しーさるの鉄日記

小田急2018春改正(データイム編)


小田急の春改正、データイムについては時間当たりの運転本数は明らかになっているものの、プレスリリースにはラッシュ時間帯のような時刻表はない。ただ、一部の特急の停車駅時刻と江ノ島線快速急行の始発駅時刻は明らかになっている。特急の新宿発は10分繰り上がっているが、江ノ島線快速急行は基本的に現行通りだ。

大きく変わった点は、毎時3本設定されている唐木田発着の急行を千代田線直通から新宿発着に、代わりに千代田線へは新たに停車駅を追加した準急を乗り入れさせることだ。準急は現行から停車駅が変わり、代々木上原を出ると、下北沢、経堂、千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、成城学園前、狛江、登戸に停車、毎時3本を向ケ丘遊園まで運転する。このことで、都内から千代田線方面へを増強する。準急が乗り入れの中心ということで以前に戻ったと思ったが、生田から先へ乗り入れていた準急と全く違う準急だ。

準急と各停の停車駅差は6駅、代々木上原で各停の2分前に準急が出発すれば、準急が緩行線を走り続けても、登戸では各停の2分後に準急が到着するようになる。現状ダイヤを踏襲した場合、常磐線からの準急が代々木上原で数分停車して快速急行と接続、経堂で数分停車してその後を追う急行と緩急結合する。このことで、新宿対千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵への利便性を確保、新宿から千歳船橋へ行く場合、現行の各駅停車乗り通し19分から15分くらいに時間短縮すると思われる。

快速急行は登戸に停車、各停と緩急結合あるいは片接続して、生田、読売ランド前、百合ヶ丘への利便性を向上させる。現行ダイヤだと、新宿から生田まで32分かかっているが、快速急行がその1本前の各停に追いつくことで24分ほどに短縮される。生田ユーザーの頃、成城学園前待避ができなかったから、経堂で追い抜いた各停が来るまで長く待った覚えがあるけど、今回の改正ではそれが解消される可能性があるのだ。
現行ダイヤだと、快速急行が新百合ヶ丘から先、急行が成城学園前から先をフォローしているが、今回のダイヤ改正では、快速急行が登戸から先、急行が経堂から先をフォローするようになる。でも、早朝深夜以外は、快速急行は相模大野辺りで、急行は成城学園前辺りで着席保障がないのかもしれない。そう考えると、格下優等の準急に川崎市内もフォローしてほしいところなんだけどね。

多摩線への急行は千代田線発着から新宿発着に変更する。京王に真っ向から勝負することになるわけだが、それでも運賃的に所要時間的にも勝ち目はない。直通する急行の運転間隔は20分毎と京王の準特急と同じだし。勝ち目があるとしたら、橋本発より唐木田発の方が空いていることかもしれない。新宿は、現状の千代田線より需要があるだろうけど、京王から客を奪うのは難しいかもしれない。

新宿~町田間の特急の所要時間は下りが1~2分、上りが3~4分順延している。小田原から新宿までで本厚木と町田しか停車しないのに81分かかるものもある。下りについては、快速急行の登戸停車によって、各停の登戸から新百合ヶ丘間の時刻が繰り下がって、それで特急が遅くなるのではないかと。上りがそれ以上に遅くなっているのは、新百合ヶ丘や新宿の手前で詰まっているということなのだろうか。

本厚木以西では、快速急行、急行ともに小田原発着毎時2本、新松田発着毎時1本ずつになっているのを、快速急行が小田原発着毎時3本、急行が新松田発着毎時3本とし、新松田~小田原間の優等を毎時1本減らす。同区間の各停につては、リリースによると毎時3~4本になっていることから、新松田折り返しの急行に接続する各停が毎時3本、快速急行に接続する各停が不規則に走る感じになるのだろう。

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