2009年にはジョウフェンまで出かけた。
台北市内から高速バスが出ている。
高速バスといっても日本のそれとは少し違う。
ローカルバスの停車駅が少ないような感じ。
ちなみに私が座った席は窓ガラスが割れていてセロハンテープで補修していた。
ジョウフェンの街は入り組んだ路地や急階段に昔ながらの建物が連なっていて、
ノスタルジーを誘う街とのことだが、本当に懐かしさを感じさせる。
映画『千と千尋の神隠し』の街のモデルにもなったということであった。
あまり広くない街を夫とぶらぶら歩きながら、名物の頼阿婆芋圓のスイーツを食べた。
日本でいう白玉団子や芋団子が入ったぜんざいのようなもの。
雨も降っていたので、帰りも高速バスに乗って早めに台北に帰った。
ジョウフェンは雨の多い街だそう。
もちろん帰りのバスの中で、夫は爆睡。
私も車窓を見ているうちに眠ってしまった。
台湾の友人は私たちだけではおそらく行くことができないような所に連れていってくれる。
台湾式シャンプーの店や足の裏の角質取りの店、夜市。
台湾を訪れるたびに誘ってくれるので、ついつい甘えて連れて行ってもらう。
驚いたのは「エビ釣り場」なる施設。
故宮博物院から渓谷沿いに登ったところにある。
こんなところにエビが?・・・というような所にエビの養殖場があり、釣りざおをかりてエビを釣る。
もちろん私は魚も含めて釣りは生まれて初めて。
だれが一番多く釣ったとか、なんだかんだ言いながら釣りをするのはとても楽しかった。
釣ったエビはその場で料理する。
新鮮なエビはとてもおいしい。頼めばエビ以外の料理も出してくれる。
もう一か所は三峡にある「大板根森林温泉渡暇村」という温泉施設。
台北市内から車で1時間くらいかかった。
車がない場合は電車とバスを乗り継いで行かなければならない少し不便な山間部にある。
露天風呂は水着着用なので個室をお願いした。
台湾は日本と同じで温泉が多い。
地元の方がほとんどだった。温泉好きは台湾の方も同じ。
なかなか行けないような所に連れていってくれる友人に感謝している。
迪化街を歩き、龍山寺をお参りしたついでに付近を歩き、台湾大学周辺を歩きと、
行くたびに夫と台北市内を歩き回った。
夜市では??的なものも食べる。「郷に入っては郷に従え」だから。
意外においしいのは臭豆腐。
名前のとおり、かなり臭いがきつい。なのに味はなかなか。
私は上にのっかている漬物のようなものが好き。
士林夜市が近くて行きやすいし、ちょっとおもしろい。
観光客も多いが、地元の方も大勢いた。
毎晩遅くまで家族や友人とおしゃべりしながら食べたり、買い物をしたりするようだ。
そのパワーに圧倒されてしまう。
軟弱な日本人の私はすぐに眠くなってしまうのに。
台湾の良いところは食事がおいしいこと。
食べものがおいしいことは旅行をする上でポイントが高い。
だから台湾が好きなのかもしれない。