お花畑を歩いているよ

音・香り・陽の温かさを感じながら

掛け軸

2016-05-05 10:06:30 | blog

今日でGWも終わりですね

そんなGW中の5月1日に

表具屋さんに作ってもらっていた

「掛け軸」が届きました

 

去年くらいから「座右の銘」にしていた言葉

「人間万事塞翁馬」を習字が得意な叔父に書いてもらい

それを床の間に飾りたいと思って

表具屋さんに表装をお願いしていたのです

 

約2ケ月かけて2本作ってもらった文字は

立派な掛け軸になり帰ってきました

大満足です

 

私にとってはこの言葉のおかげで

出来事に一喜一憂することなく

穏やかにいられる気がしています

 

意味はこんな感じです

中国の北の方に占い上手な老人が住んでいました。
さらに北には胡(こ)という異民族が住んでおり、国境には城塞がありました。

ある時、その老人の馬が北の胡の国の方角に逃げていってしまいました。
この辺の北の地方の馬は良い馬が多く、高く売れるので近所の人々は気の毒がって老人をなぐさめに行きました。
ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。

「このことが幸福にならないとも限らないよ。」

そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬が胡の良い馬をたくさんつれて帰ってきました。
そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は首を振って言いました。

「このことが災いにならないとも限らないよ。」

しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。
近所の人たちがかわいそうに思ってなぐさめに行くと、老人は平然と言いました。

「このことが幸福にならないとも限らないよ。」

1年が経ったころ胡の異民族たちが城塞に襲撃してきました。
城塞近くの若者はすべて戦いに行きました。
そして、何とか胡人から守ることができましたが、その多くはその戦争で死んでしまいました。
しかし、老人の息子は足を負傷していたので、戦いに行かずに済み、無事でした。

「人間万事塞翁が馬」の「人間(じんかん)」とは日本で言う人間(にんげん)の事ではなく、世間(せけん)という意味です。
「塞翁」というのは、城塞に住んでいる「翁(おきな)=老人」という意味です。

「城塞に住む老人の馬がもたらした運命は、福から禍(わざわい)へ、また禍(わざわい)から福へと人生に変化をもたらした。まったく禍福というのは予測できないものである。」
という事です。

 

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