栃木発「ちゃりあん」ブログ

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廃止を惜しむ! 思い出の「喜連川タワー」と「スカイエレベーター」 2012.04.13

2012年07月26日 22時04分22秒 | 日記
先日、さくら市役所に問い合わせをしていた「喜連川タワー」と「スカイエレベーター」の今後の見通しについて、担当の方から回答をいただいた。

その結果は・・・「廃止」。

もう二度と利用することはできなくなってしまった。

お丸山の工事が開始されて、僕は「すべてが復旧する」と思い込んでいた。

またタワーからの眺めを・・・

そんな願いもむなしく

震災の発生をもって終了、という現実を知った。


僕は何度かお丸山には来ていた。

けれど、タワーとエレベーターは乗ったことがなかった。

そんななか

きっかけはやってくる。


「サクラの定点観察」である。


毎年3月から4月にかけて

あらかじめ決めたサクラのポイントを巡って開花状況をリポートする、というものだ。


喜連川は「早乙女の桜並木」が基準であったが

「お丸山」がピンク色に染まる光景を目にして

いつしか訪れるようになった。



2010年。

相方さんと「サクラが見たい」という話しをしていて

「じゃあ喜連川で」ということになったのが4月の13日。

午後も夕方に近づいていてころ。


一人ではなかなか勇気がなかったエレベーターとタワー。

二人なら「乗ってみよう」ということになるもの。

まさか「最初で最後」になるとは夢にも思っていなかったわけで

すべてを記録することはできなかったが

「メモリアル」という意味を込めて。

その時の画像を振り返ります。



下の駐車場にクルマを止めて

二人で向かったは「スカイエレベーター」。


くねくね・遊歩道を歩いててっぺんまで上ることもできるが

「一度は乗ってみよう」

そんな軽い気持ちで

ここに来た。


「あれ、乗り物がこない・・」

それもそのはずである。

ボタンを押して「呼び出し」をしないと下ってこないシステムだったから。



案内板。

なぜか来るたびに「消されている部分」が変わっていたりする。



券売機。

確か初めて訪れたときは、普通に動いていた気がする。

切符はプレミアチケットだ(笑)



下りがゆっくりやってきた。

ほんとうに「ゆっくり」。

エレベーターというが

索道に近い。

形もとがっていて不思議である。



券売機が壊れているので職員が乗っていて、そこで現金を支払う。

まぁバスと同じです。



上ってます。

中央に見えるのが喜連川図書館。

その左下にある小さな建物が「茶房・おまるやま」。



エレベーターを降りると

お丸山のてっぺん。

タワーもあるし、何と言っても・・・

「くじゃく園」が人気。

この日も家族連れやカップルが多くいました。



ヨコを向くイケメン。



寝てます。起きません・・・



足湯好きな相方さんのリクエストで。



初めての喜連川タワーに。



タワーの展望台から真下の「足湯」。

いま入ってきたやつです。。。



震災と、同年秋の豪雨でがけ崩れを起こした南面。

上に「荒川」が見えます。



ちらっと物産センター。

その脇に温泉センターもありました。

ともに廃止が決まっています。

残念です。



タワーからくじゃく園を。



早乙女の桜並木も綺麗でした。



赤い橋を渡ると駐車場まで下りることができます。



その赤い橋からタワーを眺める。


・・・その後、山の中腹に露店があったので二人で休憩をしたようです。

提灯が明るくなり

音楽がド派手に大音響で鳴り響きます。

客は僕らしかいませんでした。


けど


それで十分でした。



震災がなければ

2011年も

また二人で来ていたかもしれません。


もっと写真を撮り収めていたかもしれません。


いずれにせよ


もうエレベーターもタワーも

戻ってはきません。


悲しいけれど


それが現実。


されど


二人が歩いた道の記憶は

なくなることがない。


さらば喜連川タワー。

ありがとう、スカイエレベーター。


みなさんがもし、お丸山の写真、動画をお持ちでありましたらご連絡ください。


記録としてご紹介させていただきたく思います。


では

また

お丸山で。


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