カップ一杯の幸せ

喫茶店開業へ向けての、夫婦二人でゆっくりまったり、少しずつ歩んでいく日常を、記録していきます。

2013年6月23日   入院になっちゃった。  その3

2013-07-21 16:43:51 | 日記
入院3日目。日曜日だからなのか、朝はパン食です。
食パン2枚にジャムにスライスチーズ。スープにバナナ。そして牛乳。
勿論完食です。主人が来てくれるまで、『ハンター×ハンター』を読み、主人が来てくれてからは、一緒に並んでテレビを見て。
こんな風に穏やかに、何時もと同じ日常を病室で送れるのは、やっぱり主人のおかげです
いつも思っている事ではあるけれど。やっぱりこういう時に、心から思います。
ああ、この人と結婚して良かったなぁ

この病院では、お昼は11時前からお茶が配られ、配膳の準備が始まり、12時前にはランチになります。
夕方は、16頃からお茶が配られ、17時には配膳が始まり、夕食になります。
我が家の夕食は、大体19時過ぎ。私が午後勤務の時は、20:45頃。
17時にお膳を運ばれても、お腹が空きません…と思ったのは、昨日まで。
3日目にして、早このリズムに慣れてしまって、16時頃からしっかりとお腹が空くのです。
こうなってくると、退院後が心配
16時からお腹が空いては、お仕事になりません

一昨日、診察してそのまま入院となったわけですが、何の説明もなく個室に通されて、そのまま個室に入院となりました。
暇なので、病棟内をぶらぶらすると、個室の部屋数が多いように思います。後は、4人部屋と、6人部屋がいくつか。
個室料金を聞いてきた主人が、個室じゃなくても良いかと、訊ねてきました。
勿論オッケーです。
だって、こんなに元気で、お部屋についているお風呂も使っていないし(病棟の広々としたお風呂場を、借りています)、個室にいる必要は、何一つありません。まあ、こうして主人と二人でまったりすることは、できなくなりますけど

個室料金を聞いて、びっくり
一日19000円です。
だってねぇ、去年弁膜症の手術で聖マリアンナ病院に入院した時。この時も、入院から退院まで個室でお世話になりましたけど。料金はほぼ同じでも、お部屋の広さも違うし、ソファーもあったし、お風呂場も広かったし、お部屋についているテレビも、テレビカード無しで見放題でした。そして何よりも、食事が違いました。
一般病室の食事より、おかずが一品多くて、その上フルーツがついてきました。
それだけではありません。なんと、おやつの時間があるのです。
紅茶と&クッキーとか、緑茶に水羊羹とか。
それはもう、楽しみでした
ここでは、おやつはありません。
テレビも、1000円のテレビカードを買わなくてはなりません。
食事だって、もちろん特別食ではありません。



結局、差額の生じない大部屋の空きがなく、4人部屋に移ることになりました。
4人部屋と言っても、私の病室の向かいの個室にいた患者さんが同時にお引越しして、広い4人部屋を2人で使うことになりました。
4人部屋は、一日5000円です。でも、広い部屋を2人で。なんて贅沢

同室となったNさん、年齢はお聞きしなかったけど、多分私より10歳ほど年上。
Nさんは、私より丁度10日早く入院されました。
リビングでくつろいでテレビを見ていたら(ここまでは、私と一緒)突然ろれつが回らなくなり(私は、突然立てなくなりました)ご主人が救急車を呼んで(私は、主人がタクシーを呼んでくれました)この病院に運びこまれました。
私とNさんの大きな違いは、私は一過性脳虚血でしたが、Nさんは脳梗塞だったのです。
すぐにICUに入れられて、私が入院する前日に、向かいの個室に移られたそうです。
左麻痺と口語障害、ご自分では、まったく左半身を動かすことができません
ほとんど寝たきり状態で、ご自分では寝返りすら打つことができません。
一過性脳虚血発作と脳梗塞では、こんなにも違うのです。
今後の人生が、大きく大きく、分かれてしまうのです。
と言っても、一過性脳虚血発作を起こした人の約二割が、三ヶ月以内に、脳梗塞を起こすというデーターがありますので、楽観視は禁物です。
Nさんを見ていると、自分のことが自分でできずに、人の手を借りなければならないもどかしさと辛さを、つくづく考えさせられます。
やはり、健康であることが一番
健康でありさえすれば、大抵の事は何とかなるものです。
多分、ね