碧泉流

Hekisen-ryu 中国山東省青島発祥の中国茶道の流派です

第1回 勉強会~東方美人~

2011-11-20 15:40:59 | 青島本部
11月17日(木)、第1回の勉強会が開かれました。
うれしいことに、16名の方が参加してくださいました

まずは茶席コーディネートと表演の披露です。

テーマ:霜葉~紅葉(こうよう)~
漢詩 楊万里<秋山>
“小楓一夜偸天酒、却倩孤松鞍掩醉容”より
音楽:秋風詞(古琴)







この漢詩の意味は、
“楓が一夜にして紅葉してお酒を飲んで顔を赤らめているようだ。
それを恥ずかしがって紅葉が松で顔を隠している。”
というような意味です。
そのため紅葉と松で飾りました。


後半はもうひとつの茶席

テーマ:オリエンタル・ビューティー
音楽:阿拉木汗(女子十二楽坊)







一つ目の茶席とは違う茶席にしました。
花や色使いがまったくの正反対。
オリエンタルな感じを出しました。


さて、今回の勉強会のメインは東方美人の飲み比べです。
三種類の東方美人を用意しました。購入元は以下の通りです。

碧泉流
青島緑香亭茶院
Herend

まずそれぞれ7g用意し、お湯を注いで30秒待ちます。
その後公道杯へ出し、色、香り、味、茶葉を比べます。


皆さん、真剣に飲み比べをしてメモしていきます。






全部で5回まで淹れて飲み比べをすると、それぞれで差がはっきりと出ました。

は色が一番薄く、味も香りもしっかりと残ります。
結局5煎目まで味、甘いフルーティな香りが続きました。
お茶を淹れる前の茶葉はかさがいちばん多かったです。


は1煎めから甘いフルーティな味と香りが出ていました。
2煎目から味が変わり、香りも薄くなってきました。
茶葉の中に白い茶葉が一番多く入っていました。


はとても濃い色と渋みがありました。
味が紅茶にとても近いと感じました。
5煎目になると渋みは消えましたが、香り、味ともに消えていきました。
茶葉が小さく、砕けていました。



同じ東方美人でも違いがはっきりと出たことに、
改めて驚く結果となりました。
1番人気は。次はの順でした。


会の終了後、出席された皆さんから、「楽しかった」との声をいただき、事務局一同、喜んでおります

また初めての勉強会だったので、至らないところもあり、皆さんのご協力で無事終えることが出来て感謝しています。ありがとうございました。


さて、今回は表演を披露してくれた事務局メンバーのほかにも、出席された方々にもお茶を淹れていただきました。
また飲み比べでも皆さんにご協力いただきました。
お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました

最後にスナップこれくしょん



~お知らせ~
今回飲み比べした東方美人の中で、
碧泉流の茶葉をお分けすることが出来ます。
詳しくはメールにてお問い合わせ下さい。


3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ステキ! (kmyo)
2011-11-21 11:24:52
東方美人の会
想像以上に素晴らしかった~

テーマ、楽曲…
もう本格的な勉強会!!!です。
老師も参加されたんでしょうか…?
あぁ、本当に残念です。

私もそろそろ動き出すよ~
詳細はメールで
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感想おそくなってしましまいました (rixia)
2011-12-11 22:57:42
それぞれの茶席にテーマがあるんですねなんて素敵なんでしょう!!それぞれ全く違った雰囲気なのに、東方美人のイメージにぴったり
コーディネートされた方のセンスがきらっ
また次回を楽しみにしています!!
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次回の茶席は・・・ (ブログ管理人F)
2011-12-12 17:06:26
rixiaさんお久しぶりです。
次回「大紅袍」は、rixiaさんご存知のお2人が茶席を作られますよ。
楽しみに待っていてください。
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