クララのあしあと

英国ゴールデンレトリバーとの暮らしのあしあと

日曜日

2024年07月29日 | 日記

外に出ると一瞬で焼けこげるんじゃないかと思うような暑さの日曜日。

夫はゴルフ。(いくら好きでもこの暑さ、ゴルフに行く人の気が知れないよ・・・心の声)

クラちゃんはお母さんと涼しい室内でのんびりと過ごすよ。





あ〜あ、たいくつ






あたちにおやつをくさだい!

クラちゃん退屈なもんで、私が動くと一緒に移動しておやつを要求する。

退屈だとついつい食べてしまうのは人間と同じ。

私もしょっちゅう、ガサゴソ・モグモグしてる




夕方になり、夫が帰ってきた。



おとうさん、おかえり〜






クラちゃん、怪しい匂いにクンクンが止まらない。

夫は、芯から黒くなって帰ってきた。おそろしい






しばらくして息子がやってきた。

しっぽブンブンで喜ぶクララ。






にいちゃんきた〜

よかったねえ




息子くん、お父さんの誕生日のために和菓子を作ってきてくれた。

私の誕生日はチョコレートのムースケーキだったし、お菓子作りがブームなの?



「いや〜、和菓子は成形が難しくって・・・」だって。

確かに3個持ってきた和菓子は微妙に形が違うかも。

上にかかっているキラキラしたものは銀シュガーらしい。

私、初めて知りました。





遅ればせながら、和菓子で夫の誕生日のお祝い。

味は申し分なしでした





お菓子をもらえなかったクラちゃん、腹いせにナデナデを要求。

息子が帰るまで触ってもらってた・・・

でも家の中が賑やかだと、クラちゃんも嬉しいようです





海の家のクララ7/25

2024年07月26日 | 日記



アゲハチョウの幼虫のためほとんど葉がない状態だった海の家のレモン。

夫が退治してくれたおかげで葉が復活し、小さな青い実ができていた。

自宅のレモンは今年どうしたことか実が少ないので、素直に嬉しい。



例年であれば海の家は窓を開けると暑いながらも爽やかな風が通るが、

今年はムッとした空気が流れ込む。

まるでサウナか蒸し風呂のよう。(サウナ、経験したことがないけど・・・)






エアコンをつけるため各部屋をまわるだけで汗びっしょり。

戻ってみると、冷えてきたリビングでクララ爆睡中でした。






あたち、そろそろごはんだとおもう。

クラちゃんの腹時計、正確だね。






フードを作った時に必ず2粒要求。

お薬を飲ませる時に始めたのが、今や習慣になってしまって・・・






ご飯を前にした時の集中力は5歳になっても健在。

まあ、この時だけできてもね〜






「まて!」だって上手に待てる。

だから、この時だけ待ててもねえ〜






そして食べた後はまた爆睡。

クラちゃん、お布団から頭が落ちてるよ。

わんこはどこにいても規則正しい生活です。




ところで7月25日は夫の66回目の誕生日。

「暑い日に生まれたんだね」というと、「66年前はそれほど暑くなかったと思うよ」だって。

「確かに!エアコンなんかなくても夜は扇風機だけで涼しかったよね。」

って、お祝いそっちのけで昭和な話に盛り上がる。





誕生日も早朝から草刈りの夫。

夜は恒例の花火が上がるからね。(私が上げてるわけではないけれど)

今年も元気でそして怪我に気をつけて、笑顔で過ごそう







大暑

2024年07月22日 | 日記


暑い!朝起きた時から暑い!

言っても涼しくなるわけないのに、「暑い」を連呼する私。



ところが我が家のクラちゃん、一日中涼しい部屋にいるためか、

それとも毎日ぐうたらしているためか、今日も朝から元気です。






なぜ無駄に跳ぶ?






舐めすぎて、ステンレスの食器、穴があきませんか?






「食べたら寝る」が元気の秘訣?





ところで昨日の夕方のこと、「暑いね〜」と息子がやってきた。

早速甘えるクララ。



にいちゃん、あたちあずけられとったん。






そうかそうか、また預けられてたんか。

だから、毎回お兄ちゃんに言いつけるのやめて






夕ご飯が済んだらいつものようにロープをかみかみ。

よだれでベトベトのロープ、いつ捨てようかと画策中

ああ、2本揃えた後ろ脚がかわいい・・・親バカです。







さて人ぐみの食事が終わると早速パソコンの設定を見てもらう。

海の家に持っていく新しいパソコン。一台しか置けないので夫と共有する。

「今使っているのと同じようにして欲しいんだけど・・・」と無理難題を言う、見てるだけの私。

「新しくなってるから少し変わってるんだよね〜」と言いながら、設定し直してくれた。

もしかして息子くん、進む道間違えたかね。





息子が帰る頃にはクラちゃん爆睡。


同じ格好で寝てる

夫が見つけて撮ってくれたヤラセなしの写真!

クラちゃんちは昨日も今日も平和です






旅の記憶〜北海道 道東編4〜

2024年07月15日 | 旅のこと
釧路駅に到着して、今晩のお宿に向かう。
釧路の街中を少し外れると、もう湿原が広がっている。国立公園ではないが、この辺りも釧路湿原なんだね。





「まりも国道」を阿寒の方へ戻り、阿寒ICから北海道横断自動車道/道東自動車道に入る。この道東自動車道、サービスエリアがないことに驚く。
池田ICで降りる約70kmの間、ただひたすら道路だった。

    

十勝ワインで有名な「いけだワイン城」 ヨーロッパのお城のような施設で、お隣には池田町ブドウ・ブドウ酒研究所もある。
なんか旅行のたびに必ずワイナリーとかなんたら酒造に行っているような気がするなあ




    

十勝川温泉に行く途中、畑にコロコロを発見。牧草ロールだ。
伸びた草を大型の機械で刈り取りながらコロコロを作っている。広いので小さな農機具では間に合わないよね。
十勝平野では小麦を収穫後の7月終わりから8月にかけて、今度は畑に麦稈ロール(麦わらロール)が出現するらしい。
見てみたいなあ。きっとグリコのクリームコロンみたいで、とてもかわいいと思うのだ。




そして4日目のお宿は「十勝川モール温泉 清寂房」 でも「モール」って何?
太古の時代、十勝川河畔は葦などの植物が自生していた。それらの植物が長い時間をかけて堆積し、できあがった亜炭層を通って湧き出る温泉が植物性の有機物を多く含む「モールの湯」。
「モール」とは、亜炭などをさすドイツ語に由来しているそうだ。
このお宿全室源泉かけ流し、露天風呂つきの宿。開業してまだ日が浅く、どこもかしこもピカピカ。


初めて見るコーヒーかと思うような黒色の温泉。でも湯に入ってみるともう少し色味が薄く茶褐色の湯。お肌がスベスベになって気持ちいい。
私は気にならなかったが、夫は少し土のような匂いがすると言っていた。太古の香りかな?
温泉で北海道の疲れが吹き飛んだ二人でした。

    




翌朝、帯広へ向かう。
十勝川温泉がある音更(おとふけ)町の特産品は豆。大豆、小豆、金時豆、音更大振袖大豆。そしてチーズ、バターなどの乳製品。
よつ葉乳業の工場とおとふけ食の大使おおそでくん。よつ葉バター使ってますよ〜。

    



帯広市は十勝平野の中心にある。あまり高い建物がなく、空が広々とした美しい街だった。
北海道のお土産で有名な「六花亭」のマルセイバターサンドは、四国のデパートの北海道物産展でも目にすることがある。
その六花亭本店が帯広市にあることを今回初めて知った。

    


    

