手紙

お風呂に入ったあと、寝つけなくなったので、あの人に手紙を書くことにした。
BGMはめざにゅ～。
どうして君を信じられないのか。
君を、じゃなくて、人を、なかなか信じられない理由。
長くなった。
そして、渡せないなと思って、折り畳んだ。

伝えたい気もする。
でも、白々しい気もする。
話し始めたら、止まらない気もした。

キレイな月を見上げたら、君のこと好きだって、祈るように思って、泣いた。

眠い。
今日は郵便。
ミスなくがんばろう。

(今日の天気:雨)

見えた

月が見えた。
真っ白な満月。

願いは、きっと叶えられるよね。

月が見えなくても叶うんやって、あの人は言ってた。

ほんまにキレイ。

いろんな記憶が入り混じる。

檻に閉じこめられたこと。
そのことを話して、信じて抱きしめてくれた人が、離れていったこと。
繰り返し、繰り返し。
どうして、嬉しかったこと、楽しかったことを思い出さないんだろう。
ちゃんとあったはずなのに。
君も同じだって言って、傷つけたようなもの。
ごめん。
泣きたい。
気持ちわかんない。
わかんない。

あたし、心、疲れてた。
君も、体、疲れてた。
だけど、そばにいてくれた。
ありがとう。

笑っていてください。
仲良くいられますように。

笑っていられますように。
お互いの隣で。

今日の月みたいに、白く強く、輝けたら。
暗闇を弾き飛ばすような、強くて優しい光に。

離れて、同じ月を見上げた。
信じ方がわからない。
だけど、信じたい。

…うたた寝をしてしもうた。風呂入ってくる。