
ずっと飲んでみたかった"月光白"。
私の持っている茶葉図鑑『中国茶品鉴图典220种』では
白茶のページに掲載されているので
ずっと白茶なのだと思っていました。
別名"月光美人"。
名前の由来は諸説あるようです。
一芽一叶のこのお茶、
白豪の多い美しい弓なりの芽を三日月、
葉の黒い部分を闇夜になぞらえ月光白と呼んだという説。
それから、製法にも関係しますが、このお茶、加工工程は萎凋だけ。
それも日光ではなく摘み取った葉を月の光に晒して水分を飛ばし
発酵させるというもの。
また、現地では若く美しい娘さん達が摘んでいたということで、
月光白、別名、月光美人と呼ばれたという説。
名前だけ聞いても憧れちゃうわけです~!
圧縮茶の状態のものが、お茶好きの方の間でも流行っているそうですね。
先日、王さんのお茶屋さんで中茗道オリジナル月光白の散茶を入手することができました。
王さん、
「よく白茶と間違われているけれど、これは普洱茶よ」
と熱く語ってくださいました。
それもそのはず。
現地で摘みとられた茶葉を選び、混ぜられることのないよう
自ら製茶までを夜通しで行う、という徹底して仕入れられたお茶。
お話を聞いてから、図鑑をよくよく読んでみると
ありました…
月光白は、普洱茶古樹の芽と葉を用いて作られるが
厳密に言えば加工工程は普洱茶とは異なるため、
普洱茶生茶の中でも特殊なお茶と言える、そうな。
バシリと一括りに出来ないところも面白いですね。
写真は、左から
古樹普洱生茶(黒茶)・月光白・白豪銀針(白茶)
を並べたもの。
見比べたり香りを嗅いだり、夜な夜な遊んでおりました。
貴泉