日曜日小雨の中、娘を空港まで送って行った。
遅い夏休みを利用して、先週末より帰省していた。
娘がお付き合いをしているＥさんも挨拶のため一緒に。
喜んだのは犬ぐみふたり。
小さいころ世話してもらったミリーちゃんは、娘のそばから離れない。
帰る日の朝、支度をする娘のそばに寄り添う。
今度帰ってきてくれる日までがんばろうね、ミリーちゃん。
くきちゃんは「二度目まして」のＥさんが大好き。
実家では犬を飼ったことがないというＥさん。
毛だらけ、よだれだらけになるのに、にこにこして撫でてくれる。
くきちゃんだって、大切にしてくれる人はわかるんだね。
Ｅさんが挨拶をしたあと、
「どうか、末永く大事にしてやってください。」と夫がつぶやいた。
ああ、本当に。
娘の、ふたりのこれからの人生に
両腕からこぼれるほどのしあわせがありますように・・・
そう願わずにはいられない。
くきちゃん、Ｅさんのそばが好きだけれど、
娘の食べているりんごも好き。
すばやく娘のそばに移動。
ミリーちゃんだって、りんごが好き。
一瞬だけ、娘が人気者に。
Ｅさんは今どきめずらしい、きちんとしたやさしい男性。
仲がいい二人を見ていると
しあわせのおすそ分けをもらったようで
心が温かくなった。
空港から帰宅すると、くきちゃんは私以外の人を待つ。
「お姉ちゃんとお兄さんは帰っちゃったのよ。」
と言っても、しばらく玄関に通じるドアの前で待っていた。
そんなこと言っていると、また娘に
「だから私はミリーちゃんのほうが好き！」って言われるよ。
さんざん「どんより」してたくせに、寝室に行くと
うん。でも、これはこれでしあわせかな。