センスがよく綺麗な店舗に驚いた。「六花亭」さすがです。
もちろん買い物も滞りなく。ちなみに私、「六花亭」の紙袋の花の絵が大好きです。


帯広の市街地を抜けて帯広空港に。
十勝平野のまっすぐな広い道を走る。どこまでも続く畑には小麦とじゃがいも?そして見たことのないような大型農機が仕事をしていた。
北海道の農地にはセスナ機でも入れるのかと思うような大きな格納庫が建っている。そこには大型農機が何台も入っている。
買い揃える農家さんも大変だ。

    




    

帯広空港の近くに「ばんえい牧場」がある。なかなか写真ではわからないが、小さい馬は仔馬だそう。
夫は大きいのは「ばん馬」、小さいのは「普通の馬」だと思ったらしい。「ばん馬」は仔馬の時から大きな体躯の馬なんだね。




    

とかち帯広空港



待ち時間があったので北海道最後の食事を空港でとった。
空港には一店舗しか食べる店がない。空港周辺にも食事ができる店はおろかコンビニすらなかった・・・本当に本当に恐るべし、北海道!
そのため空港のお食事処は大変繁盛しておりました。
夫は海鮮丼。私は帯広名物豚丼。これ、本当に美味しいのです。

    




今回の旅行、夫が事前に提案してくれた場所になんとか行くことができた。地図を見ながら綿密に計画していたもんね。
4日間でほぼ1000kmを夫一人で運転し、事故もなく北海道を楽しむことができました。ありがとう。

そして、やっぱり北海道はいいなあと改めて思う。雄大な自然。どこを見ても感動する。そして人が優しく親切。食事が美味しい。
年に一度は北海道に行きたいなあと思う私。今度は富良野のラベンダー畑なんてどうかね



おまけ
帯広空港を飛び立ってしばらくして、眼下に見えた。


襟裳岬





旅の記憶〜北海道 道東編3〜

2024年07月13日 | 旅のこと
知床を後にしてこれから約100km、摩周湖に向かう。
摩周湖が近づくにつれだんだん天気が回復し、気温も上昇してきた。
摩周湖第三展望台。遠くに見える湖が屈斜路湖。国内最大のカルデラ湖。火山活動から生まれた湖だけあって、湖畔には多くの温泉が湧出する。




そして摩周湖第一展望台(摩周湖カムイテラス)へ。
摩周湖は日本で1番透明度の高い湖。美しい「摩周ブルー」に心を奪われた。
流入・流出の河川がない閉鎖湖。車や船の乗り入れ、人の立ち入りも厳しく制限されている湖だと書いてあった。
摩周湖はアイヌ語で「カムイトー(神の湖)」と呼ばれる。その名の通り神秘的な湖だった。
カムイテラスで昼食。夫は「摩周湖カレー」を注文。この皿で摩周湖を表現しているんだとか。う〜ん、難しい
私は北海道十勝地方の名物「豚丼」。厚切りの豚肉が美味しい。

    


    



摩周湖展望台は標高の高い場所にある。下る途中のビューポイントで「雄阿寒岳」を撮影。




阿寒湖に行く前に「硫黄山MOKMOKベース」に。硫黄山はアイヌ語で「アトサヌプリ(裸の山)」。近くには川湯温泉がある。
黄色いものは硫黄。あたり一面、硫黄の匂いが立ち込めている。噴出孔のすぐそばまで行くことができるので迫力満点。

    


     





やっと阿寒湖に到着。知床を出発して150km。
3日目のお宿は阿寒湖温泉「あかん鶴雅別荘 鄙の座」。宿に入ると真正面に阿寒湖が見えた。


惜しいことに阿寒湖の遊覧船の最終出発時刻に間に合わなかったので湖畔を散歩した。
チュウルイ島のマリモ展示観察センターに行きたかったなあ。でもアヒルちゃんを漕いで行くのは論外です
この日も温泉に入って美味しいものを食べて爆睡。

     


    
阿寒湖と雄阿寒岳




翌日、阿寒湖を後にして釧路駅に向かう。

    


