ちいさい ねこ♪

ひとつでも多くの心揺さぶられる瞬間をとどめておきたいから・・・。

西條八十 「海にて」 によせて

2008-07-26 10:55:40 | 
 海にて

                  西條八十

  星を数ふれば七つ、

  黄金(きん)の燈台(とうだい)は九つ、

  岩蔭に白き牡蠣(かき)かぎりなく

  生るれど

  わが恋はひとつにして

  寂し。


 西條八十(サイジョウヤソ)は仏文学者にして詩人。数多くの童謡・流行歌の歌詞を手がけ、今なお愛唱される曲も数多い。有名なところでは 「かなりや」 「蘇州夜曲」 など。八十は本名。「九=苦がないように」という両親の願いがこめられた名だという。

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひかり (16PK)
2008-07-26 18:58:58
寂し。

私の恋のひかり
『数ではないよ』と 自分に言い聞かせます。
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Unknown (ぱふぱふ)
2008-07-26 19:55:09
西条八十が「砂金」大正8年に書いた詩ですね・・
どこかの展覧会で直筆の額を見たことがあります
その時は「海にてうたへる」という題でしたね

素敵な詩に感動したことを覚えています。
その時「生るれど」が読めなくて・・
ここ変だなっていう言葉に、となりにいた老人が
これは「あるれど」と読むんだと教えてくれた・・
学生の頃の話ですが・・今でも鮮明に覚えています。
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Unknown (「せ」)
2008-07-27 00:17:00
説明文が物悲しいと
写真もものがなしくみえますね

やっぱ、キャプションと
MCは大事だな

MC デナイテノ ((((((((#"--)ノ☆(*ノ_ _)ノ

ポチ
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16PKさん (ねこ♪)
2008-07-27 06:41:11
そうですね、「ひとつ」だからいけないわけじゃありませんよね。
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ぱふぱふさん (ねこ♪)
2008-07-27 06:43:56
「生るれど」で「あるれど」と読むんですか。
それは一般の人が知らない裏話的な豆知識ですね~。
タイトルも最初は違ったんですか。
なるほど~。
勉強になりました。
ありがとうございます。
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「せ」さん (ねこ♪)
2008-07-27 06:45:33
この写真を撮ったときに、ふと頭に思い浮かんだのがこの詩だったんです。
岩蔭に白き牡蠣(かき)かぎりなく 生るれど
という一節が。
物悲しい詩ですよね。
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