スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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やっとスロバキアでパーマをかけられた

2015-10-02 | スロバキア2015

海外生活で私がモットーとしていること、それは可能な限り現地調達です。和食の食材、特に調味料は近くにアジアンショップがないこと、こちらのスーパーでもキッコーマンの醤油くらいは手に入りますがかなり高いので、一時帰国のときにそれこそ基本の「さしすせそ」ですね、重量制限ぎりぎりまで持ち帰っていますが、それ以外は基本的に現地調達が私の目標です。

ただ、これまでどうにもならなかったのが美容院。これだけはどうしても叶わず、日本へ帰ったときにしてもらっていました。私の基本スタイルはロングのスパイラルパーマです。もともとクセの強い髪質なので、一度パーマをかければほぼ永久ですが、伸びてきた根元にはパーマがかかっていないので、定期的にかけないとなりません。前回の帰国から1年経ち、そろそろ限界で美容院に行きたいなと思い、こちらの美容室を何件か当たってみました。以前試みたときには4件の美容室に断られた苦い経験を踏まえつつ、今回も知り合いや、知り合いの知り合いを当たりますがなかなか引き受けてくれる人がいませんでした。
東洋人の髪はこちらの人の髪と比べて硬い(こしがあると言うのでしょうか)ので、そんな髪にはパーマはかからないと信じている人がまず多いのと、ロングヘアーにはかけられない(技術的な問題と、手間の問題と両方あるようです)というのがもっぱら断られる理由です。

もうこうなったら最後の一軒、マルツェルが前から「ここに行ったらいい」と言っていた、町で一番高い美容院に行ってみることにしました。予約を入れたいだけなのですが、実際私の髪を見て、だめと言われたことは何度もあったので、直接美容院へ行き、「私の髪の毛にパーマをかけてもらいたいのですが・・・」というと、「いいですよ。いつがいいですか?」とすんなり引き受けてもらえました。それも流暢な英語で!今までの苦労はなんだったんでしょうと思うくらい拍子抜けしてしまい、にわかには信じられず、思わずマルツェルと「え?本当に?この髪に?今までもう何件も断られてきたんです」と伝えると、「どうして?何が問題だったんでしょうね。」と。

こうして晴れて、私の髪の毛に元気なパーマが戻りました。
引き受けてくれた美容師さんはあいにく外国語はドイツ語しか話せないとのこと、結局私のつたないスロバキア語で終始会話をしていましたが、仕上がりに文句なし。こちらへ来て、6年以上、やっと良い美容師さんにめぐり合うことができました。

気になるお値段は・・・100ユーロでした。
私もこれまでカットくらいしかしたことがなかったので、美容院でせいぜい8~10ユーロくらいしか払ったことがありませんでした。義父の散髪なんて義母がいつもしているし。ですから100ユーロなんて義父の腰が抜けるほどの金額でしたが、日本だったら3万円くらいかかっていましたから、それに比べたらやっぱり安いですよね。

これで新たなる現地調達項目が増えました。
こんなにあっさり引き受けてもらえるなんて、どうして最初からここに行かなかったのだろう。


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