いよいよＧＷ間近！梅雨入りまでのさわやかなシーズン、今年は楽しめそうです。
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Skin Care School 週刊発行
淳 子 先 生 の お 肌 の 学 校
□ 4月 28日 vol.1039
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発行：株式会社ヴェルジェ http://www.cher-couleur.com/
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４月のＣＯＮＴＥＮＴ
７日発行済み≫季節のお手入れ
１４日発行済み≫お肌の悩みＱ＆Ａ
２１日発行済み≫豆知識
２８日発行 ≫季節のトラブル
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季節のトラブルーマスクニキビー
今日は大阪にいます。大阪は肌寒い雨で昨日から降ったりやんだりのようです。このところ出張で色々なターミナルを訪れますが、海外の方は増える一方のようです。特に東南アジア系の方よりも白人系の旅行者の方が多くなっている感じがします。ご家族連れの方も多く、中国や韓国のおなじみの方々とは少し違い、大きなリュック姿にキャリーの方が多く、服装もとてもラフで旅慣れた雰囲気がとても感じられます。買い物旅行というよりも純粋に観光という感じでツアーなどではないそれぞれのファミリー感があります。民族的な違いを感じてしまいますね！そしてあらゆる規制が緩む中で新型コロナの感染者数は少しずつ増えてきているようです。５月８日からはインフルエンザと同じ５類になるわけですのでもう普通に注意していかなけばなりませんね！マスクの着用も任意になっていますので飛行機内でのもめごともウソのようです！
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先日小田原のお取引店様で“マスク生活での肌の老化とその改善について”というテーマでお客様セミナーを開催させていただきました。とても熱心に肌トラブルと向き合っているお店様でお客様もたくさんご参加いただきました。そのお店様は大型商業施設の中にあり、セレクトショップとバラエティーショップの要素を併せ持つタイプの店舗で化粧品色はあまりないのですが、肌トラブルへの取り組みの熱心さにスキンケアのお客様がとても多く、しかも長く使用されてトラブルを改善された方も多いので、いつも笑顔があふれる明るいお店の雰囲気が溢れています。店長をはじめスタッフの方々のスキンケア知識の奥深さにも感心させられます。
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そこで今回ですが、老化に伴うトラブルについてはマスク生活の中で結構お話ししていますので、今日は改めてマスク生活でのニキビの勉強をしてみましょう。
私の区分けではニキビには遺伝型の若年性ニキビと非遺伝性の成人性ニキビの二つがあると考えます。若年性ニキビは一般にいう思春期ニキビのことで、家族の肌質、体質の遺伝による皮脂腺の活性で発生するニキビです。純粋にこのタイプは日本人の体質では比較的少なく、非遺伝型の成人性のニキビが女性の方が多くなっています。このタイプの肌質はもともとニキビができにくい肌質で、思春期の頃はキメ細やかな肌の方が多いのです。このタイプにできるニキビは生理周期との関連が非常にあるので“月経疹”と呼んで遺伝型の若年性ニキビとは一線を引いています。
この月経疹は、ご本人の肌質、体質とは異なるトラブルですので遺伝型の若年性ニキビが発生する肌の強さはありません。回復力が弱くキズ跡やシミになることも多いのでしっかりとケアをしていかなければなりません。私の経験では４０歳を過ぎても発症がとまらず困っている方はこの月経疹タイプの方が多いです。
まず、自分はどのタイプのニキビなのかチェックしてみましょう。
１）ニキビが気になり始めたのは１０～１５歳くらい
２）家族を見てニキビ跡、またはニキビの方がいる
３）中・高校生の頃はキメの細かい肌だった
４）２０歳を過ぎてからニキビが気になり始めた
５）ニキビが発生した頃、生活環境に変化があった（受験、就職、一人暮らし、結婚、妊娠、出産等）
この中で４）と５）に当てはまる方はもともと乾燥肌タイプのニキビ遺伝を持たない肌質の方です。３）の方もそうですが、生理が遅くに始まる方もいらっしゃいますのでグレーになるわけで、４）と５）に当てはまる方が月経疹タイプということになります。
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それでは月経疹の方の回復法を勉強してみましょう。まずチェックです！
・スナック菓子やファストフードを普通に食べる
・ラーメンやスープが好き
・魚より肉
・揚げ物好き
・チーズなど乳製品や洋菓子が好き
・タバコ・お酒のどちらか、または両方共たしなむ
・仕事がハード
・生理不順がある
・便秘、下痢になりやすい
・甘いものが好き
・水をあまりとらない
・冷たい飲み物が好き
