水にただよう浮草日記

自称文人、でもあっちへこっちへ行方定まらない。そんな浮草が芝居、映画、文学、美術、旅に関してのコメントを書き連ねます。

映画「ただ悪より救いたまえ」

2022-01-04 17:56:36 | 日記・エッセイ・コラム
韓国映画「ただ悪より救いたまえ」この映画のタイトルを見ただけで震えた。このタイトルは人々を映画館に呼び寄せるだろう。
どれだけ救いようもない悪いやつが登場するのだろう。
このタイトルだけで、この映画は80%成功と言える。残りの20%は、出演者が今を時めくイカゲームの人とファンジョンミンということだ。
見る前から期待度100%の映画。こうなると内容はもうどうでもいい。
どうしたら、人の道から落ちるだけ落ち、悪逆非道な人間になれるのかをやろうとした。
どんな生い立ち、どんな生業。
アジアでどこの国が貧困と混沌にあるのか。
どれくらいのバイオレンス、
どれくらいの規模の破壊、
どれくらいスピードのカーチェイス
そこから発散するエネルギーの容量はどれくらい、
いつも大人しく、まっとうに生きている観客はそのエネルギーを感じ、憂さを晴らすために映画館にいくのだが。
一番ピュアで弱い存在である子供をだしにするのはいいかげんにしてほしい。
やり方がこすい。
いくらこのタイトルとは言え、子供なんぞで哀れを誘わず、正々堂々と男だけで悪を打ち出し勝負してほしい。


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