蜘蛛の糸

この糸は何処に繋がっているのだろう・・・。
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ラーメン屋での緊張感

2017-10-27 01:56:08 | Weblog
先日、Twitterのタイムラインをチェックしていたら。近所にラーメン屋が出来ていた。。。
少し分かりにくい所なので知らなかった。。。

都合よく休みだったので行ってみた。

昼1時と言うのに店の前の2台の駐車場は空いていた『ラッキー♪』と思い駐車して店内に、、、。

「いらっしゃいませ!」と店主と奥さんだかアルバイトの女性が威勢よく迎えてくれた。

ただ客は居ない。。

狭い店内(6坪ほど)店での大声で迎えられると、、、

なんか気まずい、、、、、、。

入り口横にある券売機で、濃厚醤油ラーメンのボタンを押す。

お姉さんが券を受け取り。

「濃厚醤油頂ました~~!」

と叫ぶ、、、、、

「なんか気まずい」が加速する。

店内は意識高い系を目指して居る様で「ゴルゴ13」や「週刊文春」などの雑誌は無い。。。。

店主はラーメンを作り始める。 お姉さんはそれを見つめる、、、、。

私はバックから文庫本を取り出し緊張を逸らせる。。。

よく解らんけど、緊張してきた。。。。。

本のページは進まない、、、、。

店主は茹で窯を凝視している。お姉さんはと、見てみると目が合ったので慌てて目を逸らした。。。

なんだ、今、この、ラーメン屋は異空間で我々3人だけが切り取られて居る感覚。。。。。

客は相変わらず来ない。。。。

物音がしたので入り口を振り返る。。。。。

昨日の台風の残りで風が強く窓を叩いただけだ、、、。

それを2度程繰り返す。。。。

店主は湯切りを始めた。。。。。

あと少しだ、、、あと少しでこの圧迫感から逃げ出せれる。。。。

ラーメンが出来れば、この状況も変わる。

私は文庫を見ながら店主の動きを観察している。

完成したようだ、、、、。

お姉さんがラーメンを運んでくる、、、

「お待たせしました!」

と、緊張の店内に響く。。。。

私は「はい。」と答える。

気まずいのだがスマホで写真を撮った。。。。

時が止まった気がする。 

だが私もブログを始めて12年、フォロワー数は2人だがインスタもやっている。

写真は撮らなければイケナイ。 半分仕事みたいなものなのだ。


食べる。。。

最近、増えてる「ブシ系」って奴だ、、、。 カツオ節がメチャメチャ濃い。。。。。

「濃厚醤油ラーメン」と書いてあったが濃すぎる、、、、。

麺は中太ストレートのしっとり系なので私の好みだ、、、

『しかし、これだけの鰹節を使い濃厚にして居て原価的に大丈夫なのか??』

と店主を再び見ると店主は何も入って居ない茹で窯をジッと見つめて居る。

お姉さんは、どうしているかと見ようと視線を移そうとすると、、、。

焦点が合う前に私のラーメンの食べっぷりを観察して居るのを察知し目を文庫本に戻した。

お姉さんは勿論、店主も湯気を眺めてる振りして居るが。

私がどの様に食しているのかを観察しているに、きっと違いない、、、。
(人間の視野角は200度あると言われている。)

私は観察される側に人間なのだ、、、、。

しかし、店内に新しい客はまだ来ない。。。。。

麺はあと少しだ、スープはあまりに濃すぎて飲み切れるレベルでは無い。。。。

これはどう考えても「つけ麺」用の濃さだ!!


麺を完食がゴール設定で、、、

完食!!


読むと無く、見ていた文庫本をバックに仕舞わずにさっさと出て来た!!

背後からは「ありがとあした~~~!!」 の大きな声が聞こえた。

疲れた~~~。



旨いと言えば旨いんだろうけど。ここまでクセの強いラーメンと言うのは話のタネにはなるだろうが

思い出して2回目食いに行こうとは思わないんじゃないかな?

と言いうか、ここまで狭い店で圧迫面接みたいな空気感になると行きたくなくなる。。。。

ただ、狭い店でお客が居なくて親父が無口でも居心地がいい店は有る。。。。

違いは何なんだろう??

ちなみに、こんな感じのラーメン。

そもそも色からして、これを醤油ラーメンと呼んで良いものかどうか?
コメント
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