この中の３つ以上にチェックが入り、ストレスを感じる方、または自分自身ではあまり感じないが周りからストレスやハードさを指摘される、対人関係に問題がある。このような方は自律神経の関係からニキビが発生してきます。一般的に食べ物の好みで発生が左右されることはままあり、気をつけなければならない食べ物が好きな方は発生率がかなり高くなります。本来の肌から急にニキビが発生してくるメカニズムは食べ物だけではありませんが、これが難しいところで体質的に消化しきれないエネルギーが食べ物として入ってくることはバランスを崩す要因になってしまうのです。それにマスクが加わって「マスクニキビ」といわれるニキビが悪化していくのです。
肌には本来バリア機能という自分の肌を守る機能があります。バリア機能は皮膚表面の手で触れることができる表面からすぐ下の部分の持つ役割になり、この部分を「角質層」と呼ぶのですがこの「角質層」には３つのバリア機能があります。
１）皮膚表面のうるおいpH4.5～6.5のうるおい膜→皮脂膜としての役割
２）角質内の天然保湿因子（ＮＭＦといわれる）が水分をしっかり蓄え、皮脂膜のバランスを保つ役割
３）細胞間脂質、主にセラミドからなる成分で細胞の間をセメントのように埋めて角質内から水分を逃がさない役割
これらが３つ重なって肌のバランスを整えていくのですが、マスク生活の中ではスキンケアをしっかりしている方や生活や食生活が体質に合っている方はこのバリア機能がしっかり整ったままでいてくれるのですが、ニキビの原因であるアクネ菌は肌の皮脂が増えてくると皮脂を栄養にして増殖し、バリア機能を壊してしまいます。そして毛穴が詰まってしまうと毛穴の中で炎症を起こしてしまうのです。これがマスクの中では高温多湿状態になりニキビ悪化につながってくるのです。マスクによっては、話しているうちに水滴を感じてしまうマスクやピタッとホホにフィットするマスク、大きすぎるマスクなどいろいろな肌刺激になってしまいます。マスクニキビの特徴は赤いニキビが多いということで炎症性のニキビになります。そのためマスクの選び方、スキンケア、食生活はポイントになります。特に月経疹の方は高温多湿と乾燥の繰り返しでバリア機能がどんどん低下していきます。大切なことは皮膚表面のバランス、そして生活スタイル、食生活とのかかわりを忘れないでほしいということです！
スキンケアではクレンジングと洗顔、そして保湿になります！そして甘、辛、油はできるだけ少なめに、乳製品のとりすぎにも注意し、常温または白湯をしっかり摂っていただくことが大切です。
ぜひ参考になさってください。
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、
後天的なトラブルは必ず改善しますので、
いいリズムを習慣化するようがんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など
詳しい情報をいただければ、それだけ適切なアドバイスが
できるかと思います。
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『お肌の学校』バックナンバーはここから
https://www.cher-couleur.com/mail_magazine/
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発行：株式会社ヴェルジェ
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〒104-0042 東京都中央区入船2-7-4
『お肌の学校』はverger,Inc.
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今日は大阪にいます。大阪は肌寒い雨で昨日から降ったりやんだりのようです。このところ出張で色々なターミナルを訪れますが、海外の方は増える一方のようです。特に東南アジア系の方よりも白人系の旅行者の方が多くなっている感じがします。ご家族連れの方も多く、中国や韓国のおなじみの方々とは少し違い、大きなリュック姿にキャリーの方が多く、服装もとてもラフで旅慣れた雰囲気がとても感じられます。買い物旅行というよりも純粋に観光という感じでツアーなどではないそれぞれのファミリー感があります。民族的な違いを感じてしまいますね！そしてあらゆる規制が緩む中で新型コロナの感染者数は少しずつ増えてきているようです。５月８日からはインフルエンザと同じ５類になるわけですのでもう普通に注意していかなけばなりませんね！マスクの着用も任意になっていますので飛行機内でのもめごともウソのようです！
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先日小田原のお取引店様で“マスク生活での肌の老化とその改善について”というテーマでお客様セミナーを開催させていただきました。とても熱心に肌トラブルと向き合っているお店様でお客様もたくさんご参加いただきました。そのお店様は大型商業施設の中にあり、セレクトショップとバラエティーショップの要素を併せ持つタイプの店舗で化粧品色はあまりないのですが、肌トラブルへの取り組みの熱心さにスキンケアのお客様がとても多く、しかも長く使用されてトラブルを改善された方も多いので、いつも笑顔があふれる明るいお店の雰囲気が溢れています。店長をはじめスタッフの方々のスキンケア知識の奥深さにも感心させられます。
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そこで今回ですが、老化に伴うトラブルについてはマスク生活の中で結構お話ししていますので、今日は改めてマスク生活でのニキビの勉強をしてみましょう。