釧路に向かう国道は「まりも国道」。途中「富士見橋」という名前の橋があったので振り返ってみると「雌阿寒岳」が見えた。
雌阿寒岳は活火山で、山頂に火口跡が3つあるそうだ。阿寒富士とも言われているので「富士見橋」なんだね。

    

私、ご当地の道路標識が好きで、旅行に行くと必ず撮影する。知床はヒグマだったが、まりも国道は子ども連れのエゾシカとなんとツル。
この辺りも国道から少し外れると湿原がある。ツルがいるんだねえ。



釧路駅に到着。
釧路駅前の駐車場に車を停めて、これから「くしろ湿原ノロッコ号」に乗る。
くしろ湿原ノロッコ号はJR北海道釧網線の釧路駅ー塘路駅・川湯温泉駅間を運行している臨時列車。
今年で35周年を迎える観光列車だ。

    

途中停車する駅は釧路駅を出発して東釧路・釧路湿原・細岡そして塘路駅。大きく蛇行する釧路川に沿うように湿原を進む。
自由席と指定席があり、指定席は展望車になっている。発車する時には満員になっていた。

    


    


釧路湿原はヨシ・スゲ湿原、ミズゴケ湿原、中間湿原で構成されるが、、ほとんどがヨシ・スゲ湿原とのこと。
面積は約2万6000haで、このうち中心部の7863haがラムサール条約登録湿地である。

岩保木(いわぼっき)水門は新釧路川と釧路川(旧流路)を仕切るためにできた水門。
釧路湿原から釧路港に流れる釧路川の洪水被害を防ぐため人工河川の新釧路川を開削し、旧流路をここで分けたもの。
左側に小さく見えているのが、木造の旧水門。完成から一度も開閉されず、現在は使われていない。


岩保木水門


    

細岡駅は近くにカヌーステーションがありカヌー利用のお客さんが多い駅。他のどの駅舎も絵本から抜け出たようにかわいらしい。
線路脇にハマナスの花が咲いていた。ハマナスは北海道の花。

    

暑い日にはシカが入っているという沼。今日はまだ気温がそれほど高くなかったので水浴びしていなかった。


    


    

途中釧路川の蛇行に沿って汽車が進む。川が蛇行している浅瀬にもよくシカがいるとのこと。たまにキツネも見ることができるそう。
釧路川をカヌーで下っている観光客がいた。



終点の塘路駅で一旦全員が下車し、20分ほど停車し釧路駅に引き返す。
帰りは反対側の席。


    

反対側はヨシ・スゲ湿原が広がる。この辺りには国の特別天然記念物「タンチョウ」を見つけることができるそうだ。
タンチョウは渡り鳥ではなく通年同じところで巣をかまえて暮らしているとのこと。
日本最大の鳥(身長150cmくらい)なので見つけやすいと書いてあったがなかなか。見たかったなあ。
そして今さらだが、丹頂の頭頂が赤いのはほぼ羽毛がなく黒い剛毛がまばらに生え、赤い皮膚が裸出するためだって。知らなかった





旅の記憶〜北海道 道東編2〜

2024年07月12日 | 旅のこと
さてさて遅くなったので2日目のホテルまで急がなくては。網走地方は強い雨で、雷注意報が出されていた。
雨が降っているけど知床半島のウトロまでは「天に続く道」を通っていった。



どこまでも続くまっすぐな道。しかも信号機がない。登り下りを繰り返しながらどんどん車を走らせるけど、どこが終わりなんかね。
「すごい、すごい!」といいながら着いたところは、

    


えー!ここがスタート地点か。じゃあ反対から来たんだね。雨でよくわからないけれど、ずっと続く登りの道では、晴れた日にはきっと目の前に空が見えるんだ。
だから「天に続く道」なんだねと言っていたが、後日こんな感じの道をいろんなところで見つけた。本当に北海道、恐るべし!




