クララのあしあと

英国ゴールデンレトリバーとの暮らしのあしあと

ななつ星

2013年09月16日 | 日記

先日、新聞を読んでいた夫が

「ちもさん、ななつ星の洗面鉢は14代柿右衛門作だって。」と言う。

「えー! どれどれ、すごいね。」と私。



10月15日から九州を走るJR九州の豪華寝台列車「ななつ星」

その有田焼の洗面鉢は6月に亡くなった14代酒井田柿右衛門さんの作だそうだ。




息子と娘が佐賀の中学校・高校にいたころ、

夫とふたりで何度か有田陶器市に行ったことがある。

その時に柿右衛門窯に立ち寄った。

濁手といわれる白い地肌に美しい草花の絵付けの、陶器というより芸術作品に魅了された。

柿右衛門窯の庭を眺めながらお茶をいただいたことは今も忘れない思い出。




お世話になった方に差し上げるため購入することが多かった夫が

ある年、私に夫婦揃いの飯碗を買ってくれた。

14代柿右衛門さんは「食器は毎日使ってこそその価値がある。」

たしかそのようなことをおっしゃっていたと思う。



だが、この飯碗に合うような食事が作れない、

がさつなのできっとすぐに割ってしまうという理由で

もう何年も箱に入ったまま。

「形あるもの、割れるよ。」と夫は言うけれど

いくらなんでも・・・と使えずにいた。



ななつ星の記事を読んで、懐かしく飯碗を取り出してみた。



いつかきっとこの飯碗に合うような食事を作るから・・・。

楽しみにしていてね。



ちなみにそのななつ星はかなり先まで予約でいっぱいとか。

3泊4日、いつかゆっくり鉄道の旅もいいねと夫と話をする。






今日のくき地方、台風の影響の雨も止み、さわやかな天気に。




ふたりとも好きな場所で昼寝を楽しんでいるんだな。

きっといつもと同じ。





安心しきっているかわいい寝顔を見ているだけで幸せ。

仕事をしていて嫌なこと、納得できないことが山ほどあるけれど、

明日からまた1週間、がんばるからね。