私の区分けではニキビには遺伝型の若年性ニキビと非遺伝性の成人性ニキビの二つがあると考えます。若年性ニキビは一般にいう思春期ニキビのことで、家族の肌質、体質の遺伝による皮脂腺の活性で発生するニキビです。純粋にこのタイプは日本人の体質では比較的少なく、非遺伝型の成人性のニキビが女性の方が多くなっています。このタイプの肌質はもともとニキビができにくい肌質で、思春期の頃はキメ細やかな肌の方が多いのです。このタイプにできるニキビは生理周期との関連が非常にあるので“月経疹”と呼んで遺伝型の若年性ニキビとは一線を引いています。
この月経疹は、ご本人の肌質、体質とは異なるトラブルですので遺伝型の若年性ニキビが発生する肌の強さはありません。回復力が弱くキズ跡やシミになることも多いのでしっかりとケアをしていかなければなりません。私の経験では４０歳を過ぎても発症がとまらず困っている方はこの月経疹タイプの方が多いです。
まず、自分はどのタイプのニキビなのかチェックしてみましょう。
１）ニキビが気になり始めたのは１０～１５歳くらい
２）家族を見てニキビ跡、またはニキビの方がいる
３）中・高校生の頃はキメの細かい肌だった
４）２０歳を過ぎてからニキビが気になり始めた
５）ニキビが発生した頃、生活環境に変化があった（受験、就職、一人暮らし、結婚、妊娠、出産等）
この中で４）と５）に当てはまる方はもともと乾燥肌タイプのニキビ遺伝を持たない肌質の方です。３）の方もそうですが、生理が遅くに始まる方もいらっしゃいますのでグレーになるわけで、４）と５）に当てはまる方が月経疹タイプということになります。
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それでは月経疹の方の回復法を勉強してみましょう。まずチェックです！
・スナック菓子やファストフードを普通に食べる
・ラーメンやスープが好き
・魚より肉
・揚げ物好き
・チーズなど乳製品や洋菓子が好き
・タバコ・お酒のどちらか、または両方共たしなむ
・仕事がハード
・生理不順がある
・便秘、下痢になりやすい
・甘いものが好き
・水をあまりとらない
・冷たい飲み物が好き
この中の３つ以上にチェックが入り、ストレスを感じる方、または自分自身ではあまり感じないが周りからストレスやハードさを指摘される、対人関係に問題がある。このような方は自律神経の関係からニキビが発生してきます。一般的に食べ物の好みで発生が左右されることはままあり、気をつけなければならない食べ物が好きな方は発生率がかなり高くなります。本来の肌から急にニキビが発生してくるメカニズムは食べ物だけではありませんが、これが難しいところで体質的に消化しきれないエネルギーが食べ物として入ってくることはバランスを崩す要因になってしまうのです。それにマスクが加わって「マスクニキビ」といわれるニキビが悪化していくのです。
肌には本来バリア機能という自分の肌を守る機能があります。バリア機能は皮膚表面の手で触れることができる表面からすぐ下の部分の持つ役割になり、この部分を「角質層」と呼ぶのですがこの「角質層」には３つのバリア機能があります。
１）皮膚表面のうるおいpH4.5～6.5のうるおい膜→皮脂膜としての役割
２）角質内の天然保湿因子（ＮＭＦといわれる）が水分をしっかり蓄え、皮脂膜のバランスを保つ役割
３）細胞間脂質、主にセラミドからなる成分で細胞の間をセメントのように埋めて角質内から水分を逃がさない役割
これらが３つ重なって肌のバランスを整えていくのですが、マスク生活の中ではスキンケアをしっかりしている方や生活や食生活が体質に合っている方はこのバリア機能がしっかり整ったままでいてくれるのですが、ニキビの原因であるアクネ菌は肌の皮脂が増えてくると皮脂を栄養にして増殖し、バリア機能を壊してしまいます。そして毛穴が詰まってしまうと毛穴の中で炎症を起こしてしまうのです。これがマスクの中では高温多湿状態になりニキビ悪化につながってくるのです。マスクによっては、話しているうちに水滴を感じてしまうマスクやピタッとホホにフィットするマスク、大きすぎるマスクなどいろいろな肌刺激になってしまいます。マスクニキビの特徴は赤いニキビが多いということで炎症性のニキビになります。そのためマスクの選び方、スキンケア、食生活はポイントになります。特に月経疹の方は高温多湿と乾燥の繰り返しでバリア機能がどんどん低下していきます。大切なことは皮膚表面のバランス、そして生活スタイル、食生活とのかかわりを忘れないでほしいということです！
スキンケアではクレンジングと洗顔、そして保湿になります！そして甘、辛、油はできるだけ少なめに、乳製品のとりすぎにも注意し、常温または白湯をしっかり摂っていただくことが大切です。
ぜひ参考になさってください。
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、
後天的なトラブルは必ず改善しますので、
いいリズムを習慣化するようがんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など
詳しい情報をいただければ、それだけ適切なアドバイスが
できるかと思います。
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『お肌の学校』バックナンバーはここから
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