しばらくブログを更新していませんでした。
仕事が忙しかったこともありますが、
それよりも、ブログで伝えたいという出来事、
そう、あの東京都議会の発言です。
メディアは「女性蔑視、女性軽視」と訴え、
発言をした本人は以下のように釈明している。
「誹謗ひぼうするためではなかったが、
様々な理由で結婚できない方への配慮が欠けていた」
問題はそこなのでしょうか?
もし、今回、未婚の男性議員が同じ質問をしていたら
どうでしょうか。
「早く結婚した方がいい」
「子どもつくれよ」
といったヤジはでていたはずです。
でも、このような社会問題にはならなかったでしょう。
そこに、今回の問題の奥深さがあると思います。
結婚し、子どもを産むことと、
少子化・不妊治療の政策を考えること、
これらは全く別の次元の問題です。
議員として質問している人に対し、
政策とは全く関係のない個人的なヤジを言った人は、
質問している人を議員としてみていない。
そこを誤るべきなのでに、
「結婚できない方への配慮が欠けていた」と
女性は結婚すべきみたいなトンチンカンな弁明をしている。
また、言われた本人も「不意打ち、頭が真っ白に…」では
政策を語るには勉強不足であり、
政策者ではなく女性の立場のコメントである。
女性議員はこれまで、「少子化担当」など、
女性という理由で役職が決まることが多々あります。
課題を理解しやすいという点では否定はしませんが、
何に危機意識をもち、自分の専門として仕事をするのか!
「仕事をするうえでは性差は個性のひとつである」
これは私の持論です。
女性という立場を活かした仕事もすばらしいですが、
女性と男性と同等に扱われる社会を望みます。
しかし…
この問題を「女性軽視」としてのみ扱うメディアは
結婚できない女性、子どもを産めない女性に
同情しているようで失望する。