食生活

みなさん風邪などひかれずお過ごしですか。



こちらは朝ますます冷え込むようになり、今朝もマイナス６度でスタートです。
昨日お昼頃サクルカと散歩に出たら、日陰にはまだ霜が残っていました。

我が家はお盆休みの初日（先週木曜日）ネルカが咳をしているなぁと思ったら、土曜日にはサクルカが、サクルカも今は時々咳をしているだけでほとんど元気になりましたが、今度はマルツェルが風邪気味と、風邪が流行っています。

「それでも子供たちも私たちも健康なほうではあるよね」とマルツェルと話していたところ昨日チェコの興味深いドキュメンタリーをテレビで見ました。全部を見ていたわけでもないので内容はザックリとしかわからないのですが、ある女性が糖尿病を抱えていて、妊娠時のそれが原因か３歳になる子供に障害があるかもしれない（言葉を話さない）。夫婦で食生活（特に砂糖を減らす、なくす）の改善に取り組み、それをさまざまな場でも訴えているという趣旨のものでした。余談ですがチェコは角砂糖の発祥の地なんだそうですね。

スロバキアの小学校にあるかどうかわかりませんが、学校にスナック（お菓子）の自動販売機を置くのをやめて欲しいとか、子供のおやつに甘いものをばかりを与えるのは良くないとか、砂糖を使わない手作りお菓子とか。
マルツェルに「でもネルカはお菓子は好きだけれど、そんなに食べないよね」と話していると、それもドキュメンタリー内であったそうで、健康な食生活を送っている子供は甘いものの欲求も少ないのだとか。そして砂糖をより少なく口にしている人の方が風邪など含め、病気にかかりにくいのだそうです。私もマルツェルも気を遣っているし、我が家は比較的健康的な食生活を送れているのかもしれませんが、それでも日本に比べたら劣るのだろうなぁと今の生活を見ながら感じます。

一番困るのが朝食と夕食です。
スロバキアの典型的な朝食と夕食はパンとハム。マルツェルも私と出会うまで３０年近くほぼ毎日朝、晩パン食、もしくは朝は牛乳（ココア）とオートミールでした。パンには必ずバターをつける、ハムには添加物が多く含まれる、そう考えると毎日２回も食べるのもどうかと思いますよね。日本では牛乳を毎日飲むことが推奨されていますが（たぶん意識して摂取しないと牛乳を口にする機会ってないからでしょうね）、こちらは牛乳を特に大人が飲むことに疑問視され、見直されてきています。自然界で大人になっても母乳（牛乳）を飲むのは人間だけで、それは自然に反していることなのではないか（それによって弊害があるのではいか）という考え方があるのだそうです。以前、牛乳を飲むのは体に良くないというドキュメンタリー番組もありました。ところ変われば・・・面白いですね。

一日の品目数は和食とスロバキアの食事では比較にならないほど和食の方が豊富です。油の量だって、肉と野菜のバランスだってやっぱり和食の方が体に良さそうです。ドキュメンタリー内のチェコの家族も巻き寿司を作って食べていました。スシだけが日本食ではありませんが、日本でも和食が見直され、海外でも日本食が注目されるのも納得です。

マルツェルは朝食も和食が良いというのですが、これが問題です。塩じゃけがあるわけでも、アジのひらきがあるわけでも、ししゃもがあるわけでも、納豆があるわけでもないこの環境で和食の朝食。頭を悩ませます。目玉焼きとご飯とお味噌汁、おにぎりとお味噌汁。家で食べず朝食をオフィスに持って行くことも多いマルツェルにはおにぎりが好評なのですが、わかめのソフトふりかけも、ゆかりも切らしてしまい、具はもっぱらちりめんか、自家製しゃけフレーク。具も悩みます。

みなさん、朝ごはんしっかり食べていますか。
そして何を食べていますか。