海流のなかの島々

狭く浅くな趣味のあれこれを
波の彼方から語ります

「ロックオペラモーツァルト」概観

2013-02-18 12:37:26 | 山本耕史くん
松ケンのセミ待ち中。でも頭の中は「ロックオペラモーツァルト」でいっぱい。

もうちょっと感想を書いてしまいます。



演出家フィルは初期のインタビューで「レディ・ガガがモーツァルトをやったらどうなるか」というイメージでやるような事を言ってたけど、ガガのステージなど観たことのないワタシは、せいぜい「衣装が生肉?」くらいの貧困な発想しか浮かばず。

実際に観たあとでもレディ・ガガ云々はちっとも分からないんですが、かつては羽根を背負ってショーで踊っていたこともあり、宝塚も大好きだというフィル。そのせいか率直な第一印象は「くどくない宝塚」という感じでした。

特にカーテンコール。客席に向かって傾斜した回転台(名称が分からないのでとりあえず)と最後数段の階段を、お姫様(コンスタンツェとアロイジア)の手を取って降りてくるモーツァルトとサリエリは、まさに宝塚の大階段を颯爽と降りてくるトップスターのようでした。

テーブル、イス、ベッドがところどころ出てくる程度、セットらしきものがほぼないので舞台転換が超スムーズで疾走感あり。モーツァルトの人生の美味しいエッセンスだけを取り出して、ゴージャスな衣装とダンスと音楽をこってりまぶして楽しませてくれる。そんな舞台でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