雨と雷の中、やっとの思いで2日目のホテル「北こぶし知床ホテル&リゾート」に到着。

    


ホテルの部屋の窓からウトロ港が見える。オホーツク海に来たんだと感動がひとしお。
実はこのホテルの敷地にチョコレート店がある。ホテルに宿泊するとアイスクリームを無料で食べることができるのだ。チョコレート大好きな私は、もう嬉しくて嬉しくて。
旅立つ前からとても楽しみにしていた。

    


チョコレート店の名前は「ピーターバイヤー知床」
デンマーク王室御用達のショコラトリーで2023年4月に北こぶし知床ホテル&リゾート内にて、アジア初進出のショップとなる「ピーターバイヤー知床」をオープンした。
現在日本にはこの一店舗のみ。
アイスクリーム? 夫はピスタチオ、私はもちろんチョコレートをお願いした。想像以上の美味しさで大満足でした。



翌朝、「明るくなるのが早い。」と夫が言う。日の出はなんと午前3時すぎだったらしい。ここ斜里町は東経144度40分だもんね。
緯度も経度も四国より10度も高い。地図を思い出してみて、ずいぶん北にそして東に来たもんだと思う。
ホテルの窓から見えるウトロ港。

    

カモメ?ウミネコ?たくさんいたね。そして「知床観光船おーろら」前日まで乗船するか悩んだんだけど、天候が悪いので乗らなかった。
私は船が苦手なので内心ホッとしたけど・・・せっかく来たのにごめんね。

    

2隻並んだ船は「ゴジラ岩観光船」。ゴジラ岩なんてどこにあるの?と思っていたらホテルのすぐ真横にあった。
ゴジラの背中、悲哀を感じるのは私だけ? でも鳥が巣を作っているのか、肩の辺りにたくさんいるので賑やかで一人でも寂しくないかな。

      




ホテルを出発して知床半島を先に進む。
ここから知床半島を横断して羅臼に行くことも考えたが、今日の天気からきっと国後島は見えないと思い知床国立公園に行くことにした。


まず目に入ったのがこの標識。ここは人が気軽に立ち入ってはいけない場所なんだと思う。
ヒグマこそ見なかったが、エゾシカは当たり前のようにそこかしこにいた。

    



    




途中からいきなり無舗装に変わり砂利道。同じ方向に行っている車は1台もいないし、もちろんすれ違う車も1台もない。
「ここ本当に行ってもいいところ?車大丈夫?故障してもスマホのアンテナ全然たってないよ。」何度も夫に言いながら助手席でしがみついてた私。
やっと辿り着いたところが「カムイワッカ湯の滝」絶景でした。

    


7月1日からはカムイワッカ湯の滝に入ることもできるそう。滝からは湯気が立ち上っている。そしてここが知床半島を自動車で行くことができる最終地点だった。
帰る頃には他に何台かの車も到着して、一安心した私。なのに夫は全く心配しておらず、ありえないほど汚れた車の写真を呑気に撮っていた。
(車はウトロ港について、200円のコイン洗車で元に戻りました。)
安心したら急に寒さを感じる。寒いはず、外気温が9℃だよ。北海道の厳しさを感じた。

    





来た道を帰り、途中から「知床五湖」に向かう。
この辺りは舗装された道で、駐車場には車やバスが。観光客も大勢でなぜかホッとする。
五つ湖があるのだが、個人で行けるのは「一湖」だけ。後はガイドさんやレンジャーさんが同伴でなければ行くことはできない。
はるか彼方まで原生林とクマ笹が広がる。茶色いものを見つけるとヒグマに見えてしまう。

    


高架木道をてくてく歩いて「一湖」を目指す。片道800m。この高架木道には電気柵(7000V)が張り巡らされている。ヒグマ、本当に出没するんだ。
「寒い、寒い」と言いながらやっとのことで湖畔展望台まで辿り着いた。

    




一湖にボートを浮かべて作業しているのは、湖面に繁茂する園芸用スイレンを除去するため。最近侵略的外来種の園芸用スイレンが増加し、
夏の観光シーズンに湖面に映る知床連山の景観が失われつつある。この問題は生態系保全の観点からもおおきな懸念材料となっているとのこと。





