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スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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ネラのピアス

2013-03-12 | 私の家族/moja rodina
いやだ、完成してないものを間違えてアップしてしまったみたい。
読んで下さった方申し訳ありませんでした。



昨日の夜マルツェルのご両親とスカイプをしていて、ネラの雨具の話になった。
「ネラのレインコートと長靴を買わないと」と私が話すと、「レインコートはあるから買わなくていいわよ」と義母。
さっと取りに行き、持ってきた。
黄色のレインコート。とても物持ちの良い義母、やっぱりというか、マルツェルのレインコートを持ってきた。
マルツェルのレインコートっていうことはつまりは少なくとも30年物
パソコンの脇でマルツェルが「買ってもいいよ」と小声で私に言ってくれている。ひょっとして「またか…」って顔に出たかしら。
もちろん長靴もしっかり取ってあった。ただ、こちらは薄汚れているので「庭用ね」と。

とにかく義母、社会主義の物がない時代を生きてきたからか、何でも大切にとっている。
ネラの寝ているベビーベッドもマルツェルのものだし、フースサック、ベビー服、靴下、帽子、ベビー用品や衣類に限らず、足踏みミシンは今も現役だし、白黒テレビ(今でも映る!今どきの番組を白黒テレビで見るのはなんだか不思議な気分だ)だってある。とにかく本当になんでもとってある。

ネラのピアス、これも義母が大切にとっていたものの一つだ。


義母のファーストピアスなので、50年以上前のもの。
勿忘草がモチーフになった小さなピアスはアンティークぽくて可愛らしい。
石がひとつかけていたのを義母が修理に出してプレゼントしてくれた。

ネラには生後4カ月でピアスを開けた。
さんざん迷った挙句に「どの道いずれ開けるのなら」と病院で開けられるギリギリの期限にあけた。(それ以降は美容院のようなところであける)
スロバキアではほとんどの女の子は赤ちゃんのときからピアスをしている。生まれてすぐに開け、退院するときはピアスとともに帰ってくるほど。マルツェルの実家ポプラドではピアスの開いていない女の子は見たことがないほど。「将来お金に困ることがありませんように」などと願いが込められているのだとも聞いた。
オーストリアでも子供がピアスをしているけれど、赤ちゃんの内にしている子はあまり見かけないような。
いた!と思ってみると、お母さんがスラブ系の言葉を話していたりする。

今ではピアスなしのネラは想像し難いほどとてもよく馴染んでいるし、ネラは私のピアスを見て、自分のピアスを確認し、「一緒!」と満足気な笑みを浮かべるので小さい頃に開けても悪くはないかなと思う。


2 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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素敵。 (yuko.tamura)
2013-03-13 21:34:11
赤ちゃんの頃にピアスを開けるのは、そんな素敵な意味があったんですね!!
日本にもその習慣があれば、おばあちゃんに『不良がすること!』なんて言われないのに(笑)
ピアスをしてる子は、ご両親に愛されてるんですね(*^^*)
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yuko.tamuraさん (chihirko)
2013-03-14 05:29:02
でも、私がネラにピアスを開けたときはそんな意味があるとは知らなかったのだけどね。
義両親に女の子はピアスがないといけない。開いてない子なんていない。と言われ、そういう文化なのかと思ったくらいで。
でも、色々考えて開けたので、親の思いが込められていると言えばそれも間違いではないかな。
でもこれで日本の学校に進学したら、不良・問題児間違いなしね(苦笑)
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