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碧泉流

Hekisen-ryu 中国山東省青島発祥の中国茶道の流派です

新高級班さんと

2016-03-11 21:40:22 | 青島本部
昨日は、4月開講予定の新高級班の皆さんをお招きしました。


前回の高級班さんから、ご希望により高級テキストの翻訳版を販売しています。
翻訳者さんとこれまでの事務局スタッフの方々の努力の結晶ですね。
こちらは中国語テキストの内容そのままの翻訳なので、かなりの量があります。
翻訳してくださった碧名さんの方で、さらに内容を絞り込み、
読み物として、より読みやすいようにしたものを作成いただく予定です。
また、完成いたしましたら過去に受講いただいた皆さまにご案内させていただきます。

この日、新高級班の皆さんにはテキストをお渡しし、
授業の様子や試験時の茶席、レポートなどへのご質問に答えつつ、
大半はひたすらお茶を飲んでお菓子を食べて、ただただおしゃべりを。
この時間が本当に好きで、お茶のお手伝いをさせていただいてると
言っても過言ではありません。


今回からは、崂山区の老師のお教室での授業となります。
他の老師の方々もいらっしゃいますし、立派な中華様式の家具など
素敵な空間で学べて、中国文化をより身近に感じることができるのでは
ないでしょうか。
過去に受講の方は聴講可ですので、ご希望の方はご連絡ください。



貴泉


中洋折衷

2016-03-09 09:05:46 | 青島本部


昔、雑貨なども仕入れてPOPを作成したりする仕事を
していたこともあり、ここ中国のいいものを見つけると人に
お勧めしたくなる、性分があります。
あと、ディスプレイするように見せて収納する方が、
茶器も綺麗に見えるからついつい新しいものは出して棚に並べたり、
あーでもないこーでもない。
多分女性が自宅で服を取っ替え引っ替えファッションショー
する感覚なのだと思います。

中国では物の質が日本のように約束されていないので、
外れることもありますが、タオバオでのお買い物は
なにせ量も多く、支払い方法なども優れていて便利で楽しいです。

最近購入したのは、胡桃の木の茶盘。
パンを置いたり、色々使いまわせそうで購入しました。
洋食器と茶器を合わせて、デイリーな中国茶の楽しみ方もぜひぜひ。

もし、POPをつくるなら、中国紅茶がヨーロッパへ渡ったことや
陶器がchinaと言われていることなどを織り交ぜて
中国紅茶と茶器を毎日の普通の暮らしに取り入れてもらえるよう
ご紹介したいなー…。

と、いつかやりたいネットショップなどを妄想しています。


ただいま送別の春。
連日送別会で楽しくせつないですが、
この春ご帰国の方と一緒に今から弾丸ツアーで朝一のお茶屋さんへ行ってきます!



貴泉

凤凰单丛・鸭屎香

2016-03-07 08:48:03 | 青島本部
先月末にお茶屋さんへ行ってきました。

帰国なさった方ご希望の老白茶をお目当てに、
今回も色々試飲させていただきました。

印象的だったのは、凤凰单丛(青茶)です。
前回、試さずにいた杏仁香はガッサリと買い占められて
売り切れてしまったそうです。とても残念。
そして、今回いただいた单丛。
ん?蜜兰香?皆不思議そうな表情。
答えは、なんと"鸭屎香"だそうです。え!鴨の糞~!?
まだまだ勉強不足で知らないため、
なんだか名前にドン引きしてしまった私たち。
老板もそれ以上説明はなさいませんでした…。
反応も悪い上、私たちの語学力では名前の由来まで
通じないと思われたのかなぁ。せつないですね。
もともと花香より果香の方が好きな私には、
華やかすぎずでなかなか良かったのですが。

この鸭屎香。名前の由来が面白い。
昔々、とても美味しい茶葉の樹を見つけたおじいさんが
誰にも取られたくなくて、絶対に皆が欲しがらない名前を!
と、いうことで付けたそうです。
その発想、小学男児か!と、突っ込みたくなりますね。

その他には、普洱红茶もいただきました。
が、いただくのは二度目らしいのですが、
やはり好みでは無かったのですね、
今もちょっと特長を覚えておりません…。
それからとっても綺麗な再加工茶。
こんなのもありますよ、と見せていただきました。
玫瑰普洱。それから白いのは茉莉普洱、
大きなピンクのお花のものは牡丹普洱。

華やかで、わぁ~っ!と声をあげちゃうものの
こちらも好みではないと思われるので見るだけ。

他にも色々いただきました。
その中で今回一番嬉しかったのは炭焙鉄観音でしたが
そちらはまた後ほどご紹介いたします。


貴泉

お腹の風邪には

2016-03-05 12:54:48 | 青島本部


この1,2週間、日本人学校では、お腹風邪が猛威を奮っていました。
あまりにも瞬発力のある拡がり方。クラスの半分近くの子がお休みするという事態でした。
とにかく野菜をたくさん摂って、良く寝て、緑茶緑茶と努めておりました。
おかげで、風邪は引いていませんが、
三寒四温真っただ中、今朝は寒さのせいか少し調子が悪く感じたので、
朝がパン食で飲まなかった分、慌ててお昼に緑茶を淹れました。

老師に教えていただいた胃腸風邪の時の緑茶の飲み方は、
"熱湯で淹れる"
これだけです。
初期であれば治るよ、と教わりました。
それから、"病は気から"。プラセボ効果も期待して子ども達には
「毎朝緑茶飲んでるから風邪知らずやねえ!」と、刷り込んでおります。

今日の お茶は頂き物の竹叶青(緑茶)。
四川省の世界遺産でもある峨眉山で、早春に摘まれる緑茶です。
葉がとても美しくて、お味も大好きなお茶。

日本語表記だと、竹葉青。
青々とした瑞々しい緑色で竹の葉のような形で、ぷっくりとしています。
もともと峨眉山万年寺の僧侶によって伝承されてきた栽培法製茶法に
基づいて、60年代から大量生産されるようになった銘茶です。
軍の将軍が峨眉山に赴いた時、僧侶から振る舞われた1杯のお茶が
とても美味しく、まだ名も無かったこのお茶に竹叶青と名付けたそうです。

すごく美味しいこちらを、もったいないのですが熱湯で淹れさせていただきました。
通常の80度~85度くらいで淹れると、爽やかな味わいの中に
ほんのりお豆のような栗のような香りを感じるのですが、
熱湯で淹れると、少しの渋みの中にサンザシのようなキリッとした香りを感じました。
葉底も本当にきれいですね。



貴泉

行ってみたい誠品書店

2016-03-04 14:19:35 | 青島本部
行ってみたい国・土地は数ありますが、
中でも、ここは今じゃなくても日本に本帰国したとしても
行くだろうから…、と大事にとっている場所が台湾です。
その中でも、行ってみたいのが台湾を代表する書店"誠品"グループの
展開する"誠品生活"。

代官山や大阪梅田の蔦屋書店がモデルにしたとも言われる誠品書店。
台北松菸のハイセンスなこちらの誠品生活には、
日本からビームスも入っているそうですね。
本×ライフスタイル、といった所でしょうか。
3階は、茶と書籍のフロアだそうで、なんと台湾らしく
台湾茶カフェが10軒も点在しているのだとか。
本好き書店好きお茶好きの私にとっては
きっと1日入りびたれそうな夢の場所に違いない…。

茶館と違って、カフェという切り口で若者に訴求するというのは、
本当に素晴らしいなあと思います。
ここ中国にいても、中国茶を飲まない中国人のお友達もいるくらいです。
私は中国茶も好きですが、コーヒーも好き。
豆は挽いたものをちゃんとハンドドリップしたい。
でもそんな風に、
中国茶の美味しさや、健康への効果、美しい茶器、
そういったものを、コーヒーくらいもっと多くの人が
身近に楽しめるようになると素敵だなぁと思います。



写真は、ものすごーく久しぶり、何年かぶりに行った书城の
中国茶、茶芸などのコーナー。
ダークな色の書棚にゆったり使った平台のスペース。
店内が、少しオシャレになっていました。
真似したのかな?
座って読めるスペースもありましたよ。


貴泉