最後は「オシンコシンの滝」。アイヌ語で「オシュンクウシ」川下にエゾマツが群生する土地と言う意味。
日本の滝100選に選ばれている。滝の水が岩肌に沿うように流れ落ちる、とても綺麗な滝だった。

    




ところで知床国立公園に行く途中で見かけた店。「かにやホロベツ店」
「カニがチョキなら味はグウ」って、なんてセンスのあるキャッチフレーズ。


知床半島からウトロ港に下りてくる時にはもう開店していて、「ウニ丼」ののぼりが旗めいていた。立ち寄らなかったけど・・・絶対に美味しいと思う。
ウニ丼を食べなかったことだけが心残り





旅の記憶〜北海道 道東編1〜

2024年07月12日 | 旅のこと
2年前に人生初の北海道旅行をした。まだコロナ禍の真っ只中であったし、私自身体調に不安があったのでJTBのツアーで3泊4日道南を巡る旅だった。
結論から言うと、私はすっかり北海道の虜になってしまったのだ。とにかく広い。景色が雄大。食べるものは全て美味しい。そうなるとまた行くしかないでしょ!
と言うわけで、夫がコツコツと北海道道東の旅行の計画を立ててくれた。今回はレンタカーを借りて、二人で6月24日〜28日までの北海道道東の旅。



羽田から旭川までは「北海道の翼 エアドゥ」で。
羽田からの飛行機は「ロコンジェット北海道」。きつねポケモンの「アローラロコン」と「ロコン」をAIRDOのボーイング767型の機体にデザインしたもの。
雨の旭川空港に到着して乗ってきた機体を見て驚く。右側と左側で機体のデザインが異なるんだ。どちらがどちらのポケモンかわからない。
でも機内のヘッドレストカバーも紙コップも全てポケモンのデザインで60代夫婦も楽しい。
旭川に降りた乗客みんながレンタカーを利用するんじゃないかと思うほど手続きに時間がかかって、ようやく雨の旭川空港を後にし層雲峡に向かう。

    


   






層雲峡は大雪山国立公園にあり、石狩川を挟む断崖絶壁の峡谷美が素晴らしい所。なかなか写真でうまく撮ることができないが柱状節理の断崖が道路沿いに続いていた。
何万年も前の大雪山の噴火により堆積した溶結凝灰岩が侵食されて作られたそうだが、日本列島の有名な峡谷はほとんどが火山の噴火によるものとその後の侵食で作られてる。
そして1日目のお宿が大雪山国立公園の中にある層雲峡温泉の「ホテル大雪」

    

二人とも温泉に入って、美味しいものを食べて爆睡した。疲れてたのかな。特に夫は雨の中、慣れない道を80km余り運転したもんね。
翌朝、ホテルの窓から見えた光景に驚く。エゾシカだ。国立公園の中なんだね!自然がいっぱいなんだね!!
ホテルの宿泊客が近くで写真を撮っていたにもかかわらず、逃げずに悠々と朝食をとり気がつくといなくなっていた。
当たり前の光景なのかもしれないが、北海道だなあと改めて感動した。





朝早めにホテルを出発して、層雲峡にある「銀河・流星の滝」を見に行く。日本の滝百選にも入っている名瀑。
細く優美な姿で流れ落ちる方が「銀河の滝」。力強く流れ落ちる方が「流星の滝」とのこと。


    

滝の反対側の斜面を20分ほど登ると「双瀑台」という展望台があるそうだけど、私には無理だろうと考えたのか計画には入ってなかった。
ところで層雲峡に向かう途中、何度も「石狩川」の看板を見かけ、それほど川幅のない川を渡った。銀河・流星の滝の水が流れ落ちる川も石狩川。


