野鳥観察時に遭遇したニホンカモシカ 2021-05-31 | 日記 野鳥撮影をしていると、時にはいろいろな動物に遭遇することがあります。先週末にキャンプ場でニホンカモシカに遭遇しました。 ニホンカモシカと視線があい、その後、森の中にゆっくりと歩いて消えていきました。
壁にしがみつくツバメ 2021-05-29 | 野鳥 身近なツバメを撮影しました。キツツキ類は木の幹に対して縦の姿勢でとまることができますが、ツバメは垂直な壁にしがみつくことができます。人間でいえば、ボルダリングをしている格好でしょうか。 写真のように両足趾による把持力と尾羽による三点支持にて、垂直の壁でも体を支えて姿勢を維持できます。ツバメはとてもポピュラーな鳥ですが、その姿をまじまじと見たことがない人も多いのではないでしょうか。つやのある紺色の羽色と喉の橙色とのコントラストが美しい鳥です。振り向いて周りの様子をうかがっている姿は可愛いです。
巣作り中のコサギ 2021-05-28 | 野鳥 シラサギは白色をしたサギ類の総称で、体の大きい順にダイサギ、チュウサギ、コサギの3種類と橙色の羽を持つアマサギがいます。巣づくり中のコサギです。細長いクチバシは一年中黒く、足指と目先は黄色ですが、繁殖期になると後頭部から2本の長い冠羽が伸び、婚姻色として目先と足指がピンクを帯びてきます。胸や背中のレース状の飾り羽が繊細で、とても美しいです。羽ばたいているシーンからです。すねからももにかけて細いながらもたくましい筋肉をしています。
ハヤブサのつがい 2021-05-27 | 野鳥 ハヤブサのつがいが断崖にある木の枝にとまっているところを撮影しました。ハヤブサはメスの方がオスよりも体が大きいので、おそらくメスと思われます。ハヤブサは顔のひげ模様が特徴的です。アイリングが黄色で、お腹は白く細かな横班が入っています。クチバシ基部を覆う肉質の部分は蝋膜(ろうまく)と呼ばれ黄色をしています。まだ抱卵はしていないので、これから繁殖に入るものと思われます。もう片方より体が小さいのでオスと思われます。猛禽類らしく凛々しい風貌です。
砂浜で採餌中のキアシシギ 2021-05-26 | 野鳥 キアシシギはロシアで繁殖し、オーストラリアなどで越冬する旅鳥です。名前の由来の黄色い足と胸の横斑が特徴のシギです。「ピュイー、ピュイ」などと澄んだ声で鳴きます。クチバシは黒く、その下クチバシの基部には黄色味があり、真っ直ぐな形をしています。体の上面は灰褐色をしています。シギ類の中には夏羽になると派手になるものもいますが、キアシシギは胸の横斑が目立つようになるぐらいです。足は短いのでずんぐりとした横長体型に見えます。
コアジサシの飛翔 2021-05-25 | 野鳥 コアジサシは夏鳥として本州以南に飛来し、海岸、河川、河口、湖沼に生息します。ダイビングをして水面近くの魚を捕食します。コアジサシは身近なアジサシ類でしたが、近年繁殖環境の減少によりその数が減ってきている鳥です。河川敷から遥か中洲の上空を飛んでいるコアジサシを撮影しました。連続写真です。クチバシは黄色くその先端は黒色、過眼線から頭頂、後頭部にかけて黒色、額と体下面は白色、体上面は淡い灰色をしています。
巣作り中のアマサギ 2021-05-24 | 野鳥 コロニーで巣作り中のアマサギです。頭部から胸、クチバシ、背中の橙色が緑色の背景によく映えてきれいです。他のサギ類もそうですが、首を縮めている姿と伸ばした姿とでは印象が全く異なります。顔を足で掻いている姿はなんだかひょうきんな感じがして可愛いです。口には巣材の枝をくわえて、巣作りに余念がありません。
