老師が、こちらの碧泉流ブログを中国の方にご紹介くださっていましたので
日本でのお茶にまつわることも少しずつご紹介出来たら、と思います。(日本語ですが…)
京都では、何はともあれ宇治茶です!
かの栄西。宋に渡りお茶の種を持ち帰り、建仁寺を建てて…。
その建仁寺境内には記念の茶碑が今もあるそうですが
美味しくも面白くもないことに子どもは付き合ってくれませんので諦めて、
まずは美味しいもので釣りましょう。
阪急河原町駅を降りて、四条大橋を渡って少ししたら右手にあるのが「祇園辻利」。
ここで白玉やあんこ、黒蜜たっぷりの抹茶ソフトクリームを買ってテイクアウトしたら
鴨川沿いをソフトクリーム食べ食べ三条大橋までお散歩です。
その後は、京都市役所を目印にして「一保堂」と「柳桜園茶舗」へ。

一保堂さんには喫茶室もある上、週末は無料でミニ講座があるそうです。
今回は、連休の人混みを避けて平日だったのが残念!
本格的なお茶の教室もあるそうで、一時帰国では厳しいけどいつか行ってみたい。
こちらのお店は、建物の佇まいもさることながら、
お茶を入れる古めかしい甕が並んでいたり、と和のお茶屋さんの風情たっぷり。
また外国の方にも分かるよう英語表記で淹れ方が書かれた、
一回ずつの煎茶や玉露などがあり買いやすいと思います。
続いて、すぐ近くにある柳桜園さんへ。

お目当ては鳥獣戯画の絵でお馴染みの、かりがね焙じ茶です。
青島で、評茶の受講時中国の方と好きなお茶の話になりました。
火入れの強い武夷肉桂が好きとお話したところ
「私もなんですよ」と、後日武夷山にいるお知り合いの茶農家さんが作られた
肉桂をくださった方がいらっしゃいました。
その方にぜひ飲んでいただきたくて買いにいきました。

中国茶は、たくさん試飲させてもらえるけれど、
日本茶はあれもこれも、というわけにはいかないのですね。
中国茶、日本茶に比べて高いだけのことはありますね。
でも、どちらのお茶屋さんでもその日のお勧めのお茶をいただきました。
中国緑茶は同じ緑茶と言っても、日本茶の味わいある渋みとは全くかけ離れたところに
良さがあるお茶。久しぶりにお茶菓子なしの煎茶や、初めての玉露をいただいた
子供達にこっそり後から感想を聞くと、「苦い…」とのこと。
あら、いつの間にか中国現地化していたのね、というのが発見でした。
嗜好は、毎日の積み重ねによって作り上げられるものですね。
貴泉