石狩川は信濃川、利根川についで日本で3番目に長い川。大雪山系の石狩岳にその源を発し層雲峡を流下して上川盆地に至り、旭川市では忠別川、美瑛川などの支川を合わせて石狩平野に入る。
石狩平野では空知川、夕張川、千歳川などの支川を集め、札幌の中心部を流れる豊平川を合わせて石狩湾で日本海に注ぐ総延長268kmの河川。
北海道の社会や経済、文化の基盤をなしている川と言われている。そしてサケが遡上する川でもある。今日見た滝や川の水は長い旅をしてやがて日本海に注ぐのだ。
その川の源の一部分に触れることができた。それだけでもここまできた甲斐があったと思う。




層雲峡を出発し無料自動車専用道路を走り「サロマ湖」に向かう。
サロマ湖は砂嘴でオホーツク海と隔てられている汽水湖。琵琶湖・霞ヶ浦に続いて日本で3番目に大きい湖になるのだそう。
あまりにも広くて砂嘴は薄っすらと見える程度。でも遥か彼方にはオホーツク海がある。こんなところまで来た〜!





この後、私のわがままで計画にはなかった北見市まで戻ってもらった。実は北見市に本店がある「清月」で赤いサイロというお菓子を買いたかったから。
清月は北見市を拠点とするカーリングチーム「ロコ・ソラーレ」のサポーター企業。赤いサイロはオリンピックのモグモグタイムでカーリング女子が食べていたことで有名になった。
千歳空港と函館空港でしか買えないし、ほとんど売り切れているし、それなら北見市は近いから本店に行って買うのはダメかなとお願いしたのだが・・・
地図で見るとお隣の市なんだけど行けども行けどもなかなか着かない。結局往復100km、2時間強もかかって昼食をとる時間がなくなったね。北海道恐るべし。
赤いサイロ、おひとり様40個が上限だったけど無事に買えてよかったです。





北見市を後にして向かった先は網走市。旧網走刑務所の歴史的建物を保存展示する「博物館網走監獄」。
移築復原されたされた建物は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて建てられたもので、現存する木造行刑建築物としては最古のものだそう。

    



放射状に広がる5棟の舎房があり、1カ所から舎房全体を見渡せるよう8角形の見張所が設けられている。独居房、雑居房合わせて226房あり、最大で700名を収容できていた。
旧網走監獄の舎房及び中央見張所は現在重要文化財になっている。建築年代は1912年(明治45年)で1984年まで網走刑務所の獄房として72年間にわたり使われていたことになる。
建築されてから風雪に耐えて100年以上の時を刻んだ貴重な木造行刑建築群に圧倒された。

    


    


敷内に立つ哨舎(見張所)4棟や煉瓦造りの独居房も登録有形文化財。独居房は囚人たちが監獄内のレンガ工場で焼いたレンガを使ったもの。
売店に立っている方は人形。思わず話しかけそうになっちゃった。 浴場には「くりからもんもん」の方々もいるし

    


    


あまり知られてないが、北海道の開拓の礎となったのは囚人労働だ。
明治時代初め、政府はロシア帝国の南下政策に備えるため、北海道開拓を急ぐ必要があった。一方、国内では混乱が続き、士族の反乱などから数多くの政治犯、思想犯が収監されていた。
そこで北海道に集治監を設置し、囚人を労働力として使うことが考え出された。
網走監獄は、1890年に釧路集治監の外役所として開設され、1200人の囚人が、網走から旭川まで繋がる中央道路の開削にあたり、163kmをわずか8ヶ月間で完成させた。
北海道の大地を貫く道路や鉄道も、農地も切り拓いたのは囚人だったのだ。(博物館網走監獄のパンフレットより)

歴史の表舞台には決して登場しない数多くの人たちの苦労や労働のおかげで今がある。その事実を知って考えさせられた。
「時間がなければ旧網走刑務所は行かなくてもいいよ。」なんて言ってたけど、見学できてよかったと思っている。




お父さん子

2024年07月10日 | 日記

海の家、朝の5時。

私が起きた時、すでに夫は草刈りに出ていた。





クラちゃん、夫が出た裏口を見ながら廊下で待っている。

そこでいいの?暑くない?





