ハイドンとおしりかじり虫

ナースステーションには小さなＣＤラジカセが置いてある。
Ｙ看護師が図書館で借りてきたオルゴール音楽（なぜかウェディング系）がよくかかっているのだけれど、実はこれ、みんなからは評判があまりよくない。
だって眠くなっちゃうんだもん。

なので、時々自分の好きなＣＤを持っていって、自分が仕事をしているときにかけている。
でも、夕方とかは曲によっては仕事せずに飲みに行きたくなったりするので、そのへんは気をつけないといけないんだけど・・・

最近はハイドンのチェロコンチェルト１番がお気に入り。
特に３楽章は元気がわいてくるので、このところの朝のテーマ曲になっている。
聴いているＣＤはロストロポービッチ氏のものだけれど、このハンナ・チャンは実に楽しそうに弾いているのが良い。




今朝、この曲をナースステーションでかけていたら、みんなが寄ってきた。

「いい曲ですね！なんて曲ですか？朝から元気がわいてくるなあ」

『でしょう？車の中でもかけて、気持ち盛り上げて仕事に来てるのよ』

「いいなあ・・・あたしもこんな曲かけたいですよ。ウチの車は今“おしりかじり虫”ですから」

おしりかじり虫！
あれを初めて聴いたときは、なぜか子供の頃のギョウチュウ検査を思い出した。
なにせウチの母親はあの青いシールをぎゅうぎゅうとアタシのお尻に押し付けたもんだから、まるでかじられてるみたいに痛かったんだよね。
ホントに嫌な検査だったなあ。