Lの道へ -matureな社会を目指して-

green project-あなたの選択が地球をgreenにする-

私たちが出来ることは何か?探していきたい…

「暮らしを耕す会」の野菜

2011-09-30 11:32:54 | Weblog

昨年、1年間、家庭菜園に挑戦しました。

感想は …  「農業出来る人って凄い」

エコ農園だったので、農薬や化学肥料は禁止です。

そのため、見たこともない虫にたくさん会いました。
息子と2人で畑から逃げ出したことも何度か…

結果は …  「野菜は買おう」

今、「くらしを耕す会」というところから野菜を毎週買っています。
ここの野菜は、農薬も化学肥料も全く使っていません。

また、安心して暮らすひとつの方法として「流域自給」を目指しています。
我々都市に暮らす人が安心して暮らすには、上流の森や林が守られ、

農薬や化学肥料に頼らない健全な農業の営みが
不可欠であるという考えだそうです。

さらに、作る人(生産者)・食べる人(会員)・スタッフの三者が、
対等な立場でお互いを支えあい、
喜びも苦労も分かち合う大きな家族のような関係を目指すとのこと。

まさに、昨年取り組んだ「好循環システム」
ひとつの答えがここにあります。

さて、毎週、水曜日に届けられる野菜たち
たまに、畑からの訪問者も一緒にきますが、それは安全な証拠。

味は …  農家の人を尊敬し、感謝する「うふふな美味しさです。」

さて、ここの野菜にしようと決めた理由のひとつに
かつてのコンサル時代のアシスタントが
ここのスタッフになっていたことがあります。

そのことは、まるで「同じ目標に向かって走る同志」に
会えたような気持ちでした。




世代内・世代間公平性の確保

2011-09-12 13:09:18 | Weblog

日曜日の新聞に「電力供給地の現実に目を」
という原子力発電所の必要性に関する記事が掲載されていました。

原子力関連予算が、雇用や福祉に利用されており、
地方が存続するためには不可欠であるという記事です。

都市部のへの人口集中と、地方の過疎化の問題は
騒がれて久しく、その解決に糸口は未だ見えていません。

多くの地域で人口流出や、産業衰退を理由に、
老人介護や子育てなど福祉の財源が足りなっています。

そして、雇用を創出し、
財源を確保するための合併など、問題解決に取り組んでいます。

これらの問題を解決する特効薬として、
記事では原子力発電所の誘致をあげています。

雇用の確保は生きるための糧を得るために不可欠、
福祉や子育ての充実も、生きるためには不可欠、
これは理解することができますが、

その答えが、
原子力発電所でなければならない理由になるのでしょうか。

目的によって、手段を正当化しようとしているように
思えてしまいます。

原子力の処理方法は不完全で「未来につけを回す」エネルギーです。
わたしたちにその権利はあるのでしょうか。

田舎の存在価値の一つは「自然に囲まれ人間らしく生きる」
ということだと思います。

実家に帰るたびにそう思いますが、
働く場を求めて名古屋にでてきた私にとって、
田舎に暮らすという選択が難しいこともよく分かります。

一方、フランスでは地方振興策として、
都会で働く人の生活の場のみを田舎に移すとことを実行したそうです。

そのために、高速道路の整備を図り、無料化することで、
通勤時間の短縮と、通勤費の圧縮を実現しました。
農家への個別補償も実施しており、雇用の場の創出に取り組んでいます。

また、これらの財政支援には
①農村(地域社会)の維持、②景観・環境の保全
の目的も含まれています。

奇しくもフランスは原子力発電の国だけれども、
原子力の問題を地方振興策として論じるようなことはないでしょう。
※原子力関連予算は2001で日本に比べ8分の1程度

地方振興策と、エネルギー政策を同じ土俵で議論すること、
それはとても危険なのではないでしょうか。

豊かに暮らすことを求めるのは当然です。
それは未来の人も一緒だと思います。

世代内の公平は議論されますが、
世代間公正性の確保が忘れられてしまわないようにと願います。

同志 

2011-09-08 13:35:37 | Weblog

先週末、母校の研究会に行ってきました。

研究会の目的は、
OB,OGが自身の仕事について報告することと、
在校生が自分の研究テーマについて報告することです。

今回は「green project」のこと報告しました。

「green」をどうしていきたいのか。

「こうすれば」というアドバイスをうけ、
それを考えることで自分の考えが明確になるとともに、

安易な想いや行動では実現出来ないこと、責任、
研究会という場で、自分の想いを伝えることで、
あらためて考える機会となりました。

また、学生たちの研究テーマに
「自分の考えの原点」をみたように思いました。

学生時代、恩師の活躍と行動力に、
ただただ、尊敬と感嘆の想いしか抱けなかった自分。

あれから16年、立ち向かう問題の大きさは違っても、
「社会の問題に対する姿勢や思想は一緒」と思います。

私にとって「green」とは、

社会問題に一緒に立ち向かう「同志」を探す場

私たちは「選択」しかできないけれど、
多くの人の選択は、世の中を変える力を持っている。

そのために一歩、一歩 歩んでいきたいと思います。

-名前を私に授けてくれた両親への感謝を込めて-



身を守ること 食べること

2011-09-02 15:09:40 | Weblog

9/1は防災の日
小学校では引き渡し訓練が行われました。

子どもたちと一緒に教室で
地震に関するアニメーションをみたのですが…
????

この時代に子どもたちに伝えるべきメッセージは
「自分の身を守る術」ではないかと思いました。

さて、その日の夕食後、
たまたま、仕事の電話をしていた時に、
息子は小声で「○○してもいい?」と聞いてきました。

聞き取れなかったのですが、「うん」と答えてしまったわたし。
電話を切り、台所にはいると、息子がパンを焼いています。

パンを焼いたことがなかったのに、
パンをストックしてある場所、ト-スターの使い方
息子の姿に、嬉しくなってしまいました。

--------------------------------------------------

もし、彼の言葉をすべて聞き取っていたら
「ダメ。後でママがやってあげる」と言ったと思う。

火傷でもしたらと、聞き取れなかったことに
「うん」言ってしまったことを反省するだろう。

彼が一人で出来ることの目を摘んでしまったかも
しれないことにも反省

結果よしとはこのことだろうか…

---------------------------------------------------

息子のはじめての夏休みも終わりました。

キャンプで食べた「アユ」が苦かったこと。
ベランダで育ているお米に毎日水をあげたこと。

「生きているものを頂く」という行為の意味を
体験して学べたと思います。

「わたし達のカラダは食べたものでできている」

生きることの基本にある「食べる」という行為
そこから、子どもの成長をみていきたいと思う1日でした。