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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

飛影にもきっと、思慕はある

2019年05月28日 23時41分46秒 | 蔵馬受けblog内小説


少しだけ間が空いてしまいました。

同人誌活動のネタが浮かばなくて更新が止まってしまっていて申し訳ないです。

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ちょっとだけ、久しぶりに飛蔵を書いてみました、
Twitterで書いたものを編集しています。

すこし長く編集したものなので、Twitterのときよりもしっかりした話にしています。

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乾いた風は、魔界のいつものものだ。
ああ、違うなと飛影は思って丘に立った。
人間界の感覚とは違う…。
あの生暖かい空気にいつの間にか馴染んでいる。ハッとそれを感じ、飛影は土を
蹴ってみた。
パトロールも終わり、ただ百足に変えるだけのこの坂道を、飛影は何の刺激もなく
ただ歩いて戻らなくてはいけない。
百足に戻っても…あれはあれで居場所だが…一番欲しいものが足りない。
そう言えば、ここに来たのは…初めて来たのは、蔵馬とだった。
そこに偶然パトロールで歩いてきた。
前は蔵馬と、いっしょだった。
サワサワと、それでも風のそよぎは優しい。

小さな花が、ふと目に入った。
白い、小さな…。
この世界の風に負けず、強く咲いている花。
「蔵馬…」
浮かんだのはその名だった。
好きそうだと…。
蔵馬の黒髪に靡く、耳元に刺した花に似ている。
蔵馬本人も、こういう花が好きそうだ。
「蔵馬」
呼べば募るのは、これが恋か…。
その名だけが、大切な…。
「呼んだ?」
背中から、声がした。
振り向くと、黒髪のその人だった。
小さく笑って、蔵馬は飛影の肩に手を置いた。
「呼んでくれたから、来たよ」
甘えた声が、飛影の唇に重なった。

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たまには、飛影が蔵馬を呼ぶというのも良いなと思ったのでした。

蔵馬サイドばかり書いていたのですが
飛影にもきっと、こんな時はあるのではないかな。



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