近くの公園でジョウビタキが見られる季節になってきました。
ジョウビタキのオスは愛称でジョビオ、メスはジョビコと呼ばれています。
オレンジ色の姿をした温かみのある冬鳥で、中国やロシアから渡ってきます。
人里近くで行動し、縄張り意識が強いので、比較的に観察しやすい鳥です。
秋は木の実を食べたりしますが、冬は越冬する虫類を食べるので他の小鳥たちのように群れで行動することはありません。
頭は灰色で顔は黒色をしています。
翼に白斑があり、紋付き袴の紋に例えられます。
ちなみにこの鳥をモンツキドリと呼ぶ地方もあるそうです。
ジョウビタキの名前のジョウは漢字で「尉」と表記され、能楽の翁を意味しますが、オスの灰色の頭が男性の白髪に似ていることに由来します。
また、ヒタキは漢字で「火焚」でヒタキ類のヒッヒッという鳴き声が火打石をたたいた音に聞こえることから名付けられたようです。
時々、ぴょこんとおじきをする姿がとても可愛いです。