中国 広州で暮らす日々

栃木県から3,000kmの世界 - 中国 広州。『世界は栃木県から半径100km圏内』番外編。

安心のホテルは恐怖のホテル?

2010-06-06 17:04:56 | 広州の日々
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

無計画な日曜日は時間を無駄にしてしまう。
これは国内の週末だけではなく、当然海外生活にも共通することだと思い知りました。

結局今日はどこにも行かずに終わってしまいました。反省。
来週は完璧なプランニングを行い有意義に過ごすつもりです。



栃木ハンターの家から歩いて行ける距離にある「毎一角落 Corner's Deli」というお店に、ウィスキーを買いに行くことにしました。

ただ真っ直ぐ行くのもつまらないので、ホテル前の散歩道を回ってから行くことに。
結構整備された散歩道があるのです。

ああ、気持ちがいいなぁ。
明日早く起きたら散歩でもしてみようかなぁ。そんな日本的な感覚が一気に覚めることに。

ちょうど森のような木陰にさしかかった時、背後から"ニーハオ"と呼ぶ声が・・・・。
振り返ると、そこには6人の男たち・・・・。

しまった!

なんてことだ、安心のホテルではなかったのか?
周囲に目をやると、どう考えても周りからは見えない場所・・・最悪だ。

所持金は・・・確か200元ちょっとしか持っていない。
カメラは持っているけど、これを取られたらブログ更新できない・・・。

一番ゴッツイ男が、ひたすら中国語で話しかけてくる。
何を言っているのかさっぱりわからない。

栃木ハンターのカバンを指さし、何かを出せとジェスチャー。

金を出せ! と言っているに違いない!

よく見ると、彼らのTシャツの胸には「POLICE」というワッペンが!?
「公安」(中国の警察のこと)!?
いや!違う! 公安はこんな制服ではない・・・。

戦うか!・・・無理だなぁ、栃木ハンターはオジイチャンだし、相手は6人だし。

とにかく、「言葉がわからない」と言いながら、少しずつ視界の開ける場所に移動。

あれ? 危害も加えるそぶり無く、ついて来るではないか!?

結局そのまま、ホテルまで行き、フロントに通訳を依頼。

解決!
なぁんだ、彼らはホテルの警備員。
栃木ハンターがホテルの客かどうか確認するために、ルームナンバーを聞いていたらしい。
カバンを指さしていたのは「ルームキーを持っているか?」と言っていたのでしょう。

安心のホテル・・・それはわかるけど、ちょっとやり過ぎではなかろうか?

もしかして、この髪型のせい?
確かに、この髪型ではどう見ても「中国人の強盗」だもんなぁ。

いい経験をした。
しばらく暮らしているうちに、外国に対する警戒心もすっかり緩んでしまっていた。
ここは中国、貧富の差も激しい国。

『中国 広州で暮らす日々』、もう少し気を引き締めて行きましょう!