クラちゃんの食事も済んで、裏口に続くドアを閉めたいのに、

「あたち、ここにいる」って動かない。






その頃夫は・・・ずいぶん下の方で草刈りをしていた。

そろそろ暑くなってくるよ。






作業が終わって家の中に入ってきた夫のそばを離れない。

お母さん、今朝はごはん担当だったのに・・・

クラちゃん、「生粋のお父さん子」です







七夕の日

2024年07月07日 | 日記


暑い、暑すぎる。

もしかして梅雨の中休み?梅雨はいったいどこいった?




パソコンの横に置いている72候の暦。

旧暦なんだけれど「温風至る」って、言い得て妙






自宅に帰ってもクモの巣取りに余念のない夫。

どうせまたすぐに作るって




ところでクラちゃんちの庭はセミが多い。

今年もたくさんセミの抜け殻を発見した。


毎年朝早くからやかましいほどセミが鳴くのだけれど、

今年は抜け殻ばかりでセミの声が聞こえない。

まだ梅雨明けじゃないから?それとも羽化したのはすべてメス?

鳴かなければ鳴かないで、心配してしまう。






私と夫が外に出ても、涼しい部屋でいつも通りのクララ。

だらけとりますなあ






そとはあついもん






涼しいところにいるもんで、食欲旺盛。

おやつの配給をせがむ、せがむ。






おやつを忘れてもらうためにプニプニして機嫌をとる。

忘れろ、忘れろ〜





七夕の日。夕方、息子がやって来た。

夫がパソコンとプリンターの調子が悪いので見て欲しいとお願いする。

クララがいないと思って探すと・・・


ちゃっかり息子について書斎に入っていた。

クラちゃんは修理できないでしょう。




今日は七夕。

晴れてるからおり姫星とひこ星は天の川を渡れるね。

でも、暑い季節に逢う約束をしたもんだ。






海の家のクララ7/3

2024年07月04日 | 日記

毎日梅雨空が続いている。

雨が上がった3日の朝、海の家の点検に行った。





濃霧注意報が出ていたからか、そこに島があることすらわからない視界の悪さ。

もともと海の近くなので朝靄が立ちやすいけれど、これはすごい。



午後になり霧も晴れて太陽が見えると暑い暑い

夕方は日が差し込むのでブラインドは下げるが、

クラちゃん、涼しくて水のそばで、ご飯もすぐにもらえる場所に移動。


あたち、ここがいいの




待てど暮らせど、まったくご飯を作る気配がないので、

まったりしているお父さんのところに催促に来る。


そろそろごはんのじかんでしょ

恐るべし、クラちゃん腹時計





翌朝、日の出ごろ。

瀬戸大橋の方角が明るくなり始める。





クラちゃん、お父さんと散歩に出かけた。

クララと粟島。


わたし?少し外に出てあまりの蒸し暑さに引っ込みました




「ただいま〜」と二人が帰ってきた。

それほど暑くなかったよと夫は言うが、クラちゃんは暑かったのかお水をがぶがぶ


あたち、けがわきてるからあついわ

ほんとだねー




午前中、夫自作の棒でクモの巣取りに励む。


きちんと取り払っていても、次回また作っているよ。

ていうか、私たちが滅亡してもクモはきっと生き延びているよね。

と、手伝いもしないのにおしゃべりする私・・・じゃまだよねえ。






さてさて帰る準備をしていたらなんと目の前に「ガンツウ」が来た。


確かに今晩停泊する予定になっているけれど、

昼過ぎに来たのを見るのは初めて。

「ガンツウ」のホームページでスケジュールを見てみると

この辺りで船外活動をするらしい。

志々島・父母ヶ浜・仁尾酢の蔵のどれかの見学らしい。

「この辺り、暑いよ。」とお願いされてもないのに心配する。

気をつけて楽しんでね〜





おまけ


沖を我らがオレンジフェリー航行。

がんばれ〜!