スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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チェコも美しい!Aj krasne Cesko! その2

2012-06-05 | 旅行
ところでチェコ。
私が住むとなると利点も欠点もある。

■欠点1
まずなんと私、チェコで車の免許取得ができないことが判明!
私はとても小柄な分類に入り、身長148センチしかない。

話せば長いのだが、私の運転免許証がAT車限定の話(スロバキアで書き換えた私の免許もなんとAT車限定。このヨーロッパでAT限定なんてあるの?と思うが、あるんです!だって私の免許が現にそうだもの。これが不便で仕方ないという話)を知人としていたら、「ところで身長いくつ?」と。「148センチ」と答えたところ、「チェコでは身長150センチ以上の人しか車の運転できないのよ。」と。
そんな法律あるの?

いや、でもこれ、もしかしたらオーストリアもそうなのか?
何年か前にマルツェルと車でスロバキアからイタリアへ行ったことがあり、そのときマルツェルが通過する国の交通規則も調べていた。
そのとき「オーストリアでは身長150センチ以下の人は前の座席に座ってはいけないらしいよ」と言っていた。
まぁ、実際車を止めて、助手席に座る私を車から下ろし、巻き尺で身長を計ることもないだろうと軽く無視したけれど、そんな法律があるのならオーストリアでも私は免許の取得ができないのだろうか。。。

スロバキアで取っておいて良かった。
取ったもの勝ち?運転してもいいよね?
だってあとたったの2センチだもの。


街で見かけた観光用クラシックカー。私たちのウェディングカーも見かけた。

■欠点2
身長制限で思い出した、チェコでは身長150センチ以下の人は出産のとき自然分娩できない話。
身長150センチ以下の妊婦は帝王切開らしい。

まぁ、確かに身体が小さければ骨盤も産道も小さい。
スロバキアの『眼の悪い人(視力の低い人)は帝王切開』よりは納得できる話だけれど、第2子以降をチェコで…なんてことになったらこれも私には面倒な話になりそうだ。

とりあえずこれも、スロバキアで一人普通に産んでおいて良かった。
もう普通に産んじゃってるんだもん、ダメも何もないよね。お医者さんを説得できるでしょう。

■唯一の利点
いや、利点と言いつつこれも心もとないのだけど…スロバキア語が少しできる。
全く進まない私のドイツ語、まだスロバキア語の方がマシだ。
根気良く私にスロバキア語で話しかけてくれたマルツェルの両親に感謝だ。
(近くに語学学校もなく、教材もほとんどなかったので私はサバイバル的なスロバキア語をマルツェルの両親からなんとか身に付けたのだから)

チェコ語とスロバキア語はとても近い言語
別の言語ということにむしろ驚きなのだが、違うのは発音や単語だけでなく、文法や文字も若干違う。
だから「方言」以上の違い、別の言語に分類される。
でもやっぱり限りなく近いので通じる。
(ちなみにポーランド人とも結構そのまま話ができる)

一方今いるグラーツはスラブ系ではクロアチア語、スロベニア語を結構耳にするけれどなんとなく似ている言葉を聞き取れる程度で、聞き慣れないのもあってか差はもっと大きいよう。マルツェルたちでも理解できないよう。

話がそれたけれど、とにかくチェコ語とスロバキア語は近い上に、テレビ番組の影響もありどちらの人もお互いの言葉を小さいころからよく耳にしている。
スロバキア語で話しても、チェコ人に問題なく通じるし、返答も私でも大体理解できる。
新たにゼロから言語習得しなくていいのは非常に助かる話だ。

そうは言ってもネラのことを考えると、もしまたどこかに行くようなら、次の場所を最終地にしたいもの。
国内ならまだしも、スロバキアからオーストリアへそしてまたチェコ?そしてまたどこか?なんてことになったら、ただでさえ家庭内ですでに3言語(日本語、スロバキア語、英語)+幼稚園に上がったらドイツ語。言葉だけでも大変なことになってしまうからね。
まぁ、家族が幸せなことが私の幸せ、そしてどこでも「住めば都」なのよね。
私としてはチェコでも、どこでもいいわ。


アニメのキャラクターKrtko(クルトゥコ)。チェコ語ではクルテックかな?
ネラも最近はまり始めて毎日DVDを見たがる。
コップか何か買ってあげようと思っていたのに、買いそびれてしまった。

つづく…


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