上田力 「クロス・トーク」

作・編曲家、ピアニスト:上田力とスタッフが徒然なるまま語ります。

上田力のその後(マネージャーレポート)

2009-04-29 | profile
3月10日深夜、゛硬膜下出血゛で倒れる。武蔵野赤十字病院にて、11日未明より4時間にわたる手術が行われ、ICUにて昏睡状態が続き、6日目より意識が少しずつ回復し始める。食事(エンゲミックス)を頂けるようになって、めきめきと平常に近づき、意識が完全に戻る。

4月3日杉並リハビリテーション病院へ転院。目下、日々リハビリに専念中。只今は車椅子から歩行機に移り、同時に杖を使って少しずつ歩けるようになるまでの回復をみせている。

というわけで…以下、上田 力より

何が何だかわからない間に、こんなことになって、自分でもわけがわからずに過ごしています。でも、体のどこかに故障が生まれているのは確かなので、しばらくは、この何が何だかわからない状態に従うしかないようです。

一っ時は ゛変わりはてた自分 ゛と思ってしまった時もあるけど、リハビリが今の自分の仕事だと思って、かなりハードなものもあるけど、頑張っています。でもリハビリを指導してくれるのは、元気のいい女の子なので、それが何よりの慰めです。(笑)

上田力 profile

2004-01-07 | profile
上田 力(うえだ ちから)

1925年生まれ 東京都出身
作・編曲家、ピアニスト、音楽プロデューサー、音楽ライター、音楽セミナー講師


幼少からジャズに魅せられギター、ピアノを習得。米軍キャンプを中心にミュージシャン活動を開始する。

70年代後半から80年代にかけてのフュージョン全盛期、その先頭に立って作編曲活動と演奏活動を行ない国内はもとより海外でも大きな注目と賞賛の声を集める。

また自己のバンド、「上田力&パワー・ステーション」を率いて5枚のアルバムをリリース。その他にもトゥーツ・シールマンス、イラケレ、本多俊之、赤尾三千子、笈田敏夫、エボニー・ウエッブ、ハーヴィー・メイソンらとクオリティの高い作品を産み出だしてきた。

同時に評論家としてではなく、あくまでもミュージシャンの立場から見つめた評論活動も精力的に続けており、ボブ・ジェームス、ジョー・サンプル、ミシェル・カミロ、渡辺貞夫など国内外の才能あるミュージシャンとの親交も深い。

97年6月から、ボサノバの生みの親アントニオ・カルロス・ジョビンの300曲余りの全作品を全曲演奏する前人未到のライブ活動“JOBIM MY LOVE”を開始、ジョビンの家族からも熱い注目を浴びている。2004月12月10日に上田力&NANDA NOVA「JOBIM MY LOVE」をリリースし、産経新聞、朝日新聞をはじめとしてメディアからも注目を集め、その活動をジワジワと全国に広めつつある。