幸せの青い鳥 オオルリ(2) 2021-05-23 | 野鳥 樹上にいるオオルリを撮影しました。オオルリはウグイス、コマドリと共に鳴き声が美しい鳥「日本三鳴鳥」のひとつです。さえずりは複雑でカタカナ表記しにくいのですが、「ヒーリーリー」とキビタキより伸びやかに鳴き、キビタキのピッコロに対してフルートに例えられます。さえずりの最後に「ジジッ」といった声がよくはいります。 オオルリは枝にはやや立ち姿勢でとまりますが、木の上の方でさえずるため、撮影は見上げる格好になります。また、オオルリの上クチバシの先端はモズほどではありませんが、やや鉤状に曲がっています。頭や背中の青色とお腹の白色とのコントラストが美しい鳥です。電線にとまっているオオルリです。
水田で採餌中のタカブシギ 2021-05-22 | 野鳥 タカブシギは春と秋に水田や湿地などの淡水域に飛来する渡り鳥です。タカブシギという名前は尾羽にタカ類の鷹斑(たかふ)と呼ばれる模様があることに由来しているそうです。タカブシギが水田で採餌しているところを撮影しました。泥の中のミミズや虫、貝類などを捕食します。夏羽は頭部から胸にかけて褐色の縦斑があります。足は黄色です。クサシギに似ますが、タカブシギは体はやや小さくクチバシは短めで足は長め、体上面の白斑が大きいのと白い眉斑が明瞭などの違いがあります。まぶたを閉じながら鳴いている姿が可愛いです。いつもお尻を上下にフリフリしながら餌を探しています。
アマサギの羽色は飴色 2021-05-21 | 野鳥 アマサギは夏羽の橙色が美しいシラサギで、夏鳥として本州に飛来し、九州などの暖かい土地で越冬します。橙色の羽色を亜麻色と表現することもありますが亜麻色はベージュで色調が異なります。飴色が名前の由来と言われています。トラクターの後を追って、餌を採る姿をよく見かけます。コサギとほぼ同じ大きさで、頭や胸、背中が橙色をしています。首はシラサギの中ではやや太くて短い印象です。時に大股で歩きます。餌を狙っている姿勢です。正面から見ると頭が平べったいです。カエルやバッタを好んで捕食します。背中には橙色の飾り羽があります。顔を拡大してみました。クチバシは橙色ですが、婚姻色になるとクチバシや目先が赤みを帯びるようになります。
笹の葉模様のササゴイ 2021-05-20 | 野鳥 ササゴイは日本には夏鳥として飛来するサギの仲間です。羽縁が白く縁どられて笹の葉模様に見えるので、この名前がつけられています。 上空をトビが旋回していたので、首を長〜く伸ばして警戒しています。ササゴイが水路で飛び移るシーンからです。
樹上でさえずるキビタキ 2021-05-19 | 野鳥 春と秋の渡りの時期には標高の低い丘陵や平地でもキビタキのような夏鳥を観察することができます。春には越冬地の南国から繁殖地の山地に向かう途中で、秋には繁殖地から南国に向かう途中で出会うことができます。秋にはその年に生まれた幼鳥に出会えるかもしれません。キビタキはその姿も声もとても美しい鳥です。「ピーリ、ピッピュルリ」とさえずり、「ピッピュルリ」の繰り返しが特徴的で、実にリズミカルです。ちなみに地鳴きは「ヒッ、ヒッ」などと鳴きます。大きく口をあけてさえずっているシーンからです。キビタキはさえずる時には黄色い腰の部分が膨らみます。
雨の日のユリカモメ 2021-05-18 | 野鳥 ユリカモメが雨の日に海岸を歩いているシーンからです。黒い頭巾を被ったようなユニークな顔立ちと白く縁取られた目が可愛いです。ユリカモメのように第1趾を除く3本の趾に水かきがあり、このような形態を蹼足(ぼくそく)と呼びます。
夏羽のトウネン 2021-05-17 | 野鳥 トウネンは春と秋の渡りの時期に見られる小さくて横長体型のシギ類です。その名前は今年生まれた赤子のように体が小さいことに由来しているそうです。雨の降る中、波打ち際で採食中のトウネンを撮影しました。夏羽は頭から胸、体の上面が赤褐色で黒い軸斑があり、体下面は白色です。常に下を見ながらせわしなく動きまわり、クチバシで泥をつついて微生物が作るバイオフィルムを食べたりしています。頭を足で掻いている仕草は可愛いらしいですが、絶妙なバランス感覚です。顔の部分を少し拡大してみました。