀→福井間は『サンダーバード』『しらさぎ』が30分前後の間隔で走っていたのが、毎時1本続行するだけになった。『ダイナスター』が走る早朝、深夜は加賀温泉方面と『かがやき』の接続が考慮されているが、それ以外の時間帯は特急の有効本数が少なく、対小松、加賀温泉で時間がかかってしまうのが残念なところだ。
それにしても、金沢を境にした悪い接続、対大阪、名古屋での滞在時間縮小を見ると、敦賀延伸開業の3年前倒しの要因が今回のダイヤ発表にもあるような気がする。敦賀まで延伸して富山を6時にFGTが出発したとしても、今の大阪着822より早くなるかは微妙だけどね。
金沢発福井方面特急は、現状では、2143のおやすみエクスプレス』の他に、2035の『サンダーバード』、2229の『はくたか』だけだが、23時台にも拡充する。2321の最終『ダイナスター』は、小松において美川で抜いた普通福井行に接続する。福井発金沢方面特急は、700の『おはようエクスプレス』と730の『はくたか』だけだが、600にも拡大される。朝一の金沢行普通は追い越されずに先行するようだ。
七尾線特急は、下り856、2008、上り841、1741が新設、代わりに『はくたか』と『しらさぎ』が廃止になる。大阪方面からは乗換が必要になるとはいえ、続行特急がなくなり、特急の設定時間帯が拡大するのはいい傾向だ。
宇野気や津幡などの停車時間帯は現行と変わらないが、朝一上り『サンダーバード』は30分以上繰上げ、現行ののと鉄道の一番列車からの接続を受けないようだ。のと鉄道は始発を繰り上げるのだろうか。
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