中国 広州で暮らす日々

栃木県から3,000kmの世界 - 中国 広州。『世界は栃木県から半径100km圏内』番外編。

美しき広州

2010-06-29 20:22:38 | 広州の日々
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

初めて見ました、広州の青空を!
こんなにいい天気は1年に3日程度しかないそうです。



「天空の城 ラピュタ」に登場しそうな雲ですね。
あの中にはきっと、ラピュタが存在しているに違いありません。
美しい天気に、思わずカメラを構えた瞬間でした。

広州は美しい街です。

中国って悪いイメージを一般的には持たれていますよね。
みんな自転車で移動しているとか、街が汚いとか、遅れているイメージが強いと思います。

確かに一部は当たっているところもありますが、マスコミ等がテレビで伝えるイメージとは全く違います。
テレビや短期の滞在ではわからないことが、今回はよくわかった気がしています。

なぜか?

きっと簡単なことです。
短時間で中国を見るときに、私たちは無意識に日本と比較しているのです。
つまり日本との「差」ばかりに目が行ってしまいます。

中国そのものと向き合い、ありのままを認める。
そのうえで見えてきたものは、日本との差ではなく「違い」なのです。

ドンメン(東門商業街)で酒を飲もう!

2010-06-28 19:53:17 | 広州のグルメ
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

今日も広州は雨でした。
ふぅ~っ、こうも雨ばかりだと、心が暗い方向に向いてしまいそうです。
人は太陽に当たっていないと、暖かい考え方ができないのかもしれませんね。

さて、そんな日は先週行った東門商業街のお店をご紹介しましょう。



日本から、ちょうど仕事で来ていた仕事の仲間とお酒を飲みに行きました。
ここは東門商業街(通称:ドンメン)の一番端っこにあるお店。



キツイお酒が飲みたかったので、アルコール度 52%の焼酎をチョイス。
これだけで300元くらいしたかなぁ。



これは沖縄の泡盛のイメージ。
小さなコップでチビチビ飲みます。(ゴクッって飲んだら死んじゃうかも)。
舐める程度で十分ガツンときます。

う~っ、効く~。



つまみは、絶対失敗しなそうな「から揚げ」。
微妙な中国のお店に入る場合は、絶対に失敗しなそうな料理を1品は注文することが大切です。

でないと、『食べられるものが何もなかった』という結果になる場合もあります。



これは魚の身を、サンラーな酸っぱいスープで煮込んだもの。
日本で食べる酸っぱい料理は苦手ですが、本場はやはり旨い。
酸味で食欲増進とは、このような味を言うのだとわかりました。



野菜、野菜。必ず野菜は注文しましょう。
うっ・・・これはまずい。独特な香辛料が食欲を低下させます。うっ。
さっき増進して、今回低下したからプラスマイナス0(ゼロ)。



これも失敗しなそうな一品。
牛肉の鉄板焼きです。 うん!これは旨い!激旨です!!!



・・・・・。
何これ? 子供の"オママゴト" じゃないんだから(汗)。
でも、こういう料理は意外と美味しい場合があります。 挑戦しましょう!

オエッ。やっぱり・・・。

料理は3勝2負、まぁこんなものでしょう。
でも、日本で仕事を共にしている仲間と、中国という土地で飲むお酒は格別でした。

日本という名の異国

2010-06-27 09:54:16 | 広州の日々
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

朝からずっと雨が降っています。
この時期の天候は、日本も中国も変わらないのですね。



ベランダから見える景色。もうどれくらいこの景色を見ているのでしょうか。
iPhoneで聞く韓国ドラマ「BAD LOVE」のオリジナルサウンドトラックが良く似合います。



時折、ザーっという音を立てて激しく降ります。
残念だけど、こんな日はホテルでゆっくり過ごすしかありませんね。

間もなく6月も終わりを告げます。
ビザの期限もあるので、7月には『日本という国』に戻らねばなりません。

そんなことを考えながら、先日紹介した「異国」の絵を見上げます。



『異国』かぁ・・・。

最初は生活のすべてのことに戸惑いを覚えたけど、今はすっかりこの国に慣れました。
自由に移動し、好きなものを食べて、いろいろなことを感じて、そして見て・・・。

今ではむしろ、『日本という国』が異国に思えてしまいます。

中国 広州、もう一つのゴール

2010-06-26 08:18:25 | 広州のグルメ
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

最近、帰りが遅く、ブログ更新をさぼってしまいました。
と言ってもお酒を飲みに行っていただけですが(笑)。

あきれる程ダメな特定日本人と仕事をしていると、周囲の中国人が愛おしく思えてきます。
そんな日は、仕事帰りに中国人の仲間達と食事に行きましょう。



中国人スタッフ用バスに乗って天河への移動を試みましたが、大渋滞のために途中下車。
広州の夕方は物凄い渋滞なのです。



本日チョイスしたお店はこちら。
何処となく"ボーリング場"という雰囲気の外観です。



店内もメチャクチャ広い!
誰も座っていないけど、これほどの座席数は必要だったのでしょうか?



窓の外には上半身裸で仕事をする人たち。
頑張っている人の前で食事をするのは、なんとなく申し訳ない。





沢山注文したので、料理の写真はダイジェストで。
中国人と食べる中華料理は、やっぱり楽しいです。ワイワイ、ガヤガヤ。
この雰囲気が栃木ハンターは大好き。



魚一匹が丸ごと煮込まれている鍋料理(?)。
グツグツ煮込むので、時間が経てば経つほどスパイシー!!!
最後は臭いで咳き込む程になりました。

隣で大はしゃぎする仕事のパートナー。
彼が生き生きと仕事ができる環境を作ることが、この広州での『もう一つのゴール』だと思っています。

異国 ~ 一枚の絵 ~

2010-06-23 21:18:28 | 広州の日々
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

外は大雨。
広州の雨はスコールのように一気に降り、そして一気に止みます。
そんな広州の雨が、栃木ハンターは大好きです。
スモッグに包まれた広州の空に、ほんの少しだけ青空が見えるのは、そんな雨の後だけなのだから。


昨晩は、ハンター妻とSkypeで子供の頃の話をしました。
何を隠そう、栃木ハンターとハンター妻は、同じ中学校の同級生なのです。
あまり良い子ではなかった栃木ハンター。
まさか大人になって異国に暮らすとは夢にも思ってもいませんでした。

あの頃、『異国』って別世界が存在しているように思っていました。
映画のワンシーンのような、夢の世界。
そこに自分は決して存在しない世界。


大人になってしまった栃木ハンター。
幸か不幸か、いろいろな国で仕事をし、今はここ中国で暮らしています。
子供のころに抱いていた『異国』のイメージなんて、すっかり忘れていました。

忘れていたイメージを思い出させてくれたのは、ホテルの壁に掛けてあった一枚の絵でした。



大人になった今、『異国』に対して思うことは、
"場所は違えど、同じ人間が住んでいる" ということだけ。

ここは小さな宇宙船 - 『地球号』。
「国」なんて小さな枠を考えていたらつまらない。