「管鍼法」は「ハリ」ではない。
即席刺激療法だ‼ ③
「本来のハリ」はひとつしかない。
「ハリの起源」にしっかりと基づき
中国古代の医人たちが「鍼経・九鍼十二原第一」に
書き残した「刺し方」を正しく受け継ぐこと。
これを土台に、真の学問を築くしかない。
これまでの「鍼灸学」はすべて、
文献学者の言説の単なる「継承」であった。
実地の「ハリの医人」ならば、
当然「経脈の流れる体表」にしか
刺すわけがない。
すべての誤りの根源である「直視の誤読」など
ある筈がないのである。
わが恩師・丸山昌朗先生は、
しっかりとした漢学の素養の上に立ち「基本的な誤読」を指摘された。
しかし、50年前には、誰ひとりこの「問題性の大きさ」を理解できなかった。
私は、やっと四年近く前のある朝の
驚くべき自己治療体験によって
「丸山先生の偉大さ」を実感させていただき、
過去の「鍼灸学」の「学びなおし」を始めた。
そして、江戸時代に「管鍼法」全盛の時代に
「ハリは縦にまっすぐ刺すより横に刺す」・・・
と「横刺」の方が「管鍼法」による「直刺」より
「10倍の効果がある」と主張された「鍼術秘要」に出会い、
「横刺」から「浅刺・置鍼」の確立へと進んで来た。
その「自己治療体験」で
ハリの鎮痛効果は、
針先が皮膚の表皮に触れる
と同時におこることを体験した。
この事実が、
本当の新しい「ハリ医学」の根底である。
この解明と「管鍼法」の問題は(次回に続く)
iタウンページ ↓
☎ 028-633-1866
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます