鬼武みゆきの最新作『Eternal Ones』発売記念ライブは、10月29日夜、渋谷の元「ジャンジャン」改め「クラシックス」で、お馴染み鳥越俊太郎氏も顔を見せ、とてもスポンティニアスな雰囲気の中で始まった。
アルバム通りの曲順で休憩なしの完全演奏をする…という意図は見事に効を奏し、一曲目の『Billy's Dream』では、ホンの少し、約束ごとに合わせる…というギコチなさも見せたけれど、その後は曲が進むごとに、特に『Sunflower』『In The Wind』などでは ゛録音されたもの ゛を、遥かに上回る活き活きと自由度と伝達性の高いパフォーマンスが展開された。
トリオ全体の表現力が一段と色鮮やかになったことにも驚かされたが、何よりも、軸となる鬼武みゆき自身のピアノ表現…88鍵の音域全般にわたって、曲想に応じたバランスで確実にひびかせるというベイシックな表現力が、心地良く演奏全体を支え、リードしていることのナチュラルさに二度びっくり!
ふさわしい音の選び方、効果的なコードの広げ方、テーマの後はお定まりのソロまわし…なんていう陳腐な進行ではなく、筋の通った物語り性豊かで変幻自在な楽曲構成などなど、いつの間に、これ程の<ピアノわざ>とアレンジ技法を深めたのかと思わせるサプライズ…みゆき色の世界を更なる<高み>へと無理なく押し上げる<表現の熟成ぶり>が、ドップリ我がことのように嬉しかった!!
アルバム通りの曲順で休憩なしの完全演奏をする…という意図は見事に効を奏し、一曲目の『Billy's Dream』では、ホンの少し、約束ごとに合わせる…というギコチなさも見せたけれど、その後は曲が進むごとに、特に『Sunflower』『In The Wind』などでは ゛録音されたもの ゛を、遥かに上回る活き活きと自由度と伝達性の高いパフォーマンスが展開された。
トリオ全体の表現力が一段と色鮮やかになったことにも驚かされたが、何よりも、軸となる鬼武みゆき自身のピアノ表現…88鍵の音域全般にわたって、曲想に応じたバランスで確実にひびかせるというベイシックな表現力が、心地良く演奏全体を支え、リードしていることのナチュラルさに二度びっくり!
ふさわしい音の選び方、効果的なコードの広げ方、テーマの後はお定まりのソロまわし…なんていう陳腐な進行ではなく、筋の通った物語り性豊かで変幻自在な楽曲構成などなど、いつの間に、これ程の<ピアノわざ>とアレンジ技法を深めたのかと思わせるサプライズ…みゆき色の世界を更なる<高み>へと無理なく押し上げる<表現の熟成ぶり>が、ドップリ我がことのように嬉しかった!!