スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
(当ブログに掲載している文章や画像など、無断転載することはご遠慮ください)

こんな田舎にもパニックの波が

2020-03-02 | スロバキア2020
こちらでもここのところ毎日「コロナウィルス」を耳にするようになりました。

今日からこちらの幼稚園、学校は1週間の春休みに入りましたが、「春休み中スロバキア国外に出かけた生徒は14日間の自宅待機後、もしくは医師の証明書をもらってから登校するように」と通知がありました。まだスロバキア国内での感染は一件も出ていないにも関わらず(すでにあっても何らおかしくはありませんが)、パニックの波だけはこんな田舎町にも到来しつつあり、先週あたりから消毒ジェル、除菌スプレー、保存食品の買い占めが始まり、大手スーパーの小麦粉の棚など空っぽになっています。こういうときに小麦粉を買うところにやはり食文化の違いを感じますね。確かに、パンにクレープにニョッキにパスタにケーキに・・・小麦粉で色々なものが作れますもんね。今日はドライイーストを買おうと思ったらそれすらも品薄でした。こちらは生イーストを使う人が多く、ドライイーストなんて買っているのは私くらいじゃないかと思っていたのに。

慎重になるのは良いことかと思いますが、パニックに陥るのは良くありませんよね。買い占めはこれを象徴するかのように感じます。

さて、今日からネルカは一週間スキー教室です。マルツェルの会社では毎年春休みに社員の子供たちを対象にスキー教室があります。朝は親子で出勤、子供たちをバスに乗せ、親は仕事へ、子供たちはタトラ山脈のスキー場へと出かけます。午前中のスキーを終えたら、バスで会社に戻ってきて社員食堂で親子一緒に昼食、午後はオフィスや社内に用意された子供部屋(映画やおもちゃが用意されている)で過ごして仕事が終わるのを待つという、共働き家庭にはとても助かる企画です。「お父さん、お母さんのオフィスに子供たちがいられる」その寛容さがあるから女性の社会進出が可能になるんでしょうね。


暖冬の今年、雪があるのは山の上の方だけ、麓の町は雪が降ってもすぐに解けこの通り、全く雪がありません。
今日は雨まで降ったりし、雪のコンディションはあまり良くはなかったようですがそれでもネルカはスキー1日目、楽しんで帰ってきました